ヴァルダ恐るべし


10/28(月)
 6時、高田馬場で大森望およびトーレン・スミス社長と待ち合わせ。アーティストのトモコ・サイトーが今週にはSFに帰るので、その前にXXXenophileのカードにサインをもらっておこうという魂胆である。で、その前にちょっとデュエル。stasisデッキになすすべもなく破れる。まあ、あのデッキにだけ対策を組むのであれば、Unsummonの代わりにBoomerangを入れればいいだけのことなんだが。なんか、そういう対策の仕方は美しくないような気がする。こういうのって理系的発想だろうか。
 7時半くらいに斉藤姉妹とキクニ夫人来る。予想通りにソニーのサイバーショットに熱狂している斉藤姉であったことよ。大森望御用達の台湾小皿料理の店へ。今月いっぱいサービス期間であんにん豆腐一皿100円!というんで喰いまくる人々。一人三皿、とかそういう世界である。
10/29(火)
 エスクワイアから電話があって、「今日中に原稿を入れてください」と厳命される。ので書く。さらに『犯罪百科(仮)』(原書房)の校正。というか下訳の直し(ここんとこ、ずーっとこれ)
10/30(水)
 10時上野発の特急で一路長野原草津口へ。同行は三留まゆみ、映画祭パンフ編集者のS、シネセゾン渋谷のH、それにわが家から二人。映画祭にからんで北温泉ツアーに行けなかった人向け温泉ツアー。場所は群馬・花敷温泉。バスを降りるとそこは学生が合宿をするような宿。一同唖然。そ、そんな何が悲しゆうて三十過ぎてまでこんな宿に泊まらにゃならんのですか。とりあえずうらぶれた飯屋で飯を食う。なぜか70年代風のヌード・ポスターが飾ってあったりして、うらぶれまくった感じ。しかし舞茸ご飯はバカうま。ちょっと見直す。歩いて15分(不動産屋推定距離)のところには尻焼温泉がある。ここは川の底から温泉がわき出していて、川全体が温泉だというところ。
 女性陣は水着、男はもちろんタオル一枚だ! 温泉は大変快適、紅葉は見事。なぜか外人がいっぱい。川底は湯垢でつるつる滑り、さっそくこけてしまったことである。
 夜は別邸のいろりばたで料理を食う。バカウマである。料理だけは最高だ。その後宿の露天風呂(どこが露天やねんって感じですね)で記念撮影をしたりしたのだが、ソニーがサイバーショットの接続ケーブルを出してくれないので今関あきよしファン垂涎の三留まゆみ官能写真集はおあずけのことである。
10/31(木)
 映画祭の裏話を聞きながら帰途に。そーか、アニエス・ヴァルダって恐い人だったんですねえ。あと松本セントラル/会館(泊まれる映画館ホテル)についての情報もとむ。渋川で列車を降り、日本シャンソン館に行く。なんかしらんが、そういうものだ。シャンソン界の大御所芦野宏先生が私財を投じて作ったフランスぽいとこである。なんせ建物がゴッホの村役場なのだ(隣には土蔵がある)。三輪あきひろさまの衣装とか飾ってあって、なかなかいい感じだったり。高英男ってシャンソンの偉い人だったんですねえ。てっきりゴケミドロな奴だとばかり思っていたが。是非、高先生のシャンソンと映画の夕べとかそういうのをやっていただきたい。赤プリかなんかで。ディナーショーとか?
11/1(金)
 校正。
11/2(土)
 中原昌也の『ソドムの映画市』届く。おもしろいっす。でも中原くんて苦しい勝負をしてるよね。わざわざ難しい球ばかりを狙って打とうとしてるって言うんですか?
 馬場へ。星野先生のとこで余ってしまったミラージュ4匣を分割して引き取るためである。とりあえず中身を見る。なんかタップしてクリーチャーを一匹取り除くと+1/+1というかなり凶悪な黒クリーチャーがいて、これをちょっと使ってみたいなあ。あとはそんなにあっと驚くような奴はない。とりあえずは4thで欲しいカードまだ多いし、当分4thとクロニクルかな。
 7時半祖師谷の石熊/大林邸にてすき焼きパーティ。ついでに温泉の写真交換会とか。あんまりヤバ目の写真なくてがっかり。絶対公開できないような奴ばっかだと思ったのに。
11/3(日)
 フランスの友達から『Cocaine Nights』届く。バラードの新作長編。殺人ミステリーである。これはもうぼくに訳してくれと言っているようなものだ。出版元を強く求めています。興味のある出版社の方は是非ご一報を。どうかぼくの知らないうちに勝手に岩波書店から出てしまったりしませんように。
11/4(月)
 ついに終わった。634ページ。もう終わらないかと思ったけど。やりゃあなんとかなるもんだなあ。
11/5(火)
 気が抜けてるんで何もできません。ぼーっと本を読んだり。3時神保町。中古ビデオ屋を漁る。『シベリア女収容所・悪魔の生体実験』(1000円)、『吸血人間スネーク』(1000円)、『リンダ・ブレアのグロテスク』(500円)などなど。洋泉社に行って町山と話す。『スタジオ・ボイス』の映画批評特集で、『映画秘宝』が取り上げてられなかったことに立腹して「パイ持ってってやる」とか言っている(笑)。ま、『SV』の編集者は『映画秘宝』なんか読まないよね普通、と日本で15番目くらいに信用されている映画評論家としては思うのであった(雑誌が買えなかったんで、正確な順位はわかりません)。あ、日記しか読まない人のために言っておきますが、パイ投げのリンクは将来はずすかもしれませんので(と言ってリンク張ってりゃ世話ないが)、見たい人は今のうちに。
 さらに神保町を歩き、『女たちのやさしさ』(バラード 岩波書店)、『死体を愛した男』(ケッペル 翔泳社)、『絡新婦の理』(京極夏彦 講談社)、『つぎの岩につづく』(ラファティ 早川文庫)買う。分厚い本ばっか。で、どこから読むんですか? これほど読みたい本がたまるってこともないね。ま、と言いつつすでに絡新婦開いてたりするわけですが。
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / yanasita@gol.com