映画女優・由美香について

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7/17(木)
 来週の林由美香嬢とのトークショーに向けて、一応最近の林由美香作品も見ておこうと思いました。林由美香のいちばん凄いところはつねに劇場で出演作を見られる、ということである。ある日ふと「今日、由美香見たいな」と思ってぶらりと劇場に行けば何かはやっているのだ。というわけで浅草シネマに行きました。結構混んでるんで驚いた。浅草ではまだ映画が娯楽として生きてるんだな(それは浅草そのものが死んでいるということなんだが)。
 見たのは『婚前交渉 淫夢に濡れて』、『痴漢バス とろける秘所(いじめて濡らす)』、『巨乳・美乳・淫乳 揉みくらべ』の三本。傑作と名高い『痴漢バス〜』を見たかった。で、これはなるほどという感じだったんだが、『婚前交渉』の方は期待はずれ。由美香嬢は主人公の婚約者(で呪いにかかって淫乱になってしまう)という役どころなんだが、その前の恋人が風間今日子ってなあ。あまりにもタイプ違いすぎないか?
7/18(金)
『しあわせの理由』(グレッグ・イーガン ハヤカワ文庫 来年度星雲賞予定)、『夜より暗き闇』(マイクル・コナリー 講談社文庫)、『球漫』(伊集院光 実業之日本社)いただく。『ドクター・ハンナ』(戸梶圭太 徳間書店)購入。

 ソニーにて内覧試写。なかなか気に入った。製作があのコンビだというところがミソなんじゃなかろうか。


7/19(土)
 阿佐ヶ谷あるぽらん'89にて恒例ビデオ上映会。今回はポール・バーホーベンの『危険な愛』ということで、まあみんな見てるしね……差し入れを持ってきてくれた屑山さん大人気。DVDもいっぱいもらった。ありがとう。そしてみんなトラッシュ・マウンテン・ヴィデオのDVD買いましょう!
7/20(日)
 日比谷シャンテのPFFに出かける。今日は井口昇の新作『恋する幼虫』。『クルシメさん』以来6年ぶりの長編映画ということになる。待たされた甲斐は十分にある傑作だった。乾貴美子もたいへんよろしい。「でも、あなたなんか生きている価値ないじゃないですか!」
 来年の公開が待ち遠しい。

 その後青山スパイラルへ出かける。ゲイレズ映画祭の関連イベントで「青い部屋」プレゼンツの「キャバレー」。ストリップとか渚ようことか見るが結構疲れたので途中抜けて渋谷で飯。


7/22(火)
 神保町でS社の編集者M氏と打ち合わせ。というか怒られる。どどどどうしたらいいんでしょう。一日が48時間欲しい感じ。特に来月、8月は三ヶ月分くらい欲しい。誰か分けてくれ〜
7/24(木)
 Uplink Factoryにて林由美香とトークショー。なんか整理されてない内容をぐじゃぐじゃ喋ったんで何を言いたいのかわかんなかったと思うんだけど、要するに(1)林由美香の映画は毎月都内のどこかでやっている (2)しかも、そのほとんどが映画館でしか見られない(ソフト化されるピンク映画はごくわずか) (3)その状態が10年以上にわたって続いている! (4)すなわちこのプログラム・ピクチャーなき時代にあって、銀幕に輝く林由美香こそが最後の映画スターなのだ、ということである。

 終了後、遊びに来てくれた吉行由実監督、樫原辰郎大監督、佐藤寿保監督、それにもちろん林由美香嬢らと飲みに行く。はじまったのが遅かったせいもあって、気がつくともう電車の動く時間でした……ぐでんぐでん。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com