◎今月のお仕事 『ロバート・クラムBEST』(ロバート・クラム 河出書房新社)編・訳。少々お高いですが、その価値はあると思います。
『地球礁』(R・A・ラファティ 河出書房新社) やっと本になったよ! 感想リンク集もご参考に。
朝、ホテル・オークラへ。『スパイダー』プロモーションのために来日したデヴィッド・クローネンバーグにインタビュー。握手したクローネンバーグの手はひんやりと冷たく、柔らかく、どことなく湿った感じがした。夜、テアトル池袋の〈辛・韓国映画祭〉に出かける。『女校怪談』のパク・キヒョンが撮った『秘密の涙』。これ、ヒロインはおかっぱで無表情な超能力美少女(中学生)なんですけど……ア、アヤナミ? 映画はまあたいしたネタじゃないんだけど、とりあえず彼女を見ていれば見られるというか。とりあえず、本当のアヤナミを見つけてきた努力は評価したい。

NHK HiVisionで『朗読紀行 日本の名作「風の又三郎」』を見る。宮沢賢治を小泉今日子が朗読するんだけど、演出が黒沢清。場所は六甲山頂の有名な廃虚ホテル。彩度を落として色のない画面、風音のようなノイズ(音楽:大友良英)が遠く聞こえ、無表情に語るキョン^2は背景の中に溶けこんでゆく……恐ろしい。こんなにうつろな「風の又三郎」ははじめて聞いた。これで内田百けんとか読まれたらチビリそう。
『映画/革命』(足立正生 河出書房新社)、『猥談』(岩井志麻子 朝日新聞社)、『きみの血を』(シオドア・スタージョン ハヤカワ文庫)購入。わけわかんないけどなぜかスタージョン・ブームとなりそうな今年の皮切りにはぴったり。
ラピュタ阿佐ヶ谷で『七つの顔の女』見る。岩下志麻主演のケイパー・ムービーで、要するに『黄金の七人』みたいなものを作りたかったらしい。しかし岩下の姐さんがロッサナ・ポデスタかい。なんか軽さのかけらもない感じ(そこがいいんだけど)。
『バタフライ』はDV撮影のキネコ作品。物語の存在しない話に「記憶を消すウィルス」とか「鉛中毒」とかSFっぽい意匠をほどこしただけの映画。DV撮りの自主映画をSFといって売り込むんじゃねええええ。つい見ちまうじゃないかよ。
『ドリームキャッチャー #1&2』(スティーヴン・キング 新潮文庫)いただく。白石さん、いつもありがとうございます。
中野へ出かけたついでにタコシェへ寄る。『車掌#21』(記憶だけで作った号)、『畸人研究 特集古本道』、『PINK FILM CHRONICLE 1962-2002』など買う。
そのあとビデオを借りに新宿へ行ったところで、ばったり塩田時敏に出会う(どこで会ったかは、まあ、内緒ということで)。塩田曰く「今、松竹ビデオハウスで半額セールやってるよ」へえ、というので出かけて『新しい土』(アーノルト・ファンク版)、『猟奇殺人の夜』、『さらばアフリカ』、『単純な話』(サトウトシキ)他大量のDVDを買いこむ。あーあ。