同伴ガンダーラ日記
◎最近のお仕事
『興
行師たちの映画史』(青土社)サ
ポート・ページもあります。
『ケ
ルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会)勝
手に広報部も(勝手に)よろしく。
『ア
ヤックスの戦争』(サイモン・クーパー 白水社)を翻訳しました。第二次世界大戦とユダヤ人の運命とサッカーに
関する本です。はっきり言って、ニッチです。
『輝
く断片』(シオドア・スタージョン 河出書房新社)で中編を二編翻訳しています。キモメン文学の金字塔ですよ。
『宇
宙舟歌』(R・A・ラファティ 国書刊行会)を翻訳しました。
『デ
ス博士の島その他の物語』amazon(ジーン・ウルフ 国書刊行会)で中編を一編翻訳しています。
『世界の作家32人によるワールドカップ教室』(マット・ウェイランド、ショーン・ウィルシー編 白水社)で監訳を担当しました。
『た
まもの』(2004年度ピンク大賞受賞)の音声コメンタリーにいまおかしんじ監督、林由美香さんと一緒に参加しています。まだ御覧になっていない方は、是非林由美香さんの姿を見てあげてください。
4/20(木)
同伴ガンダーラ(椎名林檎風) Loft+1のガンダーラ映画祭に行ってきました。
休憩時間、控え室で喋ってたら、20代のわりと可愛い娘が来て
「あの〜もう帰んなきゃならないんですけど、どうしても『私の志集』見たいんです! どこかで見られませんか?」
あーそれだったら月曜日にアップリンク・ファクトリーでやるんで、そっちでどうですか?
「あ、でもわたし今日も同伴なんで……」
キャバ嬢かよ!
「本当は9時出勤なんですけど、無理言って10時出勤にしてもらったくらいですから、ちょっと……」
じゃあ、お店の名刺ください! しまださんがDVDに焼いて持ってきますから!
「あー、でもうち六本木なんで……」
しかも高級店なのかよ!
……翌日、イメリン上映会の売り上げを握りしめて六本木の街角に立つしまだゆきやす氏の姿が見られたのであった……
4/21(金)
ラピュタ阿佐ヶ谷で『女番長 タイマン勝負』。関本郁夫監督作品。
国書刊行会のT氏が来てたんで、近所のもつ屋で終電まで軽く飲む。以前からラピュタのあとはここだろうと狙っていたのだった。キンミヤ、うまかった。
4/22(土)
渋谷で金沢から来た人たちと打ち合わせ。実現するといいなあ。
4/24(月)
『ココシリ』試写。
『ミッシング・ガン』のルー・チューアン監督作品で、一昨年の東京国際映画祭で話題になっていた映画である。チベットの山岳地帯でチベット・カモシカの毛
皮を穫る密猟者を追いかけるマウンテン・パトロールの実話を元にした映画なんだけど、いやーすごかった! 標高4700メートルの高地で展開する一大アク
ション映画で、見渡すかぎり何もない風景だけでも見物なのだが、そこで展開するのが金も銃も何もないのに心意気だけで密猟者を追いつづけるマウンテン・パ
トロールの男の友情と執念。
たまに街に降りてきては馴染みの娼婦を一夜だけ遊び、また密猟者を追うために山に向かう。どんどん部下を置き去りにして突き進む非情で情に厚い隊長が最高だった。今時珍しい骨太な男性アクション。必見。
その後帝国ホテルで古澤利男芸能生活映画人生四十周年記念パーティ。古澤と言っても一般人にはわからないだろう
が、かつてFOXの親玉として配給業界を牛耳り、その一方では別名で日本映画の製作をして角川映画から『学校の怪談』までをも仕切った男。映画業界の影の
ドンである。まーその四十周年だけあって凄かったですよ。なんせストームトルーパーを従えてご登壇だ。やっぱり暗黒卿だったんじゃないか!
パーティを中座してアップリンクに向かい、森達也の『夜の映画学校』出版記念イベントに出演。実はこのトークショーが先に決まっていたんだけど、古澤パーティにどうしても行きたかったんでこういうことに。〈ガンダーラ映画祭〉をやろうと言ったのもぼくなんだけど、なんか話がうまく伝わってなくて、本当は『私の志集300円』について森さんのご意見を聞きたかったのだった。しかもなんとこの日、被写体の人が見に来ていたらしい!
4/26 (水)
UIPにて『インサイド・マン』試
写。スパイク・リー監督作品。ぼくは以前からスパイク・リーは人種映画を作るのをやめてエンターテイメントに走るべきだと思っていたので、最近の流れはた
いへん好ましいことである。どうせならいさぎよくブラックスプロイテーションに走ってほしいもんだ。パム・グリアー主演で。スパイクならタランティーノな
んぞよりぐっとエロいものができると思うんだけど、どうか。
4/29(土)
シネマヴェーラ渋谷で『車夫遊侠伝 喧嘩辰』『怪談お岩の亡霊』。本日は鈴木則文大監督+ハスミン+山根貞男のトークショーがあるので出かける。『車夫遊侠伝』は本当、素晴らしいっすね。これってスクリューボール・コメディだよなあ。
トークショー終了後、楽屋に行って鈴木監督に挨拶。
その後山形邸へ。八谷和彦氏がいたのでびっくりした。メーヴェの飛行映像を見せていただきました。
5/1(月)
『クー・クラックス・クラン 革命とロマンス』(トマス・ディクソン 水声社)
『性犯罪ドキュメント 女犯』(宇野津光緒 ミリオン出版)
『Jim Jarmusch Interviews』(東邦出版)
『バッド・ガールズ』(トニー・ターツ ブルース・インターアクションズ)
以上購入。占めて¥11325(税込み)
『クー・クラックス・クラン』てのは『国民の創世』の原作『クランズマン』の翻訳。いつの間にこんなもん出てたんだ?
しかし、これどれも読めないのであった。その前に滝本誠のノワール本と現代書館から出ている『ナチス第三帝国とサッカー』という本を読まなければならない(書評用)。
Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 /
kiichiro.yanashita@nifty.com