暑すぎます!
◎今月のお仕事 『ネヴァーウェア』(ニール・ゲイマン インターブックス)好評発売中。
7/7(土)
近所の本屋に行ったら、今月出るハリー・ポッターの新作の予告チラシが平台に積んであった。気持ちは分かる。分かるが、出てる本を売りやがれこの。
7/8(日)
BOX東中野でやってる佐藤『阿賀に生きる』真のドキュメンタリー講座に行く。なんでって、ちょうどロバート・フラハティのことを勉強しようと思っていたところだったのでね。ちょうどいいタイミングだったから『アラン』と『ルイジアナ物語』見る。とてもおもしろい。特に『ルイジアナ物語』、フィルムの生々しい質感。ひとつ気になったことがあって、これ、最初から最後まで演出されてるんですけど。フラハティってドキュメンタリーのパパじゃん一応。パパがこんなことでいいんですか。
とりあえず、『極北の怪異』を見んとなあ。
『AΩ』(小林泰三 角川書店)読む。凄い! これは傑作だ! いつも棄権してしまうSFマガジンの年間ベスト投票日本編だが、今年はこれに投票するために他の本も読もうかと。
なんで「超ハードSFホラー」なのかなあと思ったけど、ハル・クレメントリスペクトだったからなんだね。なんかあったよね、クレメントにこんな話。ムカデ型の巨大宇宙人がワサワサ出てくるホラー小説が。
7/9(月)
仕事はタラタラと。一向に流れるようにはならない。
シネカノンで韓国のプロレス映画『反則王』見る。うだつのあがらない銀行員が、つぶれかけたプロレス道場に入門して……いや、嫌いなわけじゃないんですが、誰に向けて公開してるんだろうなあ、とか思わずにいられない映画である。最近ブームの韓国映画だけど、実際のとこ、客の入りってどうなのよ?
それはさておいて映画の中身であるが、どうも伏線が回収されきらないのが気になってしょうがない(オレはそういうのがたいへん気になる質なのである。逆に伏線がきれいにまとまる教科書的脚本とか見せられると、それだけでもうお腹いっぱい)。同僚がなんであんなに上司から目かけられてるのか、とかわからないままになってしまう。どうも、そういう脚本の弱さが日本映画っぽい感じ。
Tower Recordsで『ゴーストワールド』(ダニエル・クロウズ PRESSPOP
GALLERY)買う(一応リンクはしておくが、はたしてbk1で買えるものなのか)。あと雑誌をいくつか。ひさしぶりにFEMME
FATALEなど。
深夜、WOWOWで『ティングラー』。残念ながら我が家にはティングル椅子はないので、妻と二人でティングルごっこしながら見ました。しかし深夜ゆえ、悲鳴はあげられなかったんで、おそらくは死ぬものかと。
7/11(水)
恵比寿みるくで『映画突破伝』出版記念パーティ。というか叶井俊太郎を囲む会って感じである。みんな江戸木のことはほとんど忘れてるし。
みるくの下でやってたんだけど、なんか上ではヴィンセント・ギャロがひそかに来日していて、そのパーティをやっていたらしい。最初妙な外人女がふらふらしてるんで、「ひょっとしてこれ全部叶井の女か!?」なんて思ってたんだけど、どうやらギャロ流れだったのかな。ギャロのパーティとまちがえて入りこんで、『映画突破伝』売りつけられた人もいたそうな。ハハハ。
秘宝・田野辺とか三島賞作家とかがさっさと消えてしまったので、オレも終電前に帰っちゃいました。
7/12(木)
家でビデオなど見る。今はクーパー&ショードサック(『キングコング』の作者)週間である。『キングコング』の前、二人が作っていた異境冒険ドキュメンタリーなんだが、これがムチャクチャおもしろいのだ。五十万頭の羊をひいて、4000メートル級の山を越える遊牧民の話。もう、煽る煽る。
7/13(金)
起きたらコパ・アメリカをやっていた。で、見てたらいきなりメキシコがコーナーキックのこぼれ球を蹴りこんで一点先取。コパ・アメリカ ブラジル0−1メキシコ W杯予選で崖っぷちの両チームだけど、これを見るかぎりではメキシコの方が立ち直りの兆しあり。つうか、例の小気味良いサッカーが復活していて楽しかった。特に11番。ゴールエリアに入ってからターンでDFをかわしてシュート!っておもしろすぎるぜ。まああれはブラジルのDFがヘボすぎるけど。
ブラジルは本当にどうしようもない。なんか全員オーバートレーニング症候群で体が重いってな感じ。欧州リーグの試合過多の影響をいちばんかぶってるのがブラジルなのかな? だったら国内組でチームを編成したレオンは正しかったってことだけど。で、コンフェデ杯のブラジル、三軍とか言われてましたが、今回は何軍くらいなんでしょうか?
それにしても暑いねえ。『夜啼きの森』(岩井志麻子 角川書店)買う。
7/14(土)
国書刊行会のTくんと〈リズム&ペンシル〉というミニコミをやってるライターのMくんが遊びに来る。「××見たいっす」「じゃあ遊びに来たら? 電車一本だし」みたいな感じで。麦茶とクッキーのおもてなしである。
Mくんは『アウトサイダー・ミュージックのおもろい世界』(EM
Records)というCDを出しているという。"Songs in the Key of
Z"というアウトサイダー・ミュージックのコンピレーション盤だ。これ、実は友達がジャケのデザインをしたっていうんで聞かされていらいすげえお気に入りで、去年の夏にヘビーローテーションで聞いていた代物である。とても素晴らしいので是非一聴をお勧めしたい。オレのお気に入りはB.J.SnowdenのIn
Canada カナダの素晴らしさを歌い上げる讃歌なのである。
7/15(日)
暑いんだってば。
昼過ぎに出かけて、あとは買い物と茶店で仕事、というわけで見事に日が落ちるまで冷房の中にいた。夏バテだあ。
コパ・アメリカはコロンビア1-0エクアドル 最近は南米もヨーロッパみたいなサッカーになって、とはよく言われるところですが、これ見てると古き良き南米サッカーの世界って感じだよね。だって、どこも中盤でプレッシャーかけたりなんかしないもんな。
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Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com