映画は見たが試写には行ってない週間

◎今月のお仕事 『ネバーウェア』(ニール・ゲイマン インターブックス)、ただいまSFonlineでプレゼント中。オレが個人的に出してるプレなんで、つつしんで御応募くださいませ。
 池袋コミュニティ・カレッジで映画講座やります(笑)。10/11〜隔週木曜日予定。詳しくは03(5992)0496まで。
   10/20(土)@テアトル新宿 Jホラー・コミッションで清水祟(『呪怨』)、豊島圭介(『張り込み』)とトーク。オレのトークはどうでもいんだけど、オールナイトでは『九十九本目の生娘』が上映されます。これ必見だぜ!


9/22(土)
 晴れたのでサッカー日和。国立霞ヶ丘競技場にて浦和1-2v鹿島。凡戦。の最大の原因は砂川主審で、いらんファールばっか取る(エメのモーションをつけたような派手なダイブまで取っていた)もんで試合がブツブツ切れて全然盛り上がらない。二番目は臆病すぎるトニーニョ・セレーゾのせいで、後半20分で本山投入してればさっさと終わっていたのでは。でも、相馬が復活したのは嬉しかった。故障前とおんなじえぐりが数回あった。
9/24(月)
 午後、神保町に出かける。『貸本小説』(末永昭二 アスペクト)、『オリンピア・プレス物語』(ジョン・ディ・セイント・ジョア 河出書房新社)購入。何もんだ、この作者は。しかしこんなに分厚い本だとは思わなかった。頼むから二段組にしてくれよお。

 夜、高原の出場したボカの試合を録画で見る。点取ったあとのはしゃぎぶりがすごかった。緊張してたんだなあ。


9/25(火)
 美学校で『修羅雪姫』。やっぱ「どこが『修羅雪姫』やねん!」と突っ込むべきなんだろうね。ドニー・イェンのアクションはさすがに見せる。樋口シンジも手堅くこなしている。釈由美子は頑張っている。以上。
9/26(水
 午後、後楽園で宝島社のHと打ち合わせ。元同僚、つうか先輩である。
 あいかわらず爽快なまでにいい加減な仕事ぶりだった。結果こっちは締め切りのメチャクチャな仕事を押しつけられるわけだけど、あそこまで心底いい加減だと押しつけられた方もあまり怨む気にならんのである。さすがだ。人徳かな。

 夜、出かけて丸の内ルーブルで『ラッシュアワー2』。善玉は何をしても許されるご都合主義の極みなんだけど、もはやジャッキーとクリス・タッカーの芸を見せるための容器と化している映画なのでほとんど気にならない。それよりもクリス・タッカーがあまりウザくなかったので驚いた。こっちも慣れたのかなあ。「悪の親玉は金持ちの白人と決まってるんだ。だいたい銃声を聞いても驚かない白人は怪しい」ってのには笑ったよ。
 全世界のカンフー映画ファンを萌え狂わせているチャン・ツィイーだけど、この役はもひとつ。やっぱブリブリ笑顔がないとダメでしょ。

 終わってから走ってシネパトスへ行き、20年ぶりぐらいに『獣人雪男』見る。きっと知り合いが来てると思ったんだが、あまり入ってなかった。


9/27(木)
 試写で『光の雨』見る。××作家立松和平(ナレーションもしている)の連合赤軍小説を高橋伴明が(ゴジに仁義を切って)映画化した奴。原作小説をCMディレクター(大杉漣)が映画化して、そのメイキングを新進映画監督の萩原聖人が作るというかたちで進行する。つまり萩原およびその撮ってるメイキングが映画内映画である連赤の世界に対照される今時の若者の姿となるわけだ。理屈としてはよくわかるんだけど、ただひとつ問題があって、つまりその若者像はあまりにも「上の世代」が考える「若者像」でしかない。たとえば萩原の作った映画は「廃虚をめぐる青年とそこで出会った少女の恋物語で、狭い世界だという批判も受けた」というのである。ダセえ。
 結局メイキング部分がリンチ殺人の補完にしかなってないんだよな。やるなら『ロアン・リンユイ』ぐらいきちんとやらないとダメ。

 終わってから、シアターイメージフォーラムで韓国映画『バッド・ムービー』。いや、なかなかおもしろかったス。あ、でも最後に登場人物のその後を入れとかなきゃいかんでしょう。あと、つまらん遊びはいらないと思う。

『暗号の秘密と嘘』(ブルース・シュナイアー 山形浩生訳 翔泳社)いただく。どうもありがとう。


9/28(金)
 試写でジャン=ジャック・ベネックス8年ぶりの新作『青い夢の女』見る。精神科医は患者の話を聞いていると居眠りするという映画である。ジジイがデヴィッド・リンチ見て、「うーんこういうのが今時の映画か」と思って作ったみたいな。なんだかなあ。

 バラードMLで流れていた話題を拾う。R・A・ラファティは現在オクラホマ州の養老院に入っているが、パーキンソン病とアルツハイマーを病み、たまに訪問客があっても相手が誰だかわからない状態だという。ああ、なんたることか。新作を望めないことはわかっていたが。


Back to INDEX Diary INDEX

Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com