2時間半の映画ばっかり見てとっても疲れる

◎最近のお仕事 『ジェノサイドの丘』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ WAVE出版)好評発売中
『興行師たちの映画史』(青土社)これから10年のポジション・ペーパーです。サポート・ページもあります。
『別冊映画秘宝 実録殺人映画ロードマップ』(洋泉社MOOK)出ました。おもろい殺人話で満載です。
『ノド書』(サム・チャップ&アンドリュー・グリーンバーグ アトリエ・サード)に解説を書きました。

4/10(土)12:30〜 「ファビュラス・バーカー・ボーイズのここで観たものを誰にも話してはいけない!」@ロフト・プラスワン

4/13(火) 19:00〜 「ユーロ・トラッシュ不法集会in新宿 vol.2: トラッシュ映画大全科」ロフト・プラスワン ゲスト出演。もちろんtrash mountain videoなんで屑山屑男主催。屑山ファン大集合!

4/18(日)14:00〜 トークショー@阿佐ヶ谷「よるのひるね」 with中原昌也

なんか同じようなメンツでイベント三連荘。集客に不安が……


3/22(月)
 ヘラルドにて『パッション』試写。メル・ギブソン製作・監督のマカロニ風味の血みどろ受難劇。たいへん楽しみました。実際『レジェンド・オブ・メキシコ』なんぞよりよっぽどマカロニ魂あるよなあ。マグダラのマリアが救われる場面とか、完全にマカロニ演出なんだもん。いやあやっぱりキチガイ(狂信者)の作る映画は楽しいなあ。

 その後洋泉社に寄って今号の問題点と次号以降の話をちょっと。『リジー・ボーデン事件』(ベロック・ローンズ 早川書房)購入。うーん訳が……あとどこまで事実に即しているのかちっともわからんのが困りもんである。


3/23(火)
 五反田イマジカに出かけて『コールド マウンテン』見る。綺羅星のごときスタッフ−−撮影ジョン・シール、美術ダンテ・フェレッティ、音楽ガブリエル・ヤール−−に一流キャスト(ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、オスカーもらったレネ・ゼルウィガー)を揃えて、なんでこんなに退屈な映画ができてしまうかね。というより問題はそれなりのスタッフを揃えてお金をそそぎこめばアカデミー狙いのクリシェの塊でもオスカーを取れてしまうという現状なのかもしれない。
3/24(水)
 UIPで韓国映画の内覧試写。

 その後本日もイマジカに出かけて紀里谷和明監督作品『CASSHERN』完成披露試写。上映時間2時間21分47秒。ぼくはこの映画のメッセージを完璧につかみましたよ! それはつまり「(この映画を)裁く人間は間違っている」ということだ。だから裁いちゃいけないらしいねどうも。まあ裁くんでなく感想を言えば、耳がキンキンして目がチカチカする映画でした。
 ちなみに本日が完成披露試写で、映画は本日完成。監督は初号を見終わったあと駆けつけたということで上映前に挨拶もあったんだが、実は前日(23日)にも完成披露試写があったんだよね。これはどういうことなのか? 謎は深まるが裁いてはいけない。あ、あとこの映画にはプレスシートというのがなくて、http://www.casshern.com/に接続してキーワードを入れることでウェブ・プレスを見るという厄介きわまりない方式が取られているんだが、そこまでやって中身がアレかよ……なんのデータもありゃしねえ。あ、いやもちろん裁いてるわけじありませんよ……


3/25(木)
 アップリンク・ファクトリーにて『美女濡れ酒場』DVD発売記念イベント。会場ではDVDを1000円引きの一枚2800円の超特価で販売。これなら「アップリンクで買うよりamazonで買うほうが安いのはちょっとどうかと思いました」とか言わせないぞ!
 場内は超満員だったんですが実は関係者ばかりという説も。二次会では秘かに聞いていた樫原大監督の次回作がいよいよ始動したという報告もあり。まあ映画というのはクランクインするまでどうなるかわからんのでここでは何も言いませんが、これはたぶんみんなあっと驚く(しかしながら樫原氏を知っていればある意味たいへん納得できる)好企画なんで乞うご期待!

『ノド書』(サム・チャップ&アンドリュー・グリーンバーグ アトリエ・サード)、『Talking Heads#20中華モード』(アトリエ・サード)が送られてくる。『ノド書』はTRPG『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』の副読本的な本なんですけど、なぜか解説を書いています。『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』ってやったことないんだけども。


3/26(金)
 でも今日は二日酔い

『ノーホエア・マン』(アレクサンダル・ベルモン 白水社)、『弁護士は奇策で勝負する』(デイヴィッド・ローゼンフェルド 文春文庫)いただく。ローゼンフェルドの本はおもしろそう。


3/29(月)
 松竹にて『メイ』。ゴスロリ系ホラー。なんかやたらとイタイ映画だったな〜オレも斜視だし。しかし『アメリ』がヒットするなら、これも大ヒットまちがいなしでしょう! ちなみにホラー・マニアの彼氏に扮するジェレミー・シストというのは、『実録殺人映画ロードマップ』にも登場するホラー界のプリンスである。というか、あれ以来何も前に進んでない?

 夜、ラピュタ阿佐ヶ谷にて『女番長ゲリラ』。適当きわまりない女番長映画(なんで女番長が仁義を切るんだよ!)。まさに東映的。


3/31(水)
 妻と表参道で昼食。

 その後六本木まで歩き、ヴァージン六本木ヒルズで『王の帰還』。隣に座っていた小学校高学年の眼鏡っ娘がめちゃくちゃビビッドに反応していておかしかった。シェロブの婆あがでてきたりするともう目を上げられなくなってんの。ちゃんとトラウマになってるといいなあ。
 ヴァージン六本木で???と思ったことがあって、ここって売店はチケット売場の前にあるんで、劇場限定グッズとかみんな映画見なくても買えるんだね。さらに『ホテル・ヴィーナス』のリピーター向けスタンプとか『ロード・オブ・ザ・リング』のパスポートに押すスタンプとかも、チケット買わなくても押せるという……
 その後森美術館へ行ってKUSAMATRIX六本木クロッシングを見物。六本木クロッシングには大木裕之が作品を出品しているもので。でしばらく見てたんですがいささか疲れたんで全部は見ずに退出しました。『松前君のための旋律2』は良かったですよ。最近は松前君シリーズがいちばん可愛くていいかも。
 他の出品作ではヤノベケンジが楽しくてよかった。しかしこれだけ並べても、誰一人として草間弥生のキチガイぶりにはかなわないような気もするなあ。

 こうしてほぼ半日遊びまわり、帰ってきて録画しておいたW杯一次予選のシンガポール戦を見る……_| ̄|○
 もうみんな心はひとつだろうから何も言うことはない。すでに怒りを通り越して脱力モード。しお韓すらが傷を舐めあう負け犬同士の奇妙な連帯感に……


Back to INDEX Diary INDEX

Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com