◎今月のお仕事 特に……
『フィータス』(森園みるく 筑摩書房)、『星方武侠アウトロースター 雲海のエルドラド』(堺三保 集英社スーパーダッシュ文庫)どうもありがとうございます。
夜、久しぶりにLOFT
plus1に出かける。出演者は宮台&青山の二人シンジ。それに香山リカ。〈創〉主催で『EUREKA』の話をするらしい。ここで告白をすると実はぼくはまだ『EUREKA』を見ていない。青山シンジの映画は一本も見ていないのだ(別に主義主張があって見てないわけではなく、たまたま)。でもまあ、評論家だからね。これは見なくちゃな……でも3時間40分……モノクロ……出かける勇気を奮い起こすべく、まあ勉強に行ってみたよ。
で、まあ聞いてきたわけだ。いろいろ考えたけどね。ま、なんだね。宮台シンジの話がつまらんのは具体性に欠けるからじゃないか、と思ったよ。さかんに「フィールドワークしてるから」と言うんだけど(実際してるんだろうが)、その割には話に具体例が出てこないんだよね。何を見ても統計の標本でしかないんじゃないか? だからどうも高所から論じてるだけって印象を持ってしまうのだ。実作業者って感じのするリカちゃんの話の方が全然おもしろいです。
で、やっぱり見に行かないとならないハメになったようだよ。
ワーナーに『さくや妖怪伝』を見に行く。感想は……脚本がどうしたとかあの演技はとか、言えばいえるんだろうけど、そういう気がなにひとつ起きない……やっぱり笑えないっていうのが致命的。
暗い気持ちで帰る。
終わったあと走ってル・テアトル銀座に出かけ、『Xメン』。いちばんイケてるのはハル・ベリーのストーム。これは充分使える(何に?)。ファムケ・ヤンセンのジーン・グレイは、これはいくらなんでも無理があるでしょう(サイクロプスと並ぶと大人と子供だ)。最悪なのがイアン・マッケランのマグニートー。まあわかってたんだけどさ。
総合評価は、『マトリックス』のあとこういうショボい吊りを見るのは辛いねえ。だが、この映画の最大の問題点はそういうところではないと思う。詳しくはどっかで書きます。
ところでここで見せられた『ファット・ライズ・ビニス』の予告編、すごかった。本当にこのタイトルでやるの? 本当にこんな予告編かけてるの? ていうか、この予告編でお話全部わかっちゃったんですけど。
終わったあと、高橋良平、大森望、さいとデータのHでお茶する。
終わったあと、カニバリズムについての教育番組を作っているチャンネル4の女ディレクターの指示を受け、『A』の森監督らとともにさかんにヤラセ活動に従事する。森監督は結構怒ってたみたいな(ヤラセ・ドキュメンタリーとか嫌いらしい)。
渋谷パンテオンで『グリーン・ディスティニー』。はじまる前に30分にもわたって渡辺マリナ独演会を聞かされることになろうとは……渡辺マリナ、二代目クロを襲名するんじゃないかと思ったよ。いや、遠からずそうなるような気が。
肝心の映画の方ですが監督アン・リー、主演チョウ・ユンファ&ミシェル・ヨー、アクション監督ユエン・ウービン、音楽ヨー・ヨー・マと中国系映画人オールスターズを集めてなぜこんな底抜け映画ができるのだろう? つうか最近中国系アート監督の作る底抜け歴史超大作が異常に多い気がするんだが、これ、なんか怪しい仕掛人がいるんじゃないか?……というような話を終わったあと高橋良平とする。
ソフトマジックのKから電話があって、どうやらアレがなんとかなるらしい。マジかなあ。これで来年の星雲賞はもらったぜ(無理だって)。
ともかくそういうことらしいんで、林くん、そろそろ返してくれたまえ。
その後、東京堂で『マッド・サイエンティストの夢』(デヴィッド・J・スカル 青土社)、『ラブ&フリーク』(北島行徳 文藝春秋)、『ナチ娯楽映画の世界』(瀬川裕司 平凡社)購入。スカルは好き。