どうしてこういう原稿はさっさと書けちゃうんだろうかね


12/25(木)
 『カーマスートラ』は中森明菜じゃなくて工藤静香らしい。

 本日到着。『現代詩手帖・ギンズバーグ増刊』とミステリ・マガジンの2月号。


12/26(金)
 "Sandman"の解説を書くためにNeil Gaimanの"Angels and Vistations"を探しているんだがどうしても見つからん。トホホ。すでにわが家の混乱状態もきわまれりって感じ。つぎはぎで来てるから整理整頓ゼロ状態なんだけど、それもそろそろ限界のような気がする。でも大掃除の時間とかとても取れそうにない。

 本日到着。トーキングヘッズ#12 ウィリアム・T・ヴォルマン』。こいつはお買い得だと思うぜ。いやぼくが翻訳を寄稿しているからってわけじゃなくて……っていうかどういうところもあってこれを読んで「そうだやっぱりSeven Dreamsの翻訳は柳下にやらすしかない! ついでにマーク・レイナーもどうだ!」とか思ってくれる編集者の人がいるといいなあ、とか希望を抱いたりもしているのだが。いやまあ、そういうこと抜きにしてもいい本だと思う。ヴォルマンの虚弱さを愛す。ま、翻訳の方もよろしくね。あと推理作家協会五十周年記念トランプ(笑)。それに『ASAYAN』


12/27(土)
 年賀状を作ったりラベルを印刷したり。いや、本当は今年は年賀状不許可なんだけど、あまりそういうことは気にしない質だもんで。
12/28(日)
 ゆるゆると原稿を書いていたら4時になったんで池袋へ。シネマサンシャインで『北京原人』。シネマサンシャイン6館の中では唯一「只今座れます」な『北京原人』だが、1800円払って当日券を買って見に来るカップル多数。何を考えているのだろうか?? いきなり朝日新聞のCMで度肝を抜かれる。新聞勧誘員が家を訪れると、そこには原人一家が住んでいた! しかしさすがは勧誘員で、慌てず騒がず「あ・さ・ひ・し・ん・ぶ・ん」とか説明するんだが、しょせん相手はエテ公。逆さにして頭をひねっているばかりなのだった。いいのかこんなの。

 映画については別稿に。ネタバレまくりだから注意。

 おみやげに原人っちを買う(これはさいとうよしこの元へ)。その足で高田馬場へいって幻想文学のカラオケ王座争奪戦に乱入、というか東雅夫と倉阪鬼一郎のカラオケ合戦を聞かされる。あとは大森望と小浜サーコン夫婦。倉阪さまより『悪魔の句集』(邑書林)をいただく。鬼畜句集だって。

「絞殺の旅人帰る秋冷に」

とかそういう句が入ってるの。これおかしい。その後さいとうよしこを加えて居酒屋に流れる。

 で、結局西葛西のカラオケボックスに流れてTPスターターを使った変則ロチェスタードラフト。気が付くとあらら4色デッキ。結局2戦目から青を抜いて緑赤黒三色にしたが、この方が強かったかもしれない。三村美衣にはシャドウクリーチャーで何もさせずに殴り勝ち。大森望とは緊迫した戦いになったけど、一戦目はDauthi Horror(強すぎ)で殴ってEvincar's Justice(ほとんど卑怯だねこれ)を回して勝ち。2戦目はバイバックのRaise Deadを回されていくら墓場に送りこんでもすぐ戻ってくる絶体絶命の状況になったが、ここで自クリーチャーを墓場に投げこんでおいての必殺Living Deathが決まってだいぎゃくてーん。残りライフ4で大森望の次のツモはLightening Blastだった(笑)。賞品はもちろんLiving DeathにThumbscrewもゲットしてホクホク。大森家の仕事場に転がりこんで寝る。


12/29(月)
 起きると1時半だった。三村美衣はぼくが寝たときと同じ体勢でプレステの『ムーン』をやりつづけている。コミケ行かねえのか? とりあえず大森望に電話してみるが寝ぼけてて全然要領を得ず。しばらく待つが結局起きてきたのはさいとうよしこだけだった。大森脱落。ダメ人間一号と呼んであげよう。
 4人でタクシーに乗り、ビッグサイトに着いたのは3時だった。いいのかこんなことで。とりあえずマジックのコーナーと評論本のとこをざっと見てまわる。買ったもの。『MtGカード大事典』(これは使える)、オリジナルの「京極堂」エキスパンション(キバシューが異常に凶悪で笑える。これなら京極堂よりも強いぞ)、OBとして東大SF研の副会誌すんを購入。あと白河夜船舎とか両性具有の本とか山本弘の女ターザン本とか。勤勉なんだかデタラメなんだかわからん買い方ですな。会場で漫画家のKー氏夫婦に会うが、Kー氏はコミケとかには行かないそうなんであれは記憶違いだった、ということになる。

 その後レストランでさいとうが買ってきたニャントロ星人の陰謀を暴くカードゲームに興じる。これってゲームそのものよりやっているときの状態が笑えるというしろものですな。「いや、こないだワンダーライフで読んだんだけどさ、おたく相対性理論が間違ってる証拠を握ってるだろ?」「しまったあどうもオレには理解できないから間違ってると思ってたんだ」てなことをひたすら言い合うゲームなのだ。菊池助教授にはお勧めである。7時、帰るとまる一日家を開けていたせいか、妻がいなかった(笑)。


12/30(火)
 ひたすら年賀状の処理。あ、そう言えばLA旅行の日記がSFオンラインに掲載されてるんで、興味のある人はご一読を。年末の仕事(雑用)が全然かたづかず、みるきーわーるどの忘年会に誘われていたのに行けず。トホホ。いつのまにか誕生日が終わってしまったのである。またひとつ年をとった。
12/31(水)
 ドームから流れてくるエックスジャパンの騒音を聞きながらおせち作りの手伝いとかする年の暮れ。年越しそばを食ってからドームの脇を通って東中野に出かける。えっくすはクライマックスにいたり、ドームにはりついて聞き耳ずきんな人たち多数。で、東中野ではBOXの恒例(なのか?)年越しオールナイトの司会をつとめるのであった。

 中身については「絶対に人には言わないように」と言っておいて自分でバラすのはなんなんで、きっと大森望がなんか書いてるんじゃないか? と思うんでそっちの日記参照。やはり藤原章提供のあまりに凶悪な『神軍2』ダイジェストがいちばんの見物でしょう。あれだけで2500円くらいの価値あるよね普通。適当にベスト10発表とかこなし、町山との衛星通信トークも無事つながってなんとか及第点のできだったんじゃないでしょうか。来てくれた人ありがとうまた来年ね。

 中野貴雄ビデオトークのあたりで抜けだし、大森・さいとう他で新宿花園神社に初詣。腹減ったといってラーメンをかっこむ大森とぼくの横で妻は心まで冷えきっていたのだった。ではまた来年。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / yanasita@gol.com