95年9月上旬
9/1(金)
神田古書会館の古書市に行く。妻と一緒に行ったのだが、妻のあまりの場違いさに(たって普通の格好なんだけどさあ)周囲が引いていたのがおかしかった。で、本買いまくりっすよ。『犯罪捜査資料』(警察の内部資料。現場写真も入っててかっちょいいっす)、『犯罪科学』、無声映画上映会のパンフなどで占めて19400円。うーんビンボじゃ。その後すずらん通りの中古ビデオ屋へ。一本500円のセールをやってるもんで、『処女エマニエル・初体験』、『ケニー/スケボーに乗った天使』、『サランドラ』など大量に買いこむ。ケニーくんの姿を見て、心が洗われるようだ!
帰るとAtomik Booksから本が届いている。目玉は"Freaks,Geek
& Strange
Girls"、アメリカの見せ物小屋の看板美術を集めた美麗写真集。もうすばらしすぎっす。この喜びを皆にも分け与えたいんで、ぜひクリックして見に行ってね。
9/2(土)
上野文庫に出かけ、また大量に古本を買いこむ。あ、もう。その後秋葉原に出かけて乾電池モデムを購入。14400の奴。これでモデムは4代目かなあ。さらに渋谷にまわってエーアイ出版へ。金子誠氏からQV10を借りるためじゃ。これでトロントもばっちりよーん。
帰ると文春文庫の『戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100』が届いている。今は亡きマルコでやったアンケートだね。1位『2001年宇宙の旅』2位『ウェスト・サイド物語』3位『アラビアのロレンス』…画面がでかければいいのかね、きみたちは。見所は馬鹿な人がどれだけ馬鹿なコメントをしてるかってくらい。ぼくのお勧めは家田荘子かな。
エド・ウッドについてインタビューされた『AERA』も来ている。なんだこの原稿は!(怒) 『映画秘宝』にぼくが書いた原稿をダイジェストしただけじゃないか! 原稿料よこせ!
9/3(日)
リチャード・カーンの字幕残りをとろとろやる。と、毒電波を受けるのが得意な工員・村崎百郎氏から電話がある。ぼくが京極夏彦にはまっていることを電波で受信して知ったらしい。京極の正体はすでにつかんだ、と言う。「イッヒッヒ、俺の見たところじゃあいつは光くんですよ。イーヨー」。どうやら同郷らしい。いやあ北の国ってのは恐いとこだで。
9/4(月)
六本木のストライプハウス美術館で松本秋則氏の個展「サウンドofアジア」があるので見に行く。松本さんは音具(音の出るオブジェですな)の作家で、文殊の知恵熱の一人だ。昔はSRLを極小化したようなこともやってたんだけど、東南アジアに行ってからは竹と紙の世界になってしまった。だうん・とぅ・あーす
今回はこのシリーズでは最大規模の展示なんだけど、まったく素晴らしい。特に最上階とB1は、まさしく幽玄美の別世界を作り出していて魂が吸いこまれそう。こればっかしはQV10では写せないので、どうかみなさまご自分で体験されたし。無料だし。9/2まで。ストライプハウス美術館はアマンドの脇を入ってってぐーっと降りたとこ左側にあります。来ていたとうじ魔さんとも話す。
帰ってから数日分の日記巡礼。三輪山さんに褒められてとてもうれしい。ブルータスの原稿は自分でもちょっとだけ自信ありだからそのうちアップします。
9/5(火)
シャドウ秘密会議その2。話題の中心はシャドウ・サーバーの不安定さについて。使ってる印象だと、どうもcontactがすぐに切れてしまって、再送しまくってる感じなんですけど。いずれにしてもJAVA番長の仕事が増えて、ご苦労なことである。
9/7(木)
荷物も詰めたし原稿も送った。思い残すことは何もない……あっ『東京FIST』の件で町山と対談しなきゃいけないんだった! 面倒くさいもののことはすぽーんと意識から抜けてるなあ。まあ後は町山に任せたから、適当に一人で対談記事を書いといてくれ(笑)。18:00成田発、後はトロント日記の方でね。
Kiichiro Yanashita /
柳下毅一郎 / PDE01513@niftyserve.or.jp