◎今月のお仕事 『ロバート・クラムBEST』(ロバート・クラム 河出書房新社)編・訳。少々お高いですが、その価値はあると思います。
『地球礁』(R・A・ラファティ 河出書房新社) やっと本になったよ! 感想リンク集もご参考に。
2/27(木) 中原昌也とトークショー@Uplink Factory お題はブリティッシュ・ホラー。『ザ・シャウト〜さまよえる残響』のビデオ上映にくっついてます。
3/1(土) 22:40〜 佐々木浩久、中村愛美(予定)とトークショー@自由が丘武蔵野館 オールナイトで『発狂する唇』、『血を吸う宇宙』他上映です。
その後テアトル池袋で〈辛・韓国映画祭〉。本日はホン・サンス監督の旧作『江原道の力』。脚本が本当にすばらしい、と書くと誤解されそうだが、本当にすばらしいのは会話である。意味のある会話がほとんどなくて、登場人物はまったく無意味なことしか話していないのだ。なかなかこういう脚本は書けない。
だらだらと続いていって明確な終わりのない映画というのはすごく好きだ。そして、そんな映画がぷつんと断ち切られる瞬間には無闇と感動してしまう。
その後新宿へ。新宿国際で『痴漢電車 淫汁つぼみ』と『痴漢電車 快感!桃尻タッチ』を見る。『桃尻タッチ』はピンク版『少林サッカー』(痴漢の天才の手に「黄金右指」とか書いてある)。ヒロインの恋人が痴漢道にめざめる場面で、目に炎がともれば完璧でしたね。ところであの場面(いきなりミュージカルになるところ)は実は『少林サッカー』の最初の香港公開版には入ってなかったので、香港人が見てもあの場面の意味はわからないってことになる。
SONY試写室にて『クローサー』。香港版『チャーリーズ・エンジェル』で、スー・チー、ヴィッキー・チャオ、カレン・モクという周星馳チックなキャストだ。スー・チーとヴィッキー・チャオは姉妹の殺し屋コンビなんだが、二人は父が残してくれたワールド・パノラマ・システムを駆使して神出鬼没で殺しをはたらく。これ、世界中のあらゆる監視カメラに侵入して操れるっていうものなんだが、どう考えてもそれで世界征服できちゃうんですけど。あと、主人公だけがマトリックス技を使いまくるのはいささか卑怯ではないでしょうか。マトリックス技の前にバタバタ殺されていく雑魚キャラが哀れで哀れで……
『チャーリーズ・エンジェル』なら一生見ていてもいい、と思う人にお勧め。
その後池袋に向かい、テアトル池袋でラッパ我リヤ主演佐々木浩久監督作品『3on3』の初号試写。この映画HD撮影でテレシネ・プリントが存在しないのでDLP映写機のある劇場でしか上映できません。そういうわけでテアトル池袋(ガリンペイロのせいかしらんが、なぜかDLPを購入している)で4月ロードショーが決まっている。しかし、公式ページの粗筋を読むだけでは、このどこに三輪ひとみや高橋洋や黒沢清が関わってくるのか想像もつくまい。なお、ぼくは撮影には一日つきあっただけですが、そこで撮っていた芝居がすげえ使われていた(30分ぐらい?)ので驚いた。いやあ、いろんな意味でスタッフの苦労がしのばれる映画であります。
場内はラッパーな方々で超満員。つうか普段映画館では見かけないソバージュにニットキャップ、ヘソ出しみたいなおねーちゃんがいっぱい来ていていろんな意味でおもしろかった。公開されたらああいうおねーちゃんとかいっぱい劇場に来るんだろうか? それはそれでいいな。
その後佐々木監督らと3時過ぎまで。
『SFが読みたい! 2003年版』(早川書房)(いつも思うんだが、どうも真面目すぎて遊びのページがない。やっぱりSFの人って真面目なんだろうか?)、『たかがバロウズ本。』(山形浩生 大村書店)いただく。
試写へ出かけて帰ってきて一服してからパソコンに電源を入れてメールチェックすると中原昌也から「今日みるくでイベントやりますから来てください」のお誘いが。で、それでノコノコ出かけていく人間も人間だが。久しぶりに中原くんの絶叫を聞きました。