祝・開幕toto当たらねえよ

◎今月のお仕事 『サッカーの敵』(サイモン・クーパー 白水社)発売中。東欧とアフリカと南米のサッカーについて書いたルポルタージュ。解説:後藤健生
     3/23Loft Plus 1にゲスト出演。一日店長は佐川くんです。  


3/11(日)
 祝Jリーグ開幕。東スタのチケットは入手しそこねたので、開幕は国立で。久しぶりにバックスタンド最上段(サッカー観戦の指定席)に座る。
 鹿島2-1広島 なーんかショッパイ試合だった。柳沢のヘタレぶりは目をおおわんばかりで、後ろに座ってた鹿島サポのおばちゃん(「今の誰? みつるちゃん?」とか)からさえ「早く変えろ〜」と罵声が飛ぶ始末。実際、本山が入ってから一気に試合が締まったけどね。最初から本山出してたら、鹿島の楽勝だったんじゃないか?
 広島の方は久保の個人能力に頼ってる感じ。2点取られたことより、1点しか取れなかったことを反省すべきでは。

 totoはきれいに敗北。二試合も引き分けちゃあ当てられませんわ。


3/13(火)
 TCCで『シリアル・ラヴァー』。しつこい懇願に根負けして行きましたが、オレはフランス人は嫌いなんだっつーの。フランスのエスプリを感じるブラック・コメディでした。主役がミレーユ・ダルクだったら良かったんだが。

 その後朝日ホールで『15ミニッツ』見る。これ、やっぱり『60ミニッツ』にひっかけてるんだろうねえ(一応、ウォーホルの有名なセリフから取ったことになっている)。タブロイド・メディアが犯罪を煽りたててるってえ話。こないだヘラルドに遊びに行ったとき、筑紫哲也がこの映画の売り込みを受けていたが、まさにぴったりですな。あのなんの反省もないアンカーマンの役どころに。
 映画はたいそう乱暴でデタラメなんだけど、わりと楽しんでしまった。本気で作ってるからかな? いずれにしても、東欧殺人狂コンビはなかなかいい。

『日本一の男の魂#7』(喜国雅彦 小学館)、『ブレアウィッチ2〜暗黒の書』(D・A・スターン アーティストハウス)いただく。いつもありがとうございます。


3/14(水)
 神保町に出かけ、『北朝鮮事典』(内藤陽介 竹内書店新社)、『悪食コレクション』(村上紀史郎 芳賀書店)、『サッカー批評#10』購入。
3/15(木)
 今日もお出かけ。御徒町のスポーツ・ショップでスパイクを購入。そのまま秋葉原まで歩いてプリンタを購入する。つい持って帰ってきてしまったが、重かった。死ぬかと思ったぜ。

『クライム・ゼロ』(マイケル・コーディ 徳間書店)、『CODE』(ローレンス・レッシグ 翔泳社)いただく。やあ、今年は山形くん、ご活躍だね。


3/16(金)
 砧公園でサッカーのはずだったが、着いてみたら中止になっていた。呆然。

 仕方ないので試写に出かける。松竹で市川準監督作品『東京マリーゴールド』。市川準のことは、大林宣彦とならぶロリ変態エロオヤジ監督界の巨頭として、たいへん評価している。したがってロリエロ系でない映画はあまり見る気になれない(『たどんとちくわ』とか)。当然、田中麗奈主演の本作は見に行く。ところで、この日本が誇る二大エロオヤジ監督が、いずれも特定の土地にこだわりを見せるのはなぜなんだろうか? そこら辺に秘密を解く鍵があるのかもしれない。
 で、映画ですが、林真理子原作なんですね。すげえイヤな話だった。しかもオチの意味がわからん。

 その後シネパトスの福田純特集で『エスパイ』見る。お子さま向けなので、由美かおるのシロクロショーがフロイト的婉曲表現に変えられてしまったのが残念であった。原作でいちばん燃えるシーンなのに。尾崎紀世彦の主題歌に酔う。


3/17(土)
 浦和2-2C大阪 テレビ観戦。
 浦和は初ホームで超満員。対するセレッソは森島、ノジュンユン、下川と欠けて去年からすればサテライトみたいなチーム。すべてがレッズのためにしつらえた舞台のようなのだが……ともかく中盤のプレスが甘く、なにかっていうとDFがボールウォッチャーになっちゃうクセはあいかわらずで、右サイドを簡単に破られて失点。よりによって大柴に。
 その後もバカみたいな点を取られたりして完全な負けゲームだったんだけど、後半に福田が入って試合が一変。スタジアム狂乱。選手も勇気百倍。セレッソも浮足だっちゃって、なぜか気づくと同点に。延長に入ったころにはもう終わってましたが、あの雰囲気は凄かった。
 しかしなんだ、浦和の監督の仕事というのは最強のカンフル剤福田の投入をどこまで我慢するかって一点なのかもしれない。
3/19(月)
 午後、砧公園。またサッカー。今日は練習あり。でも人が少なすぎて、うちらの前にグラウンド使っていたグループと合同練習ってことに。きつかったス。

 その足で青山ブックセンター本店へ。『山形道場』発売記念、山形浩生くん講演会。運動あがりでバテてたんで、ちょっぴりうとうとしていたのは内緒だ。最後に質問していた娘はなかなか良かったね。眼鏡っ娘だし。ちょっと萌えたよ(ワラ)。
 終わったあと、野村総研の人たちも交えてメシを食いに行く。そこでもちょっと話したんだけど、『CODE』についての疑問(あー、本はまだ読んでませんのことよ)。オレはそもそもテクノロジーっていうのはひとつのイデオロギーであり、利用したり使用したりするもんじゃないと思ってるんだけど、そこら辺はどうなんだろうか? テクノロジーを善用したり悪用したりすることができないように、ネットの"CODE"も人間の好き嫌いで書き直すことなどできないものではないんだろうか? 言い換えれば、オレはネットの登場によって、プライバシーも著作権もグズグズになっていき、それは何をもってしても止められないだろうと思っている。価値判断じゃなく、未来予測としてね。
 読んでからちゃんと感想書きます。


3/20(火)
 すっかりハマっている『アルジュナ』
 これ、舞台が神戸だと知ったときから恐れてたんだけど、やっぱり阪神大震災のドラマだったのね。いや時代は今になってますが、阪神大震災のテレビ報道を見て構想したとしか思えない映像でした。すげえぜ。いや神戸市民はすげえじゃ済まないだろうけど。
 いろんな意味で問題作なんじゃないでしょうか。 
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com