忙しくて本ばっか買ってる日記

◎今月のお仕事 えーと。


1/21(月)
 嵐。

 東宝でチェン・カイコー初の英語作品『キリング・ミー・ソフトリー』。これなんですが、たぶんインテリ女が野性的な山男のセックスにメロメロになって、SM調教を受けるうちに……って話なんだと思うんだけど、ヒロインがヘザー・グレアムですよ? なんか目と目が合ったら即セックスのヤリマンにしか見えん。つねにミニスカだし。いやオレはそういうものを見に行ってるからいいんだけど、やっぱり生足を見に記者会見に行った方が良かったかな。

 なんか指輪がらみですごいアクセスが(笑)。ちなみにこれまではもっぱら津山三十人殺しとマフマルバフで来る人が多かったんですけどね。やはり指輪となると違うなあ。


1/22(火)
 ソニー・マガジンのヴィレッジ・ブックス創刊記念パーティに出かける。西麻布のスペイン料理店なんだが、なんでも大正時代に作られた洋館で、元々は中国大使公邸として使われていたものだという。大森望と会って、ちょっと話す。話題は(なぜか今頃)殊能将之と『鏡の中は日曜日』。まさかあのパーティ場面にそんな秘密が隠されていたとは知らなかった。とか書くと気にする人もいるんだろうが、あくまでも個人的なことなので、あなたにはまったく関係ありません。気にしても無駄です。
 おみやげで『雨の牙』(バリー・アイスラー ソニー・マガジンズ)いただく。

 帰りに本屋に寄り、『魔羅節』(岩井志麻子 新潮社)、『テレビを消しなさい』(山本直樹 平凡社)、『ガラティア2.2』(リチャード・パワーズ みすず書房)、『新東宝秘話 奥田洋志の世界』(鈴木義昭 青心社)購入。


1/23(水)
 メディアボックスでタイのマカロニ・アクション『快盗ブラック・タイガー』見る。幼なじみのお嬢と貧乏男がいて、お嬢を守ろうとした貧乏少年が喧嘩にまきこまれて額に三日月の傷を……って『愛と誠』ですかあ? しっかりマカロニだし、なかなか楽しかった。お勧めである。

 その後アテネ・フランセに出かけてゴダール二本立て『そして愛に至る』『愛の世紀』。どっちかと言えば、ゴダールがゴダール業をしているだけの監督作より、俳優として演技しまくるミエヴィル映画の方がおもしろかった。映画はつまらんのやけど。
 それにしても、暖房が故障していたのか、見ているあいだじゅうしんしんと冷えてきて辛かった。アテネで映画を見るというのはストイックな行為なのだよなあ、などといらん感慨にふける。あまり寒かったので、終わったあと同じく心の芯まで冷えきった川勝正幸氏と飯を食う。


1/24(木)
 ちょっと買い物など。いやー仕事が。どうしよう。洋泉社に行って町山と打ち合わせる。また仕事だよ。どうしたらいいんだろう!

『ドラキュラ崩御』(キム・ニューマン 創元推理文庫)、『地獄の黙示録完全ガイド』(カール・フレンチ 扶桑社)、『アラビアの夜の種族』(古川日出男 角川書店)、『電気菩薩・上』(根本敬 経書房)買う。『電気菩薩』は絶対ダブルことがわかっている(送ってくれるに決まっている)のだが、どうしようもなく間に合わないので買いましたよ。

 家に帰ると、『マイクロソフト帝国の反逆者たち』(マイケル・ドラモンド 徳間書店)が届いている。どうもありがとうございます。


1/25(金)
 昨日つまらん忘れ物をしたので洋泉社に寄ってから京橋の美学校試写室に出かける。塩田明彦監督作品『害虫』。いやー、なんつーか、うまいね。うますぎるのが欠点というタイプなんだろうなあ……ってあんまりうまいんでついするっと見てしまったが、これよく考えたらとんでもない問題作だなあ。海外の映画祭とか行ってるのかしらん。
 ロリコンは必見の映画である。
1/26(土)
『サッカー日本代表切り捨て御免!』(別冊宝島編集部 宝島社)、『多重化するリアル』(香山リカ 廣済堂出版)届く。『サッカー日本代表〜』はあまりにも早すぎる文庫化。でも700円もするのか。じゃああまり変わらないかも。 
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com