フランス戦はなかったことになりました

◎今月のお仕事 『サッカーの敵』(サイモン・クーパー 白水社)発売中。東欧とアフリカと南米のサッカーについて書いたルポルタージュ。解説:後藤健生
        バリー・ギフォード〈南部の夜〉三部作の第三部『ベイビー・キャット・フェイス』(文春文庫)に解説書きました。やっつけ。  


3/22(木)
『山形道場』(山形浩生 イーストプレス)いただく。著者自送。前もそういうのあったなあ、忙しいんだから、出版社に送ってもらうようにしなさい!
3/23(金)
『アメリカン・サイコ』の試写に出かける。すでに去年、アメリカで見ているんだけど、なんか原稿書く前にもう一度、って感じ。

 その後新宿LOFT+1に出かけ、ゲスト出演。イベント自体は佐川一政主催で、『まんがさがわさん』(オークラ出版)が東日販から委託配本を拒否されたという話があるんで、その件を中心にトークするという趣向である。他の出演者はオークラの人と芹沢俊介、森達也監督。
 どうしようかと思ってたんだけど、なんか一応それなりの盛り上がりを見せて何よりでした(おもに客で来ていた食人マニア女王様のおかげだ)。オレは後半サボりをかまして、LOFTの従業員たちとなごんでいました。どんどんゴロへの道を歩んでいる……

 オークラの編集者(『メジャー漫画家への道』にも出てくる人)ともりしげの話をしたり。


3/24(土)
 ポカポカしてたいそういい陽気なので、妻と散歩に出かける。神楽坂付近まで歩いたか。

 フィルムセンターに出かけ、『小太刀を使ふ女』『お馬は七十七萬石』の二本を見る。おもしろかったのは『お馬〜』で、ユーモラスな語り口もいいし、最後の競馬シーンは手に汗握る大迫力。上映終了後拍手も出ていた。
 ただ、なんか繋ぎ間違っているようで、異常にアヴァンギャルドな物語になってしまっている。脚本稲垣浩じゃなくてタランティーノじゃねえのか、みたいな。こういうの、直さないのがフィルムセンター流なんだよねえ。


3/25(日)
 昨夜は2時過ぎには寝て、朝7時起床。フランス戦を見るが……

 ……忘れよう。今日はU20もあるしな(しかし、今年のユースは守備陣は前回以上、ということではなかったのか)。

 ……でもU20もなんだかなあというゲームだったりして……GKとバック陣との連携が悪すぎないか? 攻撃陣では良かったのは大久保くんと石川くんぐらいだし。


3/27(火)
 美学校に『焼け石に水』を見に行く。インタビューでRWFの入れ墨を書いていったら、J・ウォーターズが「フランスの若い監督が作った偽ファスビンダー映画は見た? あれはいいよ」って言ってた奴である。ファスビンダーが昔書いた戯曲を映画化したというものなのだ。いやあ、気合い入れて行きましたよ。

 でもねえ、やっぱり偽物だったねえ。いやファスビンダーを期待してしまったオレが悪いんだけどさ。


3/28(水)
 砧公園で玉蹴りしたあと(今日は疲れたぞ)、白金の友達のところへ行き、大正時代の金物屋だかなんかを改装したという飲み屋へ。なかなかいい雰囲気だが、あれならカフェにした方がいいんじゃないかと。
3/29(木)
 タコシェに出かけて、本を何冊か買う。いぬちゃんの映画の本とか、精神病の奴とか。
3/30(金)
 TCCで鶴田法男監督作品『案山子』を見る。すばらしく端正な正当派ホラー映画。『ウィッカーマン』ミーツ『ペット・セマタリー』といった感じの話である。木造家屋の撮り方に鶴田流を感じる。もちろんケチをつければつけられるけど、何より86分で終わってちゃんと恐怖と愛と異界があるホラーってだけでいいよね。おそらくプロデューサーから希望があってのことだろうグレース・イップの使い方はスマートだと思う。ひとつ言えばだな、芝崎コウの制服は『バトロワ』の奴にしてくれるともっと……
 終わったあと、田野辺くんとお茶する。

 青山墓地に出かけ、毎年恒例のケイブルホーグ花見。ケイブルホーグの花見っていつも寒いか雨かのどっちかなんだけど、今年は寒い方だったね。ともかく寒くて、かなり飲んだんだけどちっとも酔わない。
 それにしても、オレの顔を見るとみんな青山真治の話をはじめるのはなんでだ。今日なんか、外人にまで聞かれたぞ。


3/31(土)
 雨。しまった重馬場じゃねえか。そんな予想してねえぞ(←してたって当たらないのは一緒)→結局4試合はずした。引き分けひとつは当てたのになあ。

『CODE』はおもしろかったですね。ここら辺に感想を書きましたんで、参照のこと。お勧めするよ。 


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com