神様、お金をください


12/8(月)
 なりゆきでLAに行って以来というものどうも調子が悪い。仕事は山積みだし(当たり前だって)、集中力に欠けてるもんで処理によけい時間がかかり、それがまた落ち込みの材料になるというくりかえし。ああ、なんか冴えない1年を象徴する冴えない年末である。なんか日記まで書く気にもならないでほうりっぱなし。

 とりあえずLAでは

 なんかもう忘れてるなあ。トホホ。

 今日はインターネットマガジンから取材を受けてホームページの紹介とかする。なんか大森一樹とかきたろうとか芸能人の出てるページらしいんだけどいいんですか? 紹介してるページも全然こっちの趣味で選んでるし。編集者は喜んでたみたいなんだけど……まあ一部の方面には掲載願いの連絡が行くかもしれませんが、面倒だったらどんどん断っちゃっていいですから。ハイ。


12/10(水)
 妻の誕生日なんで西片のフランス料理屋でお食事。住宅地のまんなかにあるおしゃれなお店である。まあ誕生日くらい妻の顔を立ててやんねえとな。帰ってさらに鬱。
12/11(木)
 GAGAで『ゲーム』。『セブン』のデヴィッド・フィンチャー監督作品。オレ、『セブン』のときから思ってたんだけど、やっぱりフィンチャーって頭悪いんじゃないの? みんな、本当にそう思わない? すごく疑問。なんか『笑うせえるすまん』みたいな話なんだよこれ。でも笑えないの。ああ、レビュウに困る映画だなあ。
12/13(土)
 住民税を払わないでいたら延滞金とられてしまった。畜生。

 塩山芳明の『現代エロ漫画』(一水社)買う。これ、索引作って欲しいなあ。帰ったら『ぼくの命を救ってくれなかったエヴァへ』(切通理作編 三一書房)が届いていた。ぼくにエヴァの本なんか送ってこないで欲しいんだけどなあ。これ、誰がくれたんだろう? 巻末の対談はおもしろいかも(そこしか読んでないけどね)。あとルイス・シャイナーの『グリンプス』(創元推理文庫)が届く。しかし、実際にはそんなこんなを放りだして、ひたすら『アンディ・ウォーホル日記』を読んでいる。これ、すげえ面白いよ。いちばん気に入ったのは教会に行って「神様、お金をください」って祈る話。したらバッグ・レディーが近寄ってきてお金をせびられちゃった、って言うんだな。


12/14(日)
 天皇杯を横目に見ながらとろとろと翻訳する。4時半、SFオンラインの添野、堺三保先生が来て打ち合わせ。こないだのLA旅行の旅行記を書くとかそういうの。
12/15(月)
 ヘラルドで『GIジェーン』。デミ・ムーアが海軍のネイビー・シールズに突入するお話。デミは頭を剃ってもりもりの筋肉ウーマンになって片腕腕立てとかするんだけど、おまえはロッキーか! なんかデミ・ムーアが頑張れば頑張るほど男女同権とかとは別の世界に行ってしまうような気がする。デミはネイビー・シールズにもなれるかもしれないけど、それって男女平等なわけ? ちなみにコピーは「彼女は、そして、女性を超えた」まあデミ・ムーアは超えてるかもしれないけどさ。

 エスクァイアのTとお茶したあと近藤書店で『誘拐』(G・G=マルケス)買って帰る。家に帰るとヘラルドからお歳暮が来ているではないか。いやあ悪口ばっか言ってモノもらえるんだからオレも偉くなったもんだ。今年のお歳暮はあと三和出版からビールをもらってる(ありがとうウッチー)んだけどこっちはウンチ系。あ、よく考えたらヘラルドもウンチお歳暮だったか。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / yanasita@gol.com