小野田記念館withアレックス・コックス
9/27(金)
『死とコンパス』をたずさえて東京国際映画祭のために来日するアレックス・コックスの迎撃宴会のため三宿のZESTで。なのだがその前にドゥ・ザ・モンキーに寄ってぶんか社より発売の『ULTIMATE
MURDER
FILE 世界殺人鬼百選』の見本をもらう。ついに完成したガース柳下の処女殺人評論集である。みんな買ってね、よろしく。超一流イラストレーター総まくりの殺人カードは必見であろう。まあ、文章はともかくとして。
アレックスとは久しぶりの再会でやあやあ。ケイブルホーグ関係、マカロニ関係、その他来場者多数。もっぱらマカロニ・ポスターに見入るアレックス。本を見せびらかすぼく。
9/29(土)
で、今日からアレックス・コックスと行く温泉ツアーイン那須・北温泉。演奏がテンパっていてそれどころではない妻はほっておいて、ぼくは一人で参加。ほかはPSCの石熊&大林ちぐみ、川勝正幸、映画評論家&ライター、アレックスとそのGFなど総勢15人くらい。ロケバスを仕立てて行くのである。ギャルばかりで混浴、酒池肉林という寸法だ。中には金髪もいれば七色の髪もいる。しかし外人はパツキンではないのである。
北温泉に行く少し手前、高速を降りたところに謎の軍事オタクジジイ(昭和の乃木大将)がやってる〈戦争博物館〉てのがあるので、北温泉に行くときは必ずここに寄ることになっている。ところが今回行ってみてびっくり! なんか釣り堀かなんかと合体し、すっげー立派なものになっている! 入場料も1000円も取る! で、後込みする人たちを置いて、5人ばかりで中に入る。広くなっているが雑然度は変わらず。銃火器から軍服、戦争時代のさまざまな生活用具などが展示されているのは当然なんだが、なぜかその中に鹿の剥製とか、カラーテレビ第一号とかが置いてある。ここら辺は因果鉄道でしょうね、やっぱ。しかも、小野田・横井記念館なんてのまで出来ていて、小野田さんのマネキンつきジオラマまで展示してある。すばらしい!のでさっそく横に並んでピース。写真パシャ。
いつもは愛想よく、聞いてもいないのに説明をしてくれるジジイが、なぜか元気なく返事もしない。やっぱ、パツキンと一緒に行ったのが良くなかったかな?
寄り道を重ねて北温泉に着いたのは5時頃。純日本風の「忍者屋敷」北温泉だが、時代の流れには勝てず、トイレの説明とかがインドネシア語?かなんかを加えた4ヶ国語になっている。謎。さてそのあとの花火は上がりメロンは飛び交い若者がゲロを吐くという酒池肉林のすさまじさは、とてもここには書けないので書きません。残念でした。
9/30(月)
2時頃帰る。SFMの翻訳送る。映画祭日報の原稿書く。
10/1(火)
ヘラルドで『クラッシュ』。わりとディテールを気にして見る。カンヌで見たときより、だいぶプリントが明るかったような気がする。カンヌが悪かったのかなあ。衝突のあっけない中での細かさ。高速道路を流れる車の美しさ。ベッド・シーンの照明。デボラ・アンガーの巨乳。村崎百郎さんも来ている。明るいところで見ると、一段と恐いなあ。
映画ライターのW&Wとお茶。ヴァンクーヴァーに出かけた『Xファイルズ』取材の話を聞く。いやあ面白そうだねえ。その後打ち合わせ2本。〈シリアル・キラー・フィルム・フェス〉のイベントへの出演を了承する。きっとつまらないだろうから、来ない方がいいだろうと思います。
帰宅。ミステリ・マガジンのノンフィクション書評とSFMの解説送る。
10/2(水)
1時、渋谷オーチャード・ホールで『死とコンパス』のプレス試写。「現実はつまらなくてもしょうがない。だが、仮説は面白くなければならない!」これいいなあ。ドゥマゴで川勝さん、大林ちぐみとお茶。3時から記者会見。アレックス「ボルヘスは英国人みたいなもんだと思うよ。図書館好きだし」とか言うのに笑う。日報編集室にちょっと表敬訪問。みんなよく、金にもならんのにあんな面倒そうな仕事するなあ。日報は一般向けに作っているのだが、劇場とかには置いてないのでゲストとマスコミにしか手に入らない。結構しおしおな状況のようだ。しかし、去年までに比べると信じられないくらいの充実ぶりである。この成果が一般に伝わらないというのは本当にもったいないね。映画祭については面白い話はいくらもあるのだが、聞いた先に迷惑がかかるといかんので、ここには書きません。
5時半ごろ、フィルムセンターに行く。6時半から妻の演奏付きで『タルチュフ』まあ、まずまずって感じでしょうか。今回は映画がいいから、結構救われてますね。
帰宅。久しぶりに日記を更新し、エスクワイアの『インデペンデンス・デイ』原稿をアップロード。さらにnifでやっているディプロの通信対戦関係のメールを送りまくり(今生きるか死ぬかの瀬戸際なのだ)。したがってどこにも原稿は送らない。
back to INDEX Diary
INDEX
Kiichiro Yanashita /
柳下毅一郎 / yanasita@gol.com