94年のB級ニュース第1位は男女7人チャート式殺人集団!


 今年の海外ニュース・ベスト3

1 韓国の殺人ブーム
2 O・J
3 トーニャ・ハーディング大活躍

 ぼくの大好きな『ストラングラー』という映画がある。世界に冠たる大都市、ユーゴスラヴィアはベオグラードを舞台にしている(そう言えば、この監督何をやってるんだろうね)。「大都市の条件とはなんだろう? 高層ビルか? 渋滞か? 映画館の数か? いや、真の大都市の条件、それは犯罪である……ベオグラードが真の大都市となったのは、この連続殺人魔が登場してからのことであった」てなナレーションがあって、ベオグラード絞殺魔のストーリーが語られてゆく。まったくこれは正しい。そして、その伝で行くと、どうやらソウルは東京より一足先に、NY、LA、ロンドンなんかと肩を並べる世界の犯罪都市となったようだ。
 九月の末に摘発された”至尊派”は男女七人のグループ。「金持ちは敵だ!」を合言葉に殺人訓練にはげんでいた武闘派集団である。「みんなビンボが悪いんや! 金持ちを誘拐して殺そう! 目標一億円!」と考えて武器弾薬を収集。さらに「いきなりやって失敗するとマズイ」から、と通りがかりの女性をとらえて殺しの練習までしていた。一歩一歩ステップを踏んでゆくチャート式殺人集団である。結局内ゲバを含めて五人殺したところでお縄となったが、どこまで成長したか見てみたかった気もする。なんせアジトには死体処理用のカマドまで用意していたというのだ。捕まったあとも誰一人まったく悔悛の情など見せず、「もし釈放されたらまたやってやる」とか口々に言ってるのは立派だ。ちなみにグループ名は香港映画からもらったんだそうで。
 もうひとつ、あまり話題にならなかったけど、レベル的にははるかに上と思われる殺人者もいた。こいつが殺人マニアのタクシー運転手。今東西の有名事件をチェックした結果、一日で三十何人か殺せばギネス・ブックに載れることを発見したんだって。で、さっそく殺人を開始したが、二人殺して、二人未遂ってとこで逮捕。それにしても、こいつらのすさみ方はちょっとスゴイ。「映画からもらった」とか「めざせギネス」とか、人間を物体としか見てない徹底ぶりはまちがいなく世界でもトップクラス。何が韓国人をここまで駆りたてているのか、ちょっと知りたい気もする。
 しかし、ゴシップの世界では時の歩みは早い。一年の回顧なんて、どうもピンと来ないね。トーニャ・ハーディングがリレハンメルで嘘泣きしたのが今年のことだったなんて、とても信じられないよ! でも、もちろんぼくは忠実なトーニャ・ファンだから、たとえ百年前のことになろうとちゃんとチェックしてるよ。初夜の本番ビデオに引き続き、その後トーニャはB級アクション映画に出演。アクション・シーンでは見事なハイ・キックを披露した。GOGOトーニャ! 来年は『プレイボーイ』で頼むぜ。

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