あとはアラブの奴だけ(ダイアン・ソーン関係)
◎今月のお仕事 『ぴあ』の映画オフシアター欄の隅っこでコラム連載
『バットマン:ダークナイト・リターンズ』(フランク・ミラー 小学館プロダクション) 5/27発売予定
4/25(土)
エルモア・レナードの『タッチ』を読む。驚いたのは、映画で見て?と思った部分はすべて原作通りだったということ。ポール・シュレーダーの映画化って原作そのものだったのね。ヒロインにブリジット・フォンダを選んだのも原作のイメージ通りではないか。エプロンの下にパンティをはいているのまで原作に描写してあった。自分がいかに紋切り型の思考をしているか、をちょっと反省。
4/26(日)
日曜日って最近うちにこもってばっかり。
4/27(月)
2時。四谷の文化放送へ。「吉田照美のやる気マンマン!」出演。まあ20分ばかりだし、台本通りに喋っていたら終わってしまったよ。かけあいのタイミングがわかってきたころにはさようなら。帰りに文鳥堂に寄って『キングダム・カム』(アレックス・ロス&マーク・ウェイド 小学館プロダクション)と『ショートカット松沢呉一#16〜18』買う。あと月プレも。ごめん、ジンジャー・スパイスのヌード見たかったの。『キングダム・カム』は傑作なんだけど、うーん、やっぱ解説が欲しい。
4/28(火)
頑張って早起き。朝11時に家を出て都営線を乗り継ぎ、都庁前から5分ほど歩いてパークタワーへ。12時からイメージフォーラム・フェスティバルで帯谷有理の『厭世フフ』。妻がピアノひいてるので……でも帯谷さんの映画は前から好き。すっとぼけたユーモアがあるし、女の子がすぐ脱ぐから。『毛髪歌劇』で有名になった帯谷だけに体毛へのフェティシズムがあふれかえっている。在日の女の子の脇毛がすっごくエロチックだ。でも、今回は歌がなくてちょっと残念(家に撮影に来たときは歌ってたんだけど、編集でカットしちゃったみたい)。ちなみに中で主人公たちが車泥棒をするシーンがあるんですが、あそこで使っていた手口は釜ヶ崎で本職の人から教わったんだそうです。ということでその道に興味のある人はぜひ見に行きましょう。上映後帯谷、プロデューサーの西村隆らとお茶。
西新宿まで来ているので、とビデオマーケットに寄る。『女体拷問人グレタ』があった。いい値段がついているんだが、まあ一期一会ってことで買ってしまう。ひええ。なお、おまけで『食人大統領アミン』がついてきました。あとNINのブートもくれた。もうかった、かな?
4/29(水)
朝起きるとへろへろと朝飯を食って洋泉社へ。映画秘宝の新刊バカ特集のために町山と国際電話トークをするのだ。まあ1時間くらい喋れば終わるだろうと思ってたんだけど、ぜーんぜん。途中中断が入ったりしたせいもあるんだけど、終わったのは2時20分くらい。2時間以上喋っていたのか。もう町山のテンションにつきあうだけで大変なのである。あー疲れた。あわてて六本木に向かう。妻と2時45分に待ち合わせなのだが、当然間にあわねえ。3時前に駅について慌てて階段を駆け上がってたら前にどっかで見た人がいる。何やってんねんこんな時間に。
結局飯食ってから渋谷へ。ビッグカメラに寄ってえいっとThink
Pad535Eを買う。ハハハ。ポイントバックを入れたら秋葉原のどんな店より安いんとちゃうやろか。それにしてもこの主要カメラ屋間のポイントバック合戦はメチャメチャである。じきにどっか潰れるで。まあそれまでに要るもんみんな買ってしまえばいいんだけど。その後シネセゾン渋谷で『ドーベルマン』。日本に来るフランス映画としては例外的に品が悪い。まあ町山と話していた内容から援用すれば、レベルの低いギャグ(下ネタとかウンコとか)こそがいいんだ!ってことかね。またしてもジョン・ウー&サム・ライミ・フリーク。
4/30(木)
朝、ISDNの工事。といっても「これから工事します」って電話があって、15分後にTAをつないだら終わりでした。で、64kになったんだけど、なんかマシンがボトルネックになってるみたいで。やっぱPPC601/100じゃね。やっぱり画像やボタンの多すぎるページがのろいのはかわらないのでした。あ、メールを読みに行くのは一瞬になったけど。
5/1(金)
パークタワーのイメージフォーラム・フェスティバルで『路地の子』。帯谷有理の原作を5人の監督が下請けした作品を一挙上映、という趣向。個々の作品については論評しないようにするけど、やっぱり帯谷本人の作った奴が見られなかったのは残念。なんでもエロティックすぎる(婉曲表現)ということで、この会場の上映にはふさわしくないようような気がしたらしい(誰が、とか聞かないように)。で、その代わりに入ってるのが大木裕之の奴なんだけど、これがもう大笑い……大木は平気でいいとこどりする奴だからなあ。終わったあと帯谷監督とお茶をしてこの作品にまつわるゴシップを聞かされたけど、一応口止めされてるし、そもそもこの日記の読者さんがイメージフォーラム関係のゴシップにどの程度興味を持っているのかわからないんでやめておきます。でも『毛髪歌劇』のビデオを海外の映画祭に送ったら、戻ってきたときに税関でつかまってしまったという話は笑った。やっぱ"The
Hair
Opera"ってタイトルが悪いんだとか。他に調布実験映画祭の人や塩田時敏といっしょ。
その後新宿ビッグカメラで32MのメモリとLANカードを購入。といっても全部ポイントで支払ってしまったので実際には一文も使ってないよん。あと予備バッテリも。いい時間になったので西葛西に出かけて水鏡子迎撃宴会。SFセミナーになると関西から水鏡子が大森邸へ泊まりに来るので、すでにSF業界では「水鏡子」というのは初夏の季語となっているらしい「そろそろ水鏡子の来る頃だね」「じゃあ衣替えしなくちゃね」とか。大森望からCDROMを借用し、水鏡子とデュエルったら連戦連敗。やっぱ舐めたらあかんわって思ってメダリオンブルーでサイドボードをフルに使ってやっと勝つ。本気出せばこんなもんよ……って大人気なかったかしらん。中華を食ったあとTP+SHのシールド戦。タフネス3以上のクリーチャーがいない……いないんだよお。Spirit
MIrror+shadow*3のシャドーウィニーで2勝1敗。大森に負けたよ。始発で帰宅。
5/2(土)
起きたら昼。イメージフォーラムでMTV集。基本的にはニュー・オーダー特集って感じ。チボ・マットのビデオがすげえかっこよかった。曲自体はなんでもないんだけど、あのビデオはすごかったなあ。あと、ビョークって篠原ともえに似てない? クルクルー
5/3(日)
起きたら12時をまわっていた。なんかとろとろ飯食ってたら3時ごろになってしまった。あわてて水道橋の全逓会館に。SFセミナーである。「SFと優生学」って聞こうと思ってたんだけど、もうほとんど終わってた。しょうがないんで外でボケっとしてたら古典SF研究家の會津信吾を紹介される。初対面だがそこは殺人マニア同士、以心伝心って奴である。すぐにうちとけて殺人話に興じる。来年は「殺人の部屋」やるかね、やっぱり(笑)。
その後飯食ってから合宿。最初のうちはとくに見たいもんもなかったんで白石朗先生ら数名と下の話に興じる。いろんなことがわかって面白かったよ。いいね夫婦もんばかりだと。その後ゲームの部屋で「カタン」。穀物メジャーになりあがり、後半財力にものをいわせて一気に建築ラッシュをかけて勝利する。スタッフ部屋にしけこんで話したりしていたが、5時ごろ眠くなってきたんで帰宅。朝帰りばかりやのう。
5/4(月)
六本木のシネマテンへ。先日行きそびれてしまった『ウィッカーマン』。なんとこれってミュージカルだったんですな。異教徒艶笑ミュージカルとでもいうのか。敬虔なクリスチャンの警部が少女の行方不明事件を捜査しに島へ行くと、そこはなんと異教徒だらけのセックスの楽園でした、みたいな。「やかんに穴が空いたとさ〜」の歌とかみんなで歌いたいもんです。カラオケはないのか。その後乃木坂の方へぶらぶらと歩いていたら周富徳の店(順徳)があった。一応高級中華料亭らしいんだが、店の外には富徳のでっかい肖像写真が(笑)。
帰宅。TP535EにLANカードをつないでLAN構築。どうもマックとのファイルのやりとりがよくわかんなかったんだけど、ここを見てようやくファイル交換できるようになりました。telnetってサーバにもなるのね。本当はファイル共有とかしたかったけど、やっぱり無料ソフトだけでやるのは難しいみたい。
5/5(火)
本屋に行ったら『サッカー批評』(双葉社)なんて雑誌が出てるんで購入。ちょっと高いけど、こういう雑誌を待っていたのだよ、ぼくは。そうだね、カラーとかいらないからページを倍に増やしてちょうだい。あと、ぼくに原稿を書かせてくれたら言うことなしだな。
5/6(水)
朝9時起床。眠い。ヘラルドで『ピンク・フラミンゴ』25周年記念バージョンの字幕入り初号プリント試写。眠い。なんか映倫向けの試写らしくて、ネクタイに背広のおっさんに囲まれていちぢるしく場違いな感じを味わいながら見る。でもなんか眠くって誕生パーティのあたりでうとうとしてしまったというのはここだけの話。ヘラルドとしてはぼかしを極限まで薄くして肛門のかたちまでわかるようにしたのが自慢らしい。その後打ち合わせ、して来週のボルチモア取材がいきなり決定していたのことよ。帰って各方面に電話連絡攻勢をかける。あーついでだから『ゴジラ』も見てくるかなー。
5/7(木)
なんか電話連絡とかしてたら終わってしまったような。
5/8(金)
GAGAまで行ったが「満員です」とすげなく追い返される。こういうときってあれですね、なんかムカつくんで、ぼくはたいてい二度と行かないです(笑)。いや、自分が悪いのはわかってるんだけどさ。でも負けたような気がするからいやなんだよ。どうせ葡萄は酢っぱいに決まってるっつーか。
しょうがないんで秋葉原に出かけてサイバーショットのリンクソフトを買う。あ! いつの間にかマック版とPC版共用になってるんじゃねえかよ! 最初からこれだったら両方買う必要なかったのに。許せん。
5/9(土)
鹿島VS川崎戦をTV観戦してから中野へ。散髪してからタコシェへ行って、ウォーターズのおみやげを物色する。結局町野変丸のイラスト集と伊藤晴雨のポストカードを買ったんだけど、これをあげていいものかどうか、どうも判断がつかん。本当は佐川くんの油絵とかあるといいんだろうけど、これは残念ながらぼく自身持ってないす。
帰ってから大林ちぐみに電話したら今アレックス・コックスが新作のロケ中なのだと言う。「来ない?」「んー行こうかなー」というんで夜11時ごろ銀座に出かける。英・蘭・西・日・香港の5ヶ国を飛びまわるマラソン撮影中で、日本編はわずか3日ほどのシューティング(笑)だ。現場に着いたらいきなりエキストラとしてセットに配置させられたんだが、サラリーマンらしい格好をしてなかったもんで奥の学生グループに格下げ。エキストラで永瀬正敏が来てました。4テイクほど撮って終了。じゃあってんで打ち上げへ移動するが、撮影クルーが泊まってる池袋のホテルは2時が門限という珍しいホテルなのだった。ボランティアで手伝っている若者たちがいっぱいいてなんか微笑ましかったなあ。
5/10(日)
ショーン・ハトソンの『闇の祭壇』読む。なんか出てきたもんで。映画っぽいB級ホラーのはしりみたいな本ですね。ラストのメチャクチャさ加減が好き。でも濡れ場がないのがちょっとなあ。やっぱイギリス人っておとなしいのかしら。
5/11(月)
なんかごろごろしてるだけで午後になってしまった、ので慌てて日比谷へ行って国際免許を取る。てっきり試験場まで行かなきゃならないんだと思ってたから、こいつはたいそうありがたかったっす。その後渋谷へまわってDTMで川勝氏とボルチモア取材の打ち合わせ。
5/12(火)
図書館からリクエストが入ったと連絡があったので『レディ・ジョーカー』(高村薫)借りてくる。でも読むのは日本に帰ってきてからだなあ。なんか悪いことをしてるような。ちょっと探しもんがあったんで神保町に行って『事件の地平線』(とりみき 筑摩書房)、『土曜ワイド殺人事件』(とりみき&ゆうきまさみ 徳間書店)買う。いいなあ、サービスカットが多くって。でも何はともあれジョン・ウォーターズの過去のインタビューを読みつづけるのみ。
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎
/ yanasita@gol.com