ムッソ&フランクで夕食。老人ばかりのウェイターがすげえ恐い。メニューを指して注文すると「わしは目が見えないんで、言ってくれんとわからん」と怒られたりする。変なものを頼むと「それは45分かかるがね。こいつ(と言ってToday's Specialを指し)ならすぐできるが」とか言って注文させてくれなかったりする。どうも1919年からずっとここに勤めてるんじゃないかね。
ホテルに戻るとTNTでは『西部決闘史』。なんかお師匠さん特集って感じですか? 「ボンボボンボンボン サバーター 無敵の男サバーター」と間抜けなテーマ・ソングを聞きながら、いつのまにか寝ている。
クリスチャン・スレーターはほとんど普通のアンちゃん。「最近? そうね、昔はたしかに怒りまくってたけどねえ……」とか。まあ、そんなもんだろうなあ。プロデューサーが「これは七十年代のパニック映画と違って、自然災害は悪者ではない」というので、それってPCなの? と言ったら馬鹿受けしてました。
10時まで現場にいて(その間ほとんど何も食べず)ホテルに戻ると、TNTで『The Manster』。日本に来ている新聞社の特派員が(アメ公100%にしか見えない)日本女タラにたらしこまれて、例によって一緒に風呂に入ったりしてるうちに、体の半分が獣になってしまうって話。毛の生えた腕でチャイナドレスに買い物かごをさげた日本人の主婦を襲ったりするわけ。どんどん獣化は進んでいって、その完成形が肩からもうひとつ頭の生えたオセロマン(笑)。舞台がなんで日本なのか全然わかんないんだけど、警部とかが怪しげな日本語を喋ったりする。最後には獣の部分と人間とが(木の陰で)完全に分離してハッピー・エンド。こんな映画を毎週見られるんだから、アメリカ人は幸せだなあ。62年UA作品。
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店ではネオナチ系の雑誌を買ったりとか。
近くにあるハイパーなレンタルビデオ店、Mondo
Videoでキトゥン・ナティヴィダッドのサイン入りポートレートとクリスティン・ジョーゲンセン(エド・ウッドの『グレンとグレンダ』の原作になった性転換者)の自伝をゲット。説明の方が圧倒的に長くなるものしか買っていないな。
ウェスト・ハリウッドのディファレント・ライツではゴア・ヴィダルの自伝を見つけてこいつも忘れずにゲット。しかし何よりすごいのは『マイケル・ジャクソンはぼくの恋人だった』という謎の本だ。なんせどこにも出版社名が書いてない。まあ訴訟沙汰になったらまずいからなんだろうが、例の少年がつけていた日記とか、少年が書いたマイケルのナニのスケッチ(白黒まだらになってる)とか載っていて、かなりすさまじい。すぐに絶版になるのは必至と見てすかさずゲット。すでにかばんはパンパンなんですが、これを逃したら一生の名折れでしょう。やっぱ。
8時からはLA最大の奇跡、サイレント・ムービーへ出かけてハロルド・ロイド特集三本立て。ここは60年代からやっているサイレント映画専門の劇場。経営が成り立っているというのがとても信じられないが、アットホームな雰囲気がすばらしい。目玉はロイド最後の大作という『The Freshman』。キートンの『新入生』とかと同じような感じだが、ギャグの密度には脱帽。場内爆笑、拍手なりやまず。映画が終わるとオーナーとオルガニストが出口で見送ってくれる。