大学も大変だよ日記
◎最近のお仕事 『興
行師たちの映画史』(青土社)サ
ポート・ページもあります。
『ケ
ルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会)勝
手に広報部も(勝手に)よろしく。
『ア
ヤックスの戦争』(サイモン・クーパー 白水社)を翻訳しました。第二次世界大戦とユダヤ人の運命とサッカーに
関する本です。はっきり言って、ニッチです。
『輝
く断片』(シオドア・スタージョン 河出書房新社)で中編を二編翻訳しています。キモメン文学の金字塔ですよ。
『宇
宙舟歌』(R・A・ラファティ 国書刊行会)を翻訳しました。
『デ
ス博士の島その他の物語』amazon(ジーン・ウルフ 国書刊行会)で中編を一編翻訳しています。
『た
まもの』(2004年度ピンク大賞受賞)の音声コメンタリーにいまおかしんじ監督、林由美香さんと一緒に参加しています。まだ御覧になっていない方は、是非林由美香さんの姿を見てあげてください。
4/1(土)
日記しばらく飛びました。この間、取材がありましてニュージーランドまで行ってきたりしてたいへん忙しかったんです。ニュージーランドへは5月に六本木で開催されますニュージーランド映画祭のための取材。飛行機が強風で飛ばなかったりしていろいろ大変でしたが、とっても楽しゅうございました。向こうではヴィンセント・ウォードはじめ何人もの映画監督に会ってまいりました。おかげで〆切やらなんやらは地獄のようになってしまったけど。
結婚記念日なので葉山まで出かけ、レストランでお食事する。この辺に別荘があるといいなあ……などと妄想する。
その後練馬へ出かけて友人宅でお花見(ていうか酒盛り)。
4/3(月)
中川信夫監督の命日なのでラピュタ阿佐ヶ谷に出かける。「酒豆忌」といって、毎年この日にゆかりの人々が集まって一献酌み交わすわけである。今年はぼくも入れてもらいました。
受付で名前とか書いてたら
「あの〜翻訳家の柳下毅一郎さんですよね?」
はいそうですが!
「レイトで女番長特集やってるんですけど、いらしていただいて……ないですよね?」
ああっ、いやこのところいろいろ忙しくて! ニュージーランドとか行ってましたし!
「こないだは中原昌也さんもいらしていただいたんですよ」
す、すいません! 後半は頑張っていきます!
4/7(金)
……というわけでラピュタ阿佐ヶ谷に行く! 本日は『女番長』楽日。なんと鈴木則文監督が来館していらっしゃいまして、上映前には飛び入りで舞台挨拶まであったという豪華版。映画を楽しく見たあと(この映画は三原葉子がもう最高にいい)、鈴木監督や助監督の人たちと駅前の居酒屋でちょろっと飲む。
4/10(月)
松竹試写室にて井口昇監督の『猫目小僧』。
デモ田中氏が来てたな。いや面白かったな〜完璧に井口節で。なんせアイドルの女の子に×××を食わすのが狙いだとい
う点からして……オレ的にはやっぱCGじゃなくて作り物を作ってほしかったけど、それはやっぱりNGだったのか。あと謎の老
婆が謎だった(登場の仕方が)が、あれは楳図テイストという奴か。
4/11(火)
本日より多摩美で授業。青息吐息でこなす。
4/13(木)
上野オークラにて『昭和エロ浪漫 生娘の恥じらい』『初恋不倫 乳首から愛して』の二本。『初恋不倫』は吉行由実脚本・荒木太郎監督・里見瑤子主演の名作です。まーなんてことない話なんだけど、ほんのりといいねえ。お店で働いてた里見瑤子が、彼が来たのを見た時にぱっと顔を輝かせる、その顔がとってもいい。
4/14(金)
ラピュタ阿佐ヶ谷へ出かける。中川信夫監督特集で『怪談蛇女』。さらにレイトの女番長で『女番長 感化院脱走』。まあ鈴木則文作品と続けて見ると、とうてい同じ世界の話とは思えません。じゃあこっちがリアルかっていうとそうじゃないんだよね。こっちもやっぱりファンタジー。マンガと劇画の違いなのかな。
劇画のリアリティーってどこにあるんだろうなあ。マンガのリアリティーはデフォルメそのものにあるんだ、と最近思うわけだが、劇画の場合どこにリアリティーを担保してるんだろう。昔はわかってたような気がするんだけど、最近よくわからない。
4/15(土)
馬場の例会で台湾土産の檳榔ガールズガシャをもらう。素晴らしい。作りはだいぶん雑ですが(笑)
その後ブクロへ。文芸坐で〈ピンク大賞〉の授賞式。まあこういうところでフォローしてるようでは駄目なわけですが……
見たのは『ミスピーチ 巨乳は桃の甘み』『援助交際白書 したがるオンナたち』『 欲情ヒッチハイク 求めた人妻』『 わいせつステージ 何度もつっこんで』の四本。『わいせつステージ』は良かったですね。これ大賞でも良かったんじゃないかと。向夏は女優賞というのはなるほどでしたが、薄幸の美少女というにはちょっと太腿がたくましすぎ……
『欲情ヒッチハイク』も悪くはないですが、監督賞取るほどとは思えない。ほとんど夏目今日子の魅力だけですね。夏目今日子は好きなんで(からみがなんとも
いやらしいのがいいんだな)見られたのは良かったんだけど。ただ、今日ちょっと思ったんですが、ひょっとして入れ乳……?
いや別にいいんだけどさ、入れなくてもいいじゃんと思うわけですよぼくは!
Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 /
kiichiro.yanashita@nifty.com