この年で自主映画作りってどうよ。

◎今月のお仕事 『地球礁』(R・A・ラファティ 河出書房新社) やっと本になったよ! 感想リンク集もご参考に。
2/27(木) 中原昌也とトークショー@Uplink Factory お題はブリティッシュ・ホラー。『ザ・シャウト〜さまよえる残響』のビデオ上映にくっついてます。
3/1(土) 22:40〜 佐々木浩久、中村愛美(予定)とトークショー@自由が丘武蔵野館 オールナイトで『発狂する唇』、『血を吸う宇宙』他上映です。


2/16(日)
 A3 Mazda Champion's Cup
 サッカー・シーズンの開幕である。なんか今年はいつになく浮かれていて、プレシーズン・マッチからやる気まんまん。前売り券まで買ってしまったりして。そこまで気合い入ってるのに、雨。
 さすがに雨の中二試合見る気にはならん(しかもあいだに2時間も待ち時間があるし)。夜には雨もあがるみたいだし、1試合目はテレビ観戦にして二試合目から出かければ……まあ寒いけど濡れなければいいや。と思ってたら、雪が降りだして……
 それでも出かけましたよ。

 大連1-3鹿島@国立霞ヶ丘 テレビ観戦も含めての印象だと、城南(胸スポンサーが「高麗人参」だということにどうつっこめばいいのかわからん)が仕上がり具合も含めてちょっと抜けてて大連がちょっと落ちる。磐田は去年より落ちてて鹿島はちょっと上がってる、という感じ。
 鹿島ではエウレルがキレキレ。別次元の領域。フェルナンドはFK(でもあれもGKのミスだと思うが)以外はほとんどどこにいるのかわからなかった。まあこれからでしょう。柳沢はがんばれ(鹿サポもすでにダメな子ほど可愛いの領域に突入……)。


2/17(月)
 ソニー試写室で『ハッピー・フューネラル』見る。北京で『ラスト・エンペラー』のリメイクを作ろうとしているハリウッドの大物映画監督がある日ばったり倒れ、メイキングを撮っていた中国人の若者が「大物にふさわしい葬式」をあげようと右往左往……ブラック・コメディにしかならない話なのに、なぜか人情物として撮られている。見に行った理由はただひとつ、監督のアシスタント役でロザムンド・クァン様が出ているからだ! さすがにちょっと老けたけど、相変わらずお美しい。
2/18(火)
 午後、電話を受けてあわてて地裁へ向かうが……人生ナメとんちゃうか、と言われてしまった。しょうがない。捲土重来。

 そのまま帰るのも癪なので美学校試写室で『D.I.』を見る。これ、今年のアカデミー賞外国語映画部門に出品を許されなかったので有名になったパレスチナ映画である。見て腰を抜かす。美人パレスチナ・ゲリラがマトリックス技を駆使してイスラエル兵を皆殺しにするアクション映画だったのである(一部誇張)。やっぱり抑圧された民衆はマトリックスによってのみ救われるのだなあ。


2/19(水)
20030219.JPG〈帰ってきた刑事まつり〉吉行組撮影
 そう、またやるのである。さすがに一発目を見て怒った人もいるようだし、続編の興収は8掛けが相場と言われたりすることもあり、ここはテコ入れを!ということで今度の刑事は全員女だ。なんという露骨な発想だろうか。篠崎誠幹事、エクスプロイテーション魂炸裂であります。そして今回はオレも出演することになった。吉行由実監督の『発情女刑事』。ヒロインは林由美香。で、オレの役はと言うと由美香を発情させる凶悪殺人犯! なんとキスシーンまで演じてしまったのだが、その相手は……真実を知りたい人は劇場へ急げ! 3/22〜 シネマ下北沢
 なお、出演者は中野貴雄、国沢☆実、樫原辰郎をはじめ映画監督ばかりで、俳優よりも監督の数の方が多いという山に登りそうな現場。打ち上げでは樫原監督(『美女濡れ酒場』)とフラン・オブライエンの話で盛り上がったのだった。樫原さんは『地球礁』も買っていただいたということで、足を向けては寝られません。
2/20(木)
『デアデビル』試写。
 なんかねー、これ全米一位って本当なの? ぜんぜん味のない映画だなあ。つうかあんなんオレのエレクトラじゃねえ! だって1)東洋人じゃない 2)暗殺者じゃない 3)弱い 4)ふんどし姿じゃない なんだかねー。終わったあと、ヨシキ&ホークとお茶したが、衆目の一致するところ面白いのはブルズアイだけだということに(というか、オレが文句言いまくってたら二人ともつまんないような気がしてきたらしい)。しかしそれでもブルズアイはいい。ものすごく楽しそうなところがいい。コリン・ファレル、いい仕事してんなあ。監督は「エレクトラ主演でスピンオフ作る」とか言ってるらしいが、どうせならブルズアイでやればいいのに。『ブルズアイの楽しい一日』とか。

 その後五反田に行ってKSSで『人斬り銀次』試写。戦後すぐ、軍刀一本で愚連隊を斬り殺し、50年間刑務所に入っていた男が出所した。男は特攻隊の生き残りだった……その男「銀次」の特攻隊時代を竹内力、現在を夏八木勲が演じるのだが、これがですね……監督は『カオルちゃん最強伝説』の宮坂武志なんだが、これは『カオルちゃん』を越える宮坂武志の最高傑作である! 詳しいことは書かないからとりあえず見に行ってくれ。
 で、傑作ではあるんだけど、これが『DOA』になれたかというと微妙なところである。ちょっと長いのだ。こういう話は、観客が脚本の弱さに気付かないくらいのスピードで突っ走ってしまわないといけないのではなかろうか。


2/21(金)
 有楽町朝日ホールにて『アバウト・シュミット』。ジャック・ニコルソンが定年サラリーマン役でアカデミー賞最有力となっているアレクザンダー・ペイン監督作。これはなかなか良かった。ただし感動の人生取り戻し物として売られている点には(少々)どころじゃなく疑問。ものすごく悪意たっぷりの映画だと思うんだが。ラストなんて黒沢清並にうつろじゃないかと。
 それにしても上映前に粗筋をとうとうとナレーションで説明する試写会ってどういうことなんだろうか? 客を馬鹿にしてる?
2/22(土)
 A3 Champion's Cup 鹿島VS城南をテレビ観戦。鹿島は一点差以内の負けなら優勝。こういう状況で試合させると鹿島は強い。中盤から後ろはベタ引きで、奪ったボールはエウレルのカウンターのみ。残念ながらエウレルが連戦の疲れかキレを欠いてチャンスは作れなかったけど、ほとんど危なげなく0-0で引き分け。しかしこの優勝で☆をつけるというのはちょっと違うのではないかと思った。

 午後、洋泉社にて打ち合わせ。うーんまた仕事か。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com