◎今月のお仕事 『コリン・マッケンジー物語』(デレク・スミシー パンドラ)発売中。
『子供の森・完結編』(もりしげ オークラ出版)に解説を書きました。子供は読まないように。犯罪だから。
〈メンズクラブ〉12/10売号よりファビュラス・バーカー・ボーイズ連載。いつまで続くか?(笑)
いきなり村崎百郎からFAXが入っていた。別に頼んだわけではないが(笑)お受験殺人についての雑感を知らせるものである。いや、2chとかで「全部作りらしいよ」なんて言ってる人たちに見せてあげたいよ、これ。とりあえず
私も最初に春奈ちゃんが行方不明になったというニュースを聞いた時は、「文京区」という場所柄、「柳下さんも遂にやったか!」と一瞬期待しましたが
ってのはやめろ(笑)。
4時半ごろ静岡経由で清水着。
7時。清水マリンビルにて渡辺文樹の『ハラハラとけー』。
11時半東京帰着。
というわけでついに文樹と第三種接近遭遇成功。詳しくは秘宝の次号を見てくれ! オレが言いたいのはただひとつ、口開けて映画を入れてもらうのを待ってるだけじゃ映画評論家はつとまらねえってこったよ。自分から映画を探しに行かなくちゃならねえんだ。いや、それだけじゃない。自分で映画になるんだよ! 大森望もそんなヌルイこと言ってねえで、映画になれるよう努力するこった。
『危ない28号#5』(データハウス)届く。ありがとう村崎さん。
いっぺん家に帰ってチャンピオンシップを見てから高田馬場へ。なんか雑破業が堺三保に関してぼやいていた。まあいつものことだ。自業自得ともいう(なお、この話を堺に言ったら堺本人が「そんなん自業自得や」と言っていた。なんてひどい奴だ)。
『男の出産』(松久淳 河出書房新社)いただく。半年早けりゃ町山にやったんだけどね。
高井戸にまわってSF乱学講座。今回は「アメリカ映画のある種の傾向」と題し(たわけではないが)『マトリックス』と『ファイト・クラブ』とトレンチコート・マフィアの話をする。いつもしてるような話なので特に準備もしてかなかったんだけど、やっぱ台本きちんと作っておかなきゃならなかったな。最初に『マトリックス』はいかにペダントリックな話であって、しかしそのペダントリーには全然意味がない、ということを言っておかなければならなかった(忘れていた)。あと、世界への違和感はぼくも共有するものであり、それを解消するために妄想の中に生きることを主張しているのだということ。
お客として堺三保、風野春樹ご夫妻らが来てくれた。
秘宝にベスト10送る。
かつてフランクフルターは「夢見るだけじゃ駄目。自分でならなきゃ」と歌った。思えば映画に近づくために、ぼくは批評を書きはじめたはずだった。書くことで映画の一部になろうと思っていたのだ。でも、ただ試写室に来る映画を見て評を書いてるだけで映画に近づけるわけがない。みずから行動しなければ映画は近づいてこないのだ。だから自分からフィクションの中に飛びこみ、現実と虚構の境目をかきまわしてまぜこぜにしてやらなきゃならない。そういうことを考えた一年。
なんとあの人からクリスマス・カードが!
その足で恵比寿に出かけ、ガーデンプレイスでミステリ翻訳系忘年会。翻訳家や編集者が情報交換をするところなんだが、みなぼくの顔を見ると「今訳してる本に〜って調子の殺人事件が出てくるんですけど、これ実在なんですか?」って訊いてくるのはなぜだ。大森望をつかまえて『ブギーポップ』を「なかなかいいよ」と言っていた件について追及するも、大森と議論してもラチがあかんということを再確認するだけの結果に終わった。だって何に対しても、いちばんダメなところをとりあげて「そこがいいんだ」って言い張るんだもんなあ。
『むずかしい愛』(柴田元幸編 朝日新聞社)、『愛』(ウラジミール・ソローキン 国書刊行会)、『愛奴』(前田寿安 青林工藝社)買う。愛の本ばかり。「愛を乞う人」って感じですか?
パルコ・ギャラリーでジョン・ウォーターズの写真展。なぜかオープニングに招かれていたのでXマスプレゼントを持って出かける。写真はなかなか楽しいのもあって、一点ぐらい買ってみるのもいいかもしれない。それにしても顔を見たとたん「やあ、なんかオウムのボスが釈放されたんだって?」と言われたのには参った。そんな話をジョン・ウォーターズからふられるとは(笑)。ミイラ問題についてはもちろん知っていたよ(トホホ)。