−−映画に”グレゴリー坊や”ってカクテルが出てくるよね(どういうものかは、映画を見てのお楽しみ)。これって実際に誘拐された少年のことなんでしょ?
レブア そう、10年前にフランスであった事件なんだ。男の子が誘拐されて、川から死体であがった。母親が犯人じゃないかって投獄されたり、父親が義理の息子を殺したりいろいろあって、10年間フランスのマスコミは騒ぎっぱなしだった。おかげで、くだらないジョークもいっぱいできたんだよね。
−−ベンが人殺しの仕方を事務的に説明するでしょ。死体の沈め方とか。あれってすごくおかしいんだけど、どこで調べて来るの?
レブア (笑)目茶苦茶言ってるだけだよ。
−−なんだ。じゃ、あの通りやっても人殺しはできない?
レブア (笑)うーん。意外とうまくいったりして。やってみたら?
−−やらないって。ところで、殺人鬼を追いかけるドキュメンタリー映画って、どこで思いついたの?
レブア テレビってすごくのぞき趣味で、他人のプライバシーに土足で踏みこんでくるでしょ。それがまた安易に受けている。どんどん悪い方に向かってる気がするんだよね。暴力シーンとかばっかり追いかけて。そういうのの一番極端なかたちをやってみたかったんだ。実際、フランスじゃあ、殴り合いをして殺されかかってる人を、助けようとしないで、カメラが撮ってるだけって事件があった。まあ、最後には助けたんだけどさ。
−−でも、日本じゃ本当に殺されたこともあるよ(豊田商事・永野会長刺殺事件のこと)。
レブア それって日本じゃ『ありふれた事件』なの?
−−ちゃんちゃん。