大森望のワールドコンレポート


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【8月29日 午前11時45分@サンアントニオ(リバーセンター)】

 アラモの砦で有名なサンアントニオは人口100万を越えるテキサス州有数の観光都市。ダウンタウンの中心をサンアントニオ川が流れ、川沿いの遊歩道、リバーウォークをのんびり歩けばテキサス情緒が満喫できる。
 そこから水を引き込み、ボートで遊覧もできる巨大ショッピングモールがサンアントニオ・リバーセンター。それに隣接して、市内最大のホテル、マリオット・リバーセンターとマリオット・リバーウォークがそそり立つ。通りをはさんだ向かい側がヘンリー・ゴンザレス・コンベンションセンターで、今年のワールドコンはこの三カ所がメイン会場となる。

 書くのを忘れてましたが、LoneStarConのlonestarとは、テキサス州旗のひとつ星のこと。転じてテキサス州の俗称としても使われる。広島で開かれた今年の日本SF大会が「あきこん」と呼ばれているようなもんですね。
 ワールドコンの名前は、「開催地を示す符牒+con」をつけるのが通例。ただし、ConspiracyとかConfederationとか、名前を見ただけではどこで開かれるのかさっぱりわからない愛称もなくはない。

 会場のマリオットは、日本ではあんまりなじみがないかもしれないけど、ヒルトンやはいあっとと並ぶ全米有数のホテルチェーン。マリオット・リバーセンターとリバーウォークはサンアントニオでも最高級で、日本のSF大会で言えば、ハマコンのインターコンチネンタルみたいな感じでしょうか。なにしろホテルのあいだを川が流れてるんだから、ロケーション的にはここ数年のワールドコンでも随一かも。
 サンフランシスコの大会では、マックエキスポの会場にもなってるモスコーン・センターがメイン会場でしたが、ホテルまではちょっと離れてたしね。

 ではいったいどんな企画があるのか。企画出演者500人だから、ほとんどなんでもありなんですけど、作家関係の企画に絞っても、とてもチェックしきれないくらい。
 まず、ディーラーズルームで行なわれるサイン会。それからKafeeklatchと呼ばれる茶話会。これは事前予約制で、ひいきの作家といっしょにお茶を飲みながら一時間ほどお話ができるという企画。これに朗読会が加わって、ひとりの作家のおっかけをするだけでもけっこう忙しい。
 企画のメインは、日本と違ってあいかわらずパネルディスカッション。初心者向けオリエンテーション、業界関係者向けのディープな裏話(「編集者と寝なきゃダメなの?」とか)、子供たちに「お話」を聞かせるキッズ企画、ファンダムの歴史パネル(「60年代の著名女性SFファンを語る」とか)……。

 ポケットプログラムを調べては、面白そうな企画を見て回るわけですが、今日の大森はもっぱらインタビューのアポ取り。マリオット・リバーウォークのロビーで、テラフォーミングの本を読みふけっているバクスターを見つけて、東京ではどうも、と挨拶。
 正午から、「テラフォーミング・リアリティ」ってパネルに出るので、その予習らしい。次の本では月のテラフォーミングを扱うつもりだし、とか。「ハル・クレメントやジャック・ウィリアムスンも一緒に出るんだよ。いやあ、わくわく」と喜んでました。

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