あまりに快勝すぎて不安が

◎今月のお仕事 『パニック・ルーム』(ジェームズ・エリソン ソニー・マガジンズ)発売中。映画のお供に。
      4/2(火)7:00AM〜BSフジ「LF+R MTV」に出演……これから2週間に一度の生出演です……起きられるかな……


3/21(木)
 ウェスティン東京にて周星馳インタビュー。オレはなぜか日本代表レプリカユニ。ギンティがトラックスーツ、あとコスプレなしのターヤンとか。とりあえずバカ比べでだけは負けないぞ、の心意気で。トラックスーツとオレが腹に書いていった「黄金右脚」が異常に受けまくって、インタビューとしてはそれなりに盛り上がりました。なかなか泣ける話もあります。

 帰ってそのままの格好でテレビ観戦 日本1-0ウクライナ まあ可もなく不可もなくの普通の試合っていうか。狭い地域でのトラップとパスの正確さにおいてはウクライナの方が一枚も二枚も上だった。勝てたのはトップのキープ力の差かな。良かった人は特になし。強いてあげれば柳沢だけど、最後に1対1をはずしちゃったからなあ。あれを決めていれば文句無しにMVPだったのに。悪かったのはTBSの中継。選手の名前は間違えまくる(しまいにはわからなくなったのか、何も言わなくなってしまった)は、無意味にボールを持ってない選手のアップを挿入して流れをぶつ切りにするは、もう最悪。


3/22(金)
 毎年恒例のケイブルホーグ花見。ケイブルホーグの花見は雨の特異日なのである。と言いたくなるぐらい毎年雨にたたられるんだけど、今年も当然のごとくに雨。今年なんか、今日しか花見できないっていうのに、それでも雨。
 しょうがないんで外苑前の飲み屋に集合。さすがに花見じゃないので集まりが悪かったな。まあその分ゆっくり話しできましたが。
3/23(土)
『安住の地#1』(山本直樹 小学館)、『お家につくまでが遠足です』(山本直樹 太田出版)、『Orange』(森山搭 フランス書院)、『死ぬほどいい女』(ジム・トンプソン 扶桑社)購入。自分でも、この買い方はちょっとどうしたものかと思わないでもない(しかも『Orange』はほとんど買う必要がないような気さえする)。
3/25(月)
 イマジカにて『ローラーボール』試写。

 いやあ、ひどかった。ひどいという話は聞いていたけれど予想を上回るひどさだった。主人公はNHLトライアウトを落ちてLAで命をかけて一回300ドル(安い)でスケボー急滑降をやっている。そこで昔の仲間にスカウトされて、カザフスタンのメディア王(ジャン・レノ)が主催する究極のゲーム、ローラーボールに参加するのだが……
 何もかもがひどいんで簡単には説明しがたいんだが、そもそもカザフスタンのメディア王ってなんなんだ? ローラーボールは衛星テレビで中継されているらしいんだが、といってもモンゴルとカザフスタンとウズベキスタンを転戦するだけなのである。すさまじいまでのスケール感の無さ。主人公、いったいいくらもらってるんだろうなあ。たぶん年間20万ドルとかそのくらいだと思う。
 ともかくひどいので、話題の種にいかがでしょうか(ってフォローになってる?)

 終わったあと、サンフランシスコ方面の秘密基地に潜入してきた高橋良平に話を聞く。すげえおもしろかった。


3/26(火)
 松竹にて『アリ』。演出のない映画。ひどいなあ、よくこんなんでアカデミー候補になれるもんだ。ともかく無表情なウィル・スミスの顔を写してサム・クックの歌が流れるだけなんですよ。試合シーンも全部そう。それで2時間37分。終わりの方になると「あ〜試合だ。あ〜また音楽だあ」
3/27(水)
 内覧試写。おもしろかった。それにしても最近試写室のマナーが本当に悪い。メモを取るのは許す(オレもときどきやるから)が、携帯を光らすのはやめろ。本当に。隣の席だったらぶん殴ってたね。

 そして夜は代表戦 ポーランド0-2日本 もう完勝。今回わかったこと。中田はレベルが違う。日本の中だけでなく、ピッチにいる22人の中で図抜けている。あのキックの早さと来たら、もう。あと小野のボールコントロールがあまりに正確。ここで絶対にボールを取られないので、反対サイドに広大なスペースができて市川が縦横無尽。いや、もちろん市川も良かったんだけど。
 休ませるとボケる稲本はやっぱりボケていた。これだけはちょっと心配だけど、まあ本番までにはなんとかなるんじゃないかと。


3/29(金)
原書房のIと打ち合わせ。

『「連続殺人犯」の心理分析』(ジェイソン・モス 講談社)、『カプセル』(松田美智子 主婦と生活社)買う。『カプセル』は例の新潟監禁事件のドキュメント。『「連続〜」』は実は心理分析でもなんでもなくて、殺人グルーピーが殺人鬼に手紙を書きまくってこんにちわ、という本である。ここに書評あり。


3/30(土)
 いい陽気。しかし洋泉社に出かけ、一日校正する。適当な本になりそうだ。ま、これが売れたら、次はもうちょっとちゃんとした本を出しますので、なんとか。しかし本当に間に合うのだろうか。最大の不安材料はやはりまだ間に合っていないらしい。
3/31(日)
 朝、MYSCON帰りの喜国雅彦、国樹由香夫妻が来訪。本棚チェッカーとして名高い喜国雅彦氏だけに、いかに細かなチェックを食らうのかと戦々恐々としていたが、あまり細かなチェックは入らなかった。やはり分野が違いすぎか。いやあくまでもさりげなくしかしじっくり見るところは見ているのかもしれない。その方が恐いな。

 渋谷まんだらけに『漫画サンテ』発売記念の声(コスプレ店員)VS佐川一政トークショーを見物に行く。なんか話の途中なのに豪快にぶち切られていました。『漫画サンテ』は3500円の箱入り豪華本ですが、買うともれなく原画がついてくるのでお徳感がある。同じく来ていた根本敬、さくら女王様らとお茶しにいき、少し話す。

『異様なラブレター』(石原伸司 恒友出版)、『助盤小僧』(戸川昌士 太田出版)、『愛のゆくえ』(平口広美 青林工芸舎)購入。『異様なラブレター』は基本的には獄中男女の往復書簡で作られている本なのだが、なんというか、異様な迫力があって読ませる。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com