やっとこさ日記再開
◎今月のお仕事 『ジェノサイドの丘』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ WAVE出版)好評発売中
『殺人マニア宣言』(ちくま文庫) 文庫になって復活! よろしくです。
『SEE
YOU NEXT
SATURDAY』(ぴあ) 思えば〈ぴあ〉の連載は5年以上になるのでしたよ。
12/8(月) 20:00〜 ユーロ・トラッシュ不法集会vol.3にて『小さな悪の華』@Uplink
Factory上映+篠崎誠監督と少女ホラーをめぐるトーク。映画はフランス語版無字幕ですのでご注意。
11/15(土)
日記再開です
お休みのあいだにいただいた本(順不同)
『平らな時代』(永江朗 原書房)
『汚れた遺産』(ジェイムズ・グリッパンド 小学館月刊総合文庫)
『アップ・カントリー』(ネルソン・デミル 講談社文庫)
『ペインテッド・ハウス』(ジョン・グリシャム 小学館)
『「心とおなか」の相談室』(香山リカ NHK出版)
『アートマニア 第二号』
三冊並べた意味がおわかりでしょうか? 白石先生相変わらず凄いです。
今日はあるぽらんでのビデオ上映会。忙しすぎてレジュメなし。トホホ。
11/19(水)
GAGAにて『ドッグビル』。ラース・フォン・トリアーの書き割り映画。カンヌ映画祭正式出品作。トリアーらしいあまりに人工的な映画で辟易した(書き割りのことではなく、ドラマが人工的なんだよね、この人は)。しかしトリアーってすごいね。観客から評論家から出演俳優から、ありとあらゆる人から嫌われまくる監督なんていないよ。普通誰かからは好かれるもんだが。
その後銀座に行ってお仕事の映画。まあお仕事なんで……
11/20(木)
図書館に行くついでに東大生協に寄り『痴情小説』(岩井志麻子 新潮社)買いました。シマコはんの「黒い報告書」です。あとみすず書房の本を20%引きフェアで買う。
『おい、ブッシュ、世界を返せ!』(マイケル・ムーア アーティストハウス)いただく。
11/22(土)
東京FILMeX開幕。オープニング上映のキム・ギドクの新作『春夏秋冬……そして春』見る。うーむ、微妙だ……つまらないわけではないが、どうにも……ちょっと審美的すぎて、それがあまりに簡単にオリエンタリズムに回収されすぎではないか、という気がする。ヨーロッパで評価されるとこうなっちゃうのかなあ。肉体的な痛みを描ける人であるだけに、ちょっと残念。
まあでも次回作はものすごい問題を引き起こしそうなネタらしいんで、期待かも。
11/23(日)
高田馬場の高橋ヨシキ所長宅まで出かけて写真を借りる。人喰い写真の山、山、山……今後は人喰い大臣と名乗るといいんじゃないかと。家にはチャッキー人形(1/1)があったけど、「電池入れないでも喋り出すのを待ってる」とバッテリー入れずに我慢しているのだとか。
こっそり家に忍びこんで留守のあいだに電池入れとこう、と思った。
11/24(月)
本日も東京FILMeXにて韓国映画『地球を守れ!』 韓国映画らしい血も涙もないコメディ。拷問がかなり強烈である。
ところで韓国映画人気はよくわかっていたつもりだったが、今日思いがけず主演スターの舞台挨拶があるとわかった瞬間の客席のざわつきぶりにはびっくりした。そのときはじめて客席が女だらけであることに気づいた。
11/25(火)
夕刻、青土社のM氏と会ってゲラを渡す。やっと手を離れましたこれが三年がかりの書き下ろし映画評論。「映画史本」って言っていた奴です。いやーもうなんとか最後までこぎつけたって感じで、自分ではもはや面白いのかつまらないのかよくわからん。いくつか新発見はあったんで、書いた意味はあったかと思うけど。
順調にいけば年内に出るみたいです。すごいなあ(スケジュールを考えると)。『興行師たちの映画史』(予価\2400)です。出ましたらまた宣伝させていただきます。
いやもちろんほっとしてる場合ではなく翻訳やらなんやら遅れまくってるわけなんですが〜とりあえず『活字のエロ事師たち』(城一郎 沖積舎)購入。
11/26(水)
7時起床。祖師谷大蔵にて大林宣彦監督作品『理由』(宮部みゆき原作)のロケに参加する。雀荘のエキストラが必要ということで急遽呼び集められたのである。背後で麻雀打ってればいいや、てんでまあ。
8時集合で午前中いっぱいって言われていたのだが、大林組だからかかるかもな……と思って出かけたらワンカットだけで一瞬で終了だった。どうも他が遅れ気味なんではしょられちゃったっぽい。パイを握ったと思った瞬間に終わりだった。
11/27(木)
有楽町に出かけて『悪い男』、『受取人不明』のキム・ギドクにインタビュー。この人、映画はたいへん傑作だと思うんですが、インタビューはやりにくいことおびただしい。なんせ30過ぎまで映画を見たことがなく、ある日思いたって映画を作りはじめたという人間なんだぜ(というか、少なくとも本人はそう主張している)。
予想通りインタビューでは結構いろいろ話してくれたんだが、肝心な部分はとりのがしてしまったような気がする。インタビューの前後に聞いた監督の人となりなんかの方が面白かったような。ちなみに女性がインタビューに行くと長くなるらしいぞ(笑)。おかげで30分も待たされてしまった。くそう。
11/28(金)
『ピントがボケる音』(安田謙一 国書刊行会)いただく。これは凄い本だ! みんな買え! 読まなくてもいいから買え! ぼくももちろん読んでないぞ!
ちょっと時間が空いたので上野オークラに潜りこむ。『美乳凌辱 性感責め(監禁悪戯 悲鳴のあえぎ
)』『ナース姉妹 桃色診察室』『SM女医 巨乳くい込む』の三本。もちろん見たかったのは佐々木ユメカ・日記姉妹共演の『ナース姉妹』である。ピンク映画初の姉妹共演作とかで新東宝的にもものすごく力が入っていて、よくできてるんだがその分普通の映画、みたいな。まあ楽しめたから文句は言いません。『SM女医』は巨乳というよりデ……こんな映画でもSMものだというだけで最後まで見てしまう自分が憎いよ。
その後六本木のクラブで川勝正幸さんと松本弦人の合同出版記念パーティ。渚ようこが歌いテイ・トーワが皿を回すというなんとも豪華なパーティ。滝本誠先生が来ていたのでいろいろ話しました。なんでも11/4のロフト、滝本さんは歌舞伎町までは来ていたらしい。しかし子供が嫌な電波を感じてあっちには行きたくないとむずかったため来られなかったとのこと。そういうわけなんで「滝本さんのせいで"They
Call Her One
Eye"を見られなかった」と恨んでいる人、泣く子と地頭には勝てないということでお許しください。しかしいずれにしても10歳の子供に"They
Cal Her One Eye"を見せてはいけないと思いますよ。
11/29(土)
見逃している映画を消化しに劇場に出かけて『バッドボーイズ2バッド』と『ラスト・サムライ』を見る。驚いたことに『バッドボーイズ2』の方が客が入っていた。『ラスト・サムライ』の先行レイトショーなんかガラガラ。正直、『バッドボーイズ2』なんて誰が見るんだ?とか思ってたわけですが、オレが悪かった。つうか何もわかっていなかった。さすがにブラッカイマーだった。少なくともオレよりは観客のことがよくわかっているらしい。
しかし終盤の展開には思わず「ぷっ」と吹き出してしまいましたよ。いやもう世の中なんでもありなんだなあ。まあしかし言いたいね、あそこまでなんでもありなんだったらエクスタシーの親玉なんてチンケな奴を相手にしてないで、ちょっとイラク行ってフセイン殺してこい!
『ユートピア』(リンカーン・チャイルド 文春文庫)いただく。また白石先生……
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Kiichiro
Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com