【大森望のSF日記remix1995前半編】  1995年前半の狂乱西葛西日記から、SF関係のものを集めました。今後、電脳日記、カラオケ日記etc.が再編集される予定。


【4月6日】
 せっかくだからQuickCamで写真を撮ろうと思ったら、ぼくのマシンでは動かなかっ た(Macintosh LC475)。しかたがないので、同居人のマシン(LC630)でむかしいい かげんに撮ってあったやつを貼りましたが、まあ三日の寿命でしょう(^_^;)
 htmlエディタは3種類ぐらいためしたけど、どれもなんだか使いにくい気がするの で、けっきょくテキストエディタで編集しました。しかし月初めはそんなことしてる 場合じゃないくらい仕事が詰まっているので、今日も泣きながらBNN(←BNNページと リンクを張ろうかと思ったけどあまりにも間抜けなのでやめました(笑)
 まだリン クのコマンドを知らないという問題もあるな)の新雑誌の原稿を書いていますが、書 き終わったらここに上げるからいいやってなにが目的で原稿書いてるんだか。
 近刊予定としては、上にあとがきが上がっている『サイベリア』が4月末、5月に はハヤカワSF文庫からオースン・スコット・カードの処女長篇『ワーシング・クロ ニクル/神の熱い眠り』が出ます。あと7月はおなじくハヤカワSF文庫から、ルー ディ・ラッカーの日本オリジナル短篇集が刊行の予定。ってことで、またね。

【4月23日】
 ワンダーワークスに発注したホームページ看板(笑)のラフがファックスで届く。早川・創元のSF文庫で活躍中の吉永和哉とは高校二年のときからだからええともう17年のつきあい。彼のデザイン事務所ワンダーワークスの時候のあいさつ葉書には無料でエッセイを連載(笑)しているので、「おまえんとこも宣伝してやるからさ」と無理やり看板製作を引き受けさせたのだった。
 しかし彼の会社はモデムがないので(笑)たぶん看板掛け替えは木曜あたりになるでしょう。乞ご期待ってことでひとつよろしくってなにがよろしくなんだか。  わたしの好きだった村井秀夫さんが刺されておなくなりになってしまいました。とっても悲しい。久米宏はしかし、刺されたという速報について、「最後にたいへん不愉快なニュースがとびこんできました」とかなんとか。不愉快はないだろ不愉快は。

【4月25日】
 ブルース・スターリングとルーディ・ラッカーの合作中篇Big Jellyの翻訳をずーっと直している。クラゲの話なんだけど手もとにクラゲの本がなくて困る。図書館に行くつもりだったけど雨が降ってるしなあ。日本クラゲ学会とかのホームページはないのか(笑)
 それと平行して、CAPE-X用のヴァーチャルセックスがらみのエッセイを翻訳中。このページのデザインはプランクの中島さんがやるらしい。世間はせまい。というかこの業界(ってどの業界だ)もタコツボである。
Gamewalkerからの催促電話にちょっとうろたえる。あーゲーム。いつやるんだろうねまったく。「Dの食卓」は3分の2くらいのとこで止まってるし、「スターブレードα」はいまごろなに考えて出したのかわからんぞ。まあしょうがないからもうちょっとやろう。
【4月29日(土)】
 10時に目が覚めてしまったのでまたしても改築に走る。SFセミナーの案内ページを急遽新設、海外おたく系ページへのリンクも張りました。URL確認のためにあちこち見てまわってるうちに、金子誠ページの雑談コーナーで、QV-10入荷情報に遭遇。ネタ元の柳下毅一郎に電話して、どのソフマップかをたしかめて、さっそく秋葉原へGO。最初に撮ったのはこの写真(笑)。場所はソフマップ地下の喫茶店、東洋です。
 同居人・さいとうよしこ(→写真)と高田馬場で落ち合い、一路、本川越へ。ライトノベル評論家の三村美衣(→写真)&東京創元社SF文庫担当・小浜徹也(→写真)夫婦が川越市在住で、そこに遊びにきてる故・黒丸尚氏の未亡人、草刈美由紀さん&ひとり息子あきらくん(→写真)の4人に合流してJOYSOUND2時間。しかしやっぱりQV-10はおもしろい。
 小浜家にたどりついてからは、5分でインターネットPPP接続をセッティング。アカウントは当然アスキーネットの無料キャンペーンを利用(笑) あとはSFセミナー関連で夜中に電話してきた堺三保を三村美衣がえんえん叱りつける(笑)のをサカナにバカ話。

【4月30日(日)】
 お昼に起きて川越でDAMを2時間。洋楽系がけっこう増えてますね。わたしは最近スチャダラの古いアルバムを聴いてるので、「トラベル・チャンス」とか、そーゆーの(笑)
 小江戸号車内でSFマガジン用のチャールズ・プラットのエッセイ翻訳を直しつつ帰宅。そんでもってさっそく撮影した写真をページに張る作業をやっているというわけだ。

【5月2日(火)】
 3時に起きてちょこちょこページをいじってから、午後6時、早川書房の編集部。とりあえず編集部風景を撮影する。
 SFマガジンの阿部編集長は、金曜日にリムネットに入会、さっそくWWWにハマっているらしい。しかし、大森のページはブラウザの窓から文字が横にはみだすからスクロールしないと読めないと文句をいわれる。なんと、Air Mosaicはウィンドウの自動桁折りもしないのか(驚) ううむ、ふだんNetscapeしか使ってないと不自由なブラウザの人の気持ちがわからなくなるなあ。というわけで、うちのページはNetscape1.1以上で見てね(反省の色なし)。さて、阿部編集長といっしょに早川書房を出た大森は、  

古沢嘉通.水鏡子迎撃宴会@神田に突入。

宴会の会場は早川書房から徒歩2分の多国籍居酒屋〈膳〉で、まあ近場ですまされて古沢嘉通もなめられたもんだよね、なんてことはべつにわたしは思いませんが、料理はけっこううまかったです。でも5000円とられてちょっとしおしおな感じ。ショックを受けた堺三保氏は早々に帰ってしまったので写真がないぜ。フレームに入りきらないという説もあるが。
 その話を聞いた元早川書房編集部の白石朗氏は、
「だって早川の人間が3人いたんだろ。領収書3枚に分けて切ってもらえばいいのにばかだねえ」といまうしろでのたまわっていますが、わたしにはわかりません。あ、3人というのは、阿部編集長のほか、SF文庫担当の河野佐知嬢とFT文庫担当の嘉藤景子嬢ね。
 水鏡子氏はどんどんでぶになると評判ですが、今日はぶれた写真誌かとれなかったので、おなかのでっぱりぐあいはあしたのお楽しみ。
 食事のあとは神田のDAMで2時間。下町兄弟の「酔っ払ってホテルでH」は意外とむずかしいっす。古沢さんと水鏡子さんは「ハチのムサシは死んだのさ」をデュエットしてとっても仲良しでした。わたしは「恋とマシンガン」と嘉藤景子と歌えたからいいや。
 途中から合流したメディア・フロント高橋誠氏は、今日は泥酔することもなく水鏡子氏と競馬の話で盛り上がる。当然高橋氏も愛機を持ってきてたのでQV-10が2台。お約束のようにとりちがえるひと幕あり。これで金子誠氏もいたら3台だな。そのうちホームページにみだりに写真を貼る迷惑行為が指弾されはじめるにちがいない(笑) わたしは断固、元をとるまで貼りつづけるぞ。
 そんでもって11時に早川勢と別れて地下鉄。西葛西の駅まで白石先生の新車プリメーラに迎えに来てもらって、古沢、水鏡子、大森の三人でグリシャム御殿を訪問。
 それからまた車でうちまで送ってもらって日記を書いてるというわけだ。おまけの写真は早川書房編集二課の阿部さんのデスクと、SFマガジン編集部塩澤くんの顔だよん。あーしかしこの調子では明日はいったい何枚写真を撮るのやら。
 なお、明日はSFセミナー合宿なので、ページの更新はありません。SF関係者写真アーカイヴってのも発作的にいま思いついたので、この人の写真を見たいというリクエストがあったらじゃんじゃんメールしてね。 【5月3日(水)】
 今日はたのしいSFセミナーです(ほんとか>自分)。

 3時間睡眠で午前10時に目を覚まし(水鏡子と古沢嘉通は起きる気配もなく寝ている)、会場の水道橋全逓会館へ。途中、西葛西メトロセンターのレコード屋のおばちゃんが、「青山さん逮捕されたんだって」と叫んでいるのが聞こえたが、わたしは青山派じゃないから関係ない。しいていうとウッパラヴァンナ派だけどあんまりテレビに出ないので悲しいという話には関係なく、例年になくはやく(笑)11時には会場到着、例年どおりロビーにたむろするSFゴロの人々と雑談。ほんとに時間が止まってるね、ここは。
 九州で働く中野善夫氏(SFマガジン書評欄ファンタシー担当)には、最大3割引きというオンライン書店を教えてもらったのだが、もう名前も覚えていない事実に気がつく(笑) 九大の研究室は専用線でつながった端末があるんだけど、みんなftpとかしか使ってないので、うっかり同僚がいるときに大森ページを表示させたりすると、なんだなんだとみんな寄ってくるのでたいへんだそうです(笑) もっとも早起き中野くんは朝7時とかとんでもない時間に出勤しているので、2時間は端末を独占できるらしい。早起きは三文の得だね。というわけでここを読んだら3割引き書店のURLをメールしてね。

「接続する社会」販売のため早めに登場の永井義人氏と控え室でおしゃべり。永井さんとはこれが初対面なのであった。ちなみに10部搬入された「接続する社会」は8部売れました。購入者の8割はMacintosh持ってないだった人らしい(笑) まあ買った本のほとんどを読まないコレクターの人たちにとっては、物理的に読めない程度の障害はどうということはないのである。そのうちバンダイのピピンプレーヤーで読めるかもしれないしね(笑)

 そうこうするうちに今岡さん、桝山さんも到着。やはりQV-10に異様な興味を示し、いまにも秋葉原に走っていきそうな勢い(笑)
「うーん、しかし今日は現金の持ち合わせが少ないんだよな」と桝山さん。「カードで5パーセント増しの料金を払うのはなあ」
 どうせおれは5パーセント増しで払ったよ、ふん。
 今岡さんはMacintoshエヴァンジェリストぶりにますます磨きがかかり、現編集長・阿部毅氏(自作AT互換機/Windowsユーザ)を相手にWindows罵倒しまくり。ほとんどMicrosoft Haterの域に達している。しかし関係者全員まっくな人なので今岡さんの暴走を止める人とてなく、阿部編集長はあろうことか、パネルの席上でまで罵倒されるのであった(笑)
 今日聞いていちばん笑った話は、アスキーが「バーチャファイターII」の攻略本を出すのでブルース・スターリングに原稿を頼みたいといってきた話。なんだかなあと思いながら今岡さんが依頼をとりついでメールを出すと、スターリングから狂喜のメールが返ってきたという(笑) 原稿料はいらないから匡体くれといったそうだけど、外人はほんとにわがままだな(笑) サターンとバーチャのセットでも原稿料を上回ると思うぞ。しかしスターリングはどのキャラを使っているのだろうか。スターリング対池袋サラの対決とかちょっと見たい気がする(笑)
 パネルのあとは近所のホテルの一階ティールームでお茶。大森ページが重いとさんざん非難される(笑)
「見たくなきゃ見るな、ふん」
 といいながらもやはり見てもらえないとつまらないので改築プランを練りはじめる(笑) いいんだ、どうせ緑色の背景も飽きてきたもんな。
 会場にもどって、眉村卓講演の最後だけちょっと聞く。なるほど、「引き潮のとき」は4820枚ですか。司政官シリーズ全体で7000枚少々らしいから、「引き潮のとき」だけ読んでも七割方制覇したことになるわけですね。どうやって読むかが問題だけど。
 それにしても眉村さんの話は脱線しはじめるととめどがなく、ほとんど所ジョージのオールナイトニッポン状態だった(笑)

 企画が終わって一階に降りるとエレベーターホールにぽつんと佇む水玉さん。なんでも早川書房の細井さん(JA担当)と単行本の打ち合わせのはずだったのだが、細井さんは「合宿場で会いましょう」の伝言を残して大まり小まりと去ってしまったらしい。
「合宿には行かずにすぐ帰るつもりだったのにぃ」と思わずむっとする水玉螢之丞(そのわりには打ち合わせ終わっても朝までいたけど)。
 んでまあ二十人くらいでぞろぞろお茶の水まで歩き、駅前の地下レストランになだれこんで大皿スパゲティ。合宿ではまあいろいろと企画がありましたが、クイズがなかったのをべつにすれば例年通り。

【5月4日(木)】
 起きたら6時だった。喫茶店に出かけて仕事してたら水鏡子おじさんがやってきたので、同居人と三人で晩飯。そのあとちょこちょこ仕事してたら眠くなってきたので帰る。どうもあれだね、サラリーマンが遊んでる時期だと思うと仕事する気になんないね、ってことでホームページ大改築工事に着手。
 チャールズ・プラットから、原稿転載オッケーの返事が来ていたので、さっそくプラットのページもつくることにする。ほんとは水鏡子ページもつくる予定だったのに、おじさんは持ってくるフロッピーをまちがえてしまったのである。
 まあでもまちがえたほうのFDに入っていた原稿でなんとかしよう(笑)

【5月5日(金)】
 5月5日はオウムの日……だけどとくに事件なし。半日かけて、SFセミナーで撮った写真を整理。Macにまとめて落として一枚ずつpictで保存し、さらにGraphic Converterで回転させ256色のgifファイルに落とし、それをhtmlの表組に貼りつける。んでもってそのファイルの山をfetchでリムネットのディレクトリに持っていく――とこの単純作業にやたら時間がかかるんだよな。ちょいちょいとApple Script書いたりQuick Keysに登録したりすればいいんだろうけどなあ――パソコン音痴の人は悲しい(;_;)
 まあこういう単純作業は嫌いじゃないからいいっす。ファンジンで切り貼りしてるようなもんだわな。
 小浜章子(三村美衣)から電話。リムネットにサインアップしたのに接続できなくて苦労している(笑) わっはっは、ざまあみろ。よく聞いてみると、どうも日経クリックの付録の製品版PPPソフトの体験版をインストールしたときに、MacPPPが上書きされて消えてしまったらしい。Config PPPの存在は知っていたのでバックアップしたけど、MacPPPなんてものがあるとはちっとも知らなかったそうである。
 しょうがないのでNIFTY-ServeのID宛にMacPPPをメールする。

【5月6日(土)】
 小江さん来る。亭主の添野知生(日本衛星放送勤務/ワイルドカード翻訳者)のほうはあやしい原稿のために来られず。小江さんはフロッピー持参、当然なかみは小江muisiumの画像ファイル。最初に見たときは思わずのけぞりましたがまあいいでしょ(笑) だいたい実物の写真が貼ってあるのでは、いくらイラストで美化しても無意味なのだった。
 迎えにきてくれた白石朗氏のプリメーラに4人(大森、さいとう、小江、水鏡子)で乗り込み東葛西のグリシャム御殿へ。白石夫人、村山朝子さんの手料理を食い倒れ。海老春巻き、おいしゅうございました。松の実豆腐、おいしゅうございました。肉シュウマイ、おいしゅうございました。
 マンションの7階なので、南にはTDLの花火も見えるロケーション。しみじみと広い。帰り道、クルマで葛西橋通りのDAMに寄って3時間。しかし水鏡子の歌う歌はどうしてみんな古いのか、って年寄りだからだな。

【5月7日(日)】
 水鏡子師匠は徹夜で競馬の検討をつづけていたらしく、レース結果が出るたびに「ひいいいいい」「ほええええ」と叫ぶのでゆっくり寝ていられない。
 それにしても36レース買って総額2万円ってなあ。社会人やろ。結果は、きのうは惨敗、きょうはとんとんってところで済んだらしい。
『七百年の薔薇』と『愛のふりかけ』(再読)を読み、おもむろに本の雑誌の原稿を書きはじめる。


【5月9日(火)】

 本の雑誌とSFマガジンとActive Englishの原稿を送る。やれやれ――と思ったら、本の雑誌、Y田N子から電話。
「あの〜『トンデモ本の世界』なんですけど、吉野さんとだぶっちゃったんですよ。ノンフィクションのほうの今月のメインって扱いなんで、すいませんけど大森さんのほう、なんかとさしかえていただけますか?」だって。
 ううむ、だいたい「と」はSFの領分だろうによ。あの本だって山本弘が全ページの7割書いてるんだぞ、ぶつぶつ。
 といいながら、ブルース・マカリスター『ドリーム・ベイビー』を読む。この本をやってなかったのにはわけがあってですね、

Y田N子:ドリーム・ベイビーはやんないんですか?
大森:え? あれは風間さんがやってるんじゃないの?
Y田:えーと、風間さんの原稿にははいってないです。
大森:こないだ会ったとき、「『七百年の薔薇』をSFのほうでやらしてもらっていいですか?」って確認したら、「じゃあぼく、『ドリーム・ベイビー』やろうかな」っていうんで、「NVで出ちゃったから、じゃあ風間さんに譲りますね」ってことで手を打ったのに。くそお、逃げたな(笑)」

 ってことなんです。まあなにがいいたいかというと、風間賢二先生は「あ、やろうかな、おれ」といっといてやらないケースが多いぞ、と。ってまあこれが二回目なんだけどさ。
 上記のような理由であわてて読んだ『ドリーム・ベイビー』(ハヤカワ文庫NV)はしかし、最後の最後でどでかSFに変貌してどひゃあと驚くわたし好みの変態小説だったのでとくに許す。


【5月10日(水)】

 その疲れも癒えぬうちに講談社ノベルズの強力新刊(笑)、有栖川有栖『スエーデン館の謎』と京極夏彦『狂骨の夢』と摩耶雄嵩『痾』が届く。このうちいちばん珍しい(前作から間があいている)のはやっぱり摩耶くんだよねってことで(いちばん薄いって事情もありますが)、とりあえず『痾』からスタート。なんとびっくり、世紀の怪作『夏と冬の奏鳴曲』の直接の続篇なんですねえ。しかも烏有くんてば記憶喪失でいきなり明るい性格になってやがんの(笑) そんでもって放火魔(爆笑) しかも今回最大の重要人物の名前はわぴこ。なるほど、わぴこの元気予報が出たおかげで烏有くんは快活になった、と、ほうそうくる。ってスチャダラじゃないってばよ。などという原稿を書いても本の雑誌の読者に理解されるだろうかと一瞬考えるがまあいいのだ。
 そういえば、摩耶くんにはじめて会ったときのカラオケで、彼が法月綸太郎とデュエットしたのが「わぴこの元気予報」だったことを懐しく思い出すのだった(笑)
 写真をお見せできなくて残念です。


【5月17日(水)午前】

 起きてNIFTY-Serveをのぞくと、早川書房編集二課、河野佐知嬢からメール。もうすぐ出るラッカーの日本オリジナル短篇集のタイトルを、『ラッカー奇想博覧会』にしようかと思うけどいかがでしょう、という内容。みなさんどう思いますか。それならいっそ『奇想の復活』に……とかすぐバカなことを考えるおれ。名案がある人はメールしてください
 
【5月18日(木)】


 10時に起きてメールをチェックすると、大原まり子嬢からのメール。BEKKOAMEのアカウントを申請中で、IP接続したらホームページをつくりたいのでよろしくね、とかそういう内容(一部ひみつあり(笑))。「いまなら日本で最初にホームページを開設したSF作家になれる(笑)!」とかそういう返事を出す。よく考えると海外作家でも自分で個人ホームページを運営している作家はあんまりいないような気がするなあ。しかしこの分では、大原まり子の『インターネットワーカーへの道』が出る日も近いか。


【5月19日(金)】

 午後一時、惰眠を貪っているところに突然Dana Lewisから電話。いま東京にいて、月曜にはワシントンに帰っちゃうけど今日はヒマなの……ってことで、夕方、西葛西で会うことにする。
 デイナはむかしSF短篇を書いてたり、SFマガジンに謎の英文エッセイ連載を持ってたりしたこともある人で、日本歴は20年近く、当然日本語ぺらぺら。現在はニューズウィーク日本語版の特派員としてワシントン在住、月に二本くらいは署名入りの記事をニューズウィークに書いているえらいジャーナリストである――んだけど、スタジオ・プロテウス創立メンバーでもあって、いまだにプロテウスのために日本マンガの英訳の仕事もつづけている。まあマイクロソフトでいうとポール・アレンだな(笑)
 2年ぶりくらいに会っていろいろしゃべってると、ひとり息子のクリストファーくんはすでに大学生、国際基督教大学に通ってるんだけど、同人誌の世界にも足を踏み入れて、こないだミプロで開かれた即売会(ってどれのことだかよくわかんないけど大森英司がフォローするだろう)では蓬莱学園系のサークルで売り子してたらしい(笑) RPGマガジンとかにイラストを投稿してて、マンガ家志望なんだけど、デイナによれば、「あんまりうまくない」だって。厳しい親だな、って専門家だからしょうがないか。
 とまあそんな話題からはじまって、政界やおい物、白泉社ラヴェンダーロマンスその他についてすっかり取材されてしまった(笑)
 AOLにアカウントがあってホームページもつくりたいのとかいってるので、をれの最高にこんびにえんとなデスクの上でWWWする。布教活動もとうとうワシントン進出だぜ(笑) しかし同僚がぜったい喜ぶからとTOKYO TOPLESSのURLとかメモしてるんだからもうなんだかよくわかりません。やっぱり男女を問わず外人用にはえっちサイト紹介かな。
「だめ、写真はぜったい載せないで」といわれたのでデイナの写真は載せませんが、けっこう美人(やや太め)。40歳だけど。
 デイナを駅まで送っていってファミレスのビルディでぼちぼち仕事。帰ってきてHDの環境設定をいろいろやってたら、とつぜん外付HDがマウントしなくなる。STACKER入れてるとなんかデータは飛ばないけどドライバがよく壊れるんだよなあ。今回は接続を切ったら無事Silver Liningのインストールに成功したのでほっとひと安心。念のため、全データを内蔵1.3ギガにフルバックアップ、内蔵だけで動かすことにする。ま、結果的にめざましい速度向上を見たからいいんだけどさ。


【5月20日(土)】

 よみうりランドの取材に行くというさいとうよしこを午前7時にたたき起こし、仕事本を読みつつ午前11時ごろ寝て、さいとう弟からの電話で起きたのが午後7時(笑) しまった今日は7時から加藤洋之・後藤啓介原画展のオープニングパーティがあるんだぜ、とあわてて家を飛び出し、一時間押しで阿佐ヶ谷コミックボックス・ギャラリー。
 コミックボックスといえば、社員大量脱退事件の前まではわりと長めの書評とかを書かせてもらってたんですが、最近はすっかりご無沙汰。コミックボックスの前身のぱふの前身のだっくすは高校のころから愛読してたので(その前身の漫波コミックは高知では買えなかった)、コミックボックスから原稿依頼があったときはうれしかったな、なんとなく。この世界では有名な(というか悪名高いというか)社長の才谷遼氏とは初対面。才谷氏をめぐるエピソードは高校/大学を通じて読んできているので感無量(笑)
 主賓の加藤さんはなぜかニワトリの扮装なんだけど、
この写真じゃまるきり第七サティアンでドラッグ漬けにされてすっかりおかしくなっちゃった元信者(笑) 後藤さんのほうはイメージ通り(?)黒猫の扮装。あいかわらずクールである。
 出席者には意外と知り合いが多くて、
 「レナス」のゲームデザイナーの柴尾英令さん(ワセミス出身、Gamewalkerのレビュアー仲間)とゲーム業界美女度ランキング一、二を争う(ってそれじゃ中村宏美@アスキーだって(笑))アスミックのプロデューサー細谷淳子さんとか、
 SFマガジンの塩澤くんに日本作家担当の細井さん、
 うちのご近所のシミュレーションノベル作家、伊吹秀明こと大出秀明氏(西葛西駅前の明和書店では「あやしい客」として知られているらしい(笑))、
 かつてNOVA MONTHLYのデザインでお世話になった美人エディトリアル・デザイナー(だけどいまはスラムダンクに転んでアダルト系SDやおい本を出している)日向淳子さんとか、
 アスキー編集部の増田尚美さん(A編ではよく小谷野氏のデスクのそばで油を売ってるので、席が近所の増田さんとは顔を合わせてるんだけど、ちゃんと話をしたのは今日がはじめてだったりする)とか(アスキーの加藤後藤連載4コマをはやく本にしてね)。あ、この日記を読んだアスキーの人は社内メールで増田さんにここのURLを教えてあげてください(笑)
 あと、えらい人では開田裕治ご夫妻もいらっしゃいましたが、ちゃんとお話したことはないのだった。
 おひさしぶりは元〈ぱらんてぃあ〉でいまリットーミュージックのギターマガジンにいる久野耕一郎(須美久って名前でSFマガジンに音楽系の原稿を書いてる人)。なんでも若い子向けの音楽誌をこの秋に創刊するためライター募集中だそうです。よくわからないので柳下とか添野とか町田とか、(会ったことないけど)川崎和哉氏とかを紹介しておく。新しめの洋楽に強くて原稿がおもしろくて仕事さがしてる人はメールください(笑)
 ファンだという女子大生ふたりを紹介される。中村さんと村上さんだったと思うけどよくわからない(笑) 東京外語大のモンゴル語科っていうんだからまあふつうの女子大生じゃないよね。中村さん(たぶん)のほうはお父上が二〇年来のSFマガジン読者で、実家に帰るたびに数カ月分まとめてトイレでSFMを読むんだそうである。翻訳講座のページをちぎって便所紙にしていただいても一向にかまいませんと伝えたが向こうがかまうかもしれないのはまたべつの問題であろう。それにしても彼女、若いころの山尾悠子に似ていると思いません?>そのへんの古い人。
 さいとう弟も飛び入りで来てたんだけど、こいつがまんだらけ/タワーレコード帰りで、カバンからとりだした森山塔とか洋楽CDで女子大生ナンパにつとめていた。しかし彼も芳賀町役場勤務だからな。あたたかい目で見守りたいものである。
 なんだかかんだで60人ばかりがごった返した一次会が終わり(加藤さんから撮影したイラストの掲載許可をもらったので、急遽、加藤後藤museumを建設することにしました。3枚しかないけど(笑) これの価値はですね、原画から撮影した部分写真だってところにあるんですね。CD-ROM画集がバンダイビジュアルから出る企画が進んでるそうだけど、このページに貼ってあるやつはそれよりずっと軽くていいぞ(笑))二次会は近所の居酒屋。20人で予約した席に30人以上が無理やり詰め込まれcompact proな雰囲気である。
 まだまだ書くことがあったような気がするが写真の整理があるので(笑)日記はここまで――などと書いているのは中野〜西葛西間の東西線の車中だったりする。


【5月22日(月)】

■原稿を仕上げないうちに朝になり、まあいいやフケちゃえってことで秋葉原。小江さんの買い物リクエスト(きのうが運動会できょうは代休なんだって)につきあってショップめぐりデート……のはずが、待ち合わせ場所のザ・コン館地下の喫茶店ウッドに着いてみると、「Xメン」あんどワイルドカード翻訳者だけど職業:おたくの堺三保こと斎門雷人こと坂井光宏氏(仕事募集中。しかし大森英司の日記にはおおいに異議があるそうである。このへんがおたく研究家とおたくのちがいかも(笑))とおなじみ金子誠氏がいる。ふたりとも忙しい忙しいとかいってるくせに、秋葉原集合とか某BBS某所に書いておくとどこからともなく湧いてくるのはどういうことなんすかね(笑)

■小江さんの主目的は28800のモデムと外付HD。28800モデムはどの店もみごとに29800円で統一されている。なんかわしが買ったときから全然値下がりしてないみたい。高値安定ってやつなのか。メーカー不問なら多少安いのはあるみたいだけど、まあ安心して使えるやつってことで、モデムはサン電子のを29800円で購入@Tゾーンミナミ。紆余曲折のあげく外付HDはソフマップで売ってたQuantum540メガ使用のえーとどこだっけ、聞いたことのないメーカーのやつに決定。33000円くらいでやや割高ですが、まあベアドライブとケースとケーブルをバラで買って自分で組み立てたところで、2、3千円しか違わないもんな。

■メディアパレットの下のソフマップでは、ようやくLC630用のApple TV/Videoシステムを発見。先週の情報では30800円だったのが29800円になっている。VideoShop2.0とリモコンがついてこのお値段はたしかに安い。インターウェアの同等品が純正品に太刀打ちできない珍しいケースだな(笑) というわけで、同居人のマシン用にさっそく購入。同居人の椅子からは二台並んでるテレビがちゃんと見えるので、この機会にマシンをとりかえようと持ちかけるが鼻もひっかけてくれない。しくしく。
 まあこれで、NHK出演をはたしたサクセスおたく(笑)堺三保氏の雄姿も動画でホームページに貼れるってもんさ(笑)

■どうせ匡体あけてボード入れるんならHDも交換だってことで、オーバートップでコナーのIDEベアドライブ840メガを24800円で購入。マクスターの同等品はそれより800円安かったけどさ。しかし1メガ30円(笑)というこの実売価格からすると、リムネットの追加ディスク1メガ100円/月というお値段はいかにも高いぞ。LC475に内蔵されていたSCSI160メガが余ってしまうので匡体も買いましたが、それが9000円くらいなので、中身よりガワのほうが高い計算なのだった。まあバックアップ用に同居人が使うみたいだからいいや。
 ラオックスのMac館ではMacフォーマット済み128メガMO5枚組が5980円。うちの安物MOドライブはどのフォーマッタを使ってもうまくフォーマットできないので(;_;)、初期化済みのを買うしかないのである。一枚1200円ならまいっか。
 エーアイ出版の月刊パソコン通信あらためパソコン通信GAZAPEE編集部に常駐している金子さんは、ホームページの背景に敷くテクスチャー作成ソフトを購入。人材募集中らしくていろいろ取材される。しかしオフラインで打ち合わせをすると要領を得ないという点については堺三保も同意してたぞ(笑)>大森英司。

■デスク上でDOS/Vノートを併用するため、モニタの下に置くサンワサプライのキーボードドロアー(要するにキーボード専用抽出しね)をザ・コン館2Fで購入。これで自宅で仕事する環境は完璧だな。といいながらきょうも喫茶店で原稿を書いているわたしはなに。アスキー本誌最新号のサブノート特集とか見てもきっぱり甘いと思うぜ(笑) だいたい本気でモバイルするなら、バッテリは何個も持ち歩くのが基本でしょ。おれなんか、NS/Lのバッテリは常時3本使ってたもん。だからセカンドバッテリ、追加メインバッテリの値段とavailabilityは重要。それに、どこでも仕事をしようと思うとですね、キーボードをたたくときにはできるだけ音のしない機種を選ぶのがポイントだ(笑) くわえて、地下鉄とかで仕事をしようと思えば、ディスプレイを直角より倒した状態で仕事ができる修行も積まないといけないのは当然なのである。夜中のタクシーで原稿書いてるといやでも完全ブラインドタッチになるし、あとは歩きながら書けるようになれば完璧だな。
 というわけで、いくら自宅の仕事環境を整えてもWWW時間が増えるだけだという気がしないでもない(笑)阿

■秋葉の帰りに早川書房に寄るつもりだったけど、キーボード抽出しが重いので途中でくじけ、編集2課・河野佐知を呼び出し、ルーディ・ラッカー短篇集のゲラとオースン・スコット・カード『ワーシング年代記1/神の熱い眠り』の見本を受けとる。野中昇の装幀ははじめてなのでちょっとうれしい。
 夕方5時、西葛西に帰還、さすがに眠いが翻訳の世界の原稿がぼちぼちデッドなので泣きながらかたづける。わははは、最近どこの原稿書いてもインターネットの話だ(笑)
 なんか欲望に忠実なライターって感じ。疲れたのでキーボード抽出しのセッティングだけして寝る。

【6月5日(月)】
 Simulationsの短篇2本を一応訳了。直しは木内さん(元・翻訳の世界編集部だったんだけど、いまはジャストシステムの出版部。ダグラス・ラシュコフのMedia Virusの担当編集者でもある)からの催促待ちだな(笑)
 などと書いていると催促電話があり、
「残ってるのはいつもの人だけです」
 いつもの人=日暮雅道氏と山田和子氏ね(笑) ラッカーのA Life Lab.が出るのはけっこう先だろうな、この分だと。わたしは一応終わっているので大いばり――と思ったら、けっこう長い序文とけっこう長い参考文献紹介欄の翻訳をやるのをすっかり忘れていたのだった。
 えぐざすにゆく。えーとこれも遊びではなくて、本の雑誌の書評のために読まないといけない本3冊を読破するための自主罐詰(笑) プールサイドのデッキチェアとサウナの中で交替に読むわけですね。途中、肩のリハビリのためにちょこちょこ泳ぎつつ3時間。久美沙織『夜にひらく窓』と神林長平『敵は海賊/海賊課の休日』を読み終え、歌う船シリーズの新刊の途中でひきあげる。
 ラッカー短篇集のゲラチェックも一応終わらせて、あとは小説すばる新人賞の原稿返却のための整理作業。一本一本、所定の用紙に題名、筆名、本名、枚数、都道府県、評価etc.を書き込まないといけないのでたいへんめんどくさい。
 ダウンタウンの歌番組を見ながらやってたら、泉谷しげるが出てきて「黒いかばん」を歌うのでたいへん驚いた(笑)

【6月7日(水)】
 本の雑誌とSFマガジンの原稿書いて送る。そういえばすっかり書くのを忘れてたけど、6月3日にはついに!SFマガジン頁がオープンしたのだった。
 いやあ長い道のりでしたね(笑) いきなりデータ重視でインデックスから入るとは。どうせなら35年分どーんと置いてくれると石原インデックスを引かなくてすむようになる……ってさすがに無理か(笑)
 データがある程度以上大きくなると個人頁では対応できなくなるのが弱点だな。それにしても一ヶ月単位まで細かく割る必要はないのでは。などと書いているより、むかしNova MonthlyでやってたSFマガジン考課表のデータを加工してこの頁に置いたりしないといけないんだけどな。ま、大規模改修は秋ですね秋。
 なにしろこの日記を書くことさえままならない(って書いてるくせに)状況に追い込まれてしまっているのである。

いかに悲惨な状況かは、この赤裸々な原稿を読め。

 あー最初の原稿が赤裸々すぎて書き直しを命じられた話は内緒だよ(笑)

【6月10日(土)】
 朝から仕事。非常事態宣言中なので、MacとDOS/Vでおなじ本を訳すという非常手段。Doomsday Bookは未来と過去がカットバック式で書かれる本なので、未来はDOS/V、過去はMacに担当させる。Macintoshに未来がないという意味ではとくにない(笑)
 などと書いていると、「アローン・イン・ザ・ダーク2」のゲーマーにやとった(笑)佐々木@NetWorksが到着したので、このつづきはまたそのうちね。
 あ、さっき写真を落とそうとしたら、QV-10とMacintoshの接続がうまくいかなくなっている。「カメラが応答しません」エラーメッセージが出るばかりで、630のほうでやってもだめ。線が断線してるんだろうか、ううむ。というわけでしばらく写真の更新ができなくなるかも。高橋誠氏か金子さんの接続キット借りて実験してみるしかないかな。ちぇ。
【6月11日(日)】

 Doomシフト(笑)三日め。「破滅への2カ月」とかそんな感じ――っておれも古いね。学生が読んでわからないネタを振るのは年齢差別か。いやしかし若いからというだけで銀背を読まないSFおたくなど認めないぞ(笑)
 Doomシフトというのはですね、起きる→さゆり1号の電源を投入→メールチェックしてから翻訳→飽きる→Dynabook持って茶店に行って翻訳→飽きる→家に帰ってMacで翻訳→飽きる→ファミレスに行ってDynabookで翻訳→飽きる→家に帰ってMacで翻訳→寝る→最初にもどる……というパターン。
 このあいだに雑誌の原稿が挿入されるわけですね。しかし家にいると全仏オープンとかインターナショナルチャレンジとかドジャース中継とかつい見ちゃうからなあ。これがTV VIDEO SYSTEM搭載の630なら、ちらちら見ながら仕事ができるのにさ。かといってPDSスロット用のぴっくぽんとか5万も出して買うのはバカである。
 まあしかしこのシフトを敷いているかぎりは黙っていても一日10ページ以上できてしまうので安心。唯一の問題はめんどくさい雑誌仕事が入ると一発でローテーションが崩れてしまうことだな。あーでもレギュラーだけで月に26個締切がある水玉画伯(小の月でも4日あまるので週に一度はカラオケに行ける計算なのだそうである(笑))にくらべればまだましか。
 その水玉さんから昨日の報告電話。中野の歌広場はJOYとGIGAとXとPrologueが入ってるそうで、北白川バッティグセンター@京都並みだ。しかし延長料金がひとり一時間千円っってのは暴利だね。8人だと一時間8千円だぜ。しかも一時間ごとに現金前払い清算なんだって。京王プラザ47階のエグゼクティヴの社交場カラオケボックスのほうがまだ安いぞ。
 きのうはスタジオハードのアニソン濃い系の人々がゲスト参加だったので、4時間アニソンばっかりでさすがに「あーふつーの曲もたまには歌いたいかも」状態だったらしい(笑) 「「戦場のボーイズ・ライフ」の女声パートも完璧に覚えたんすけどね。全然歌える雰囲気じゃなくて」だそうです。
 こうなったら早稲田の秘密兵器の大森英司と溝畑康史を送り込むか。水玉さんはアニソンカラオケ系ページをご所望だったのでひとつよろしく>おたく研究家のひと。

 きのうはNetWorks佐々木くんの協力でAlone in the Dark2が半分まで進んだので原稿も楽勝な感じ。前作は自力でやってたら3日かかっても半分いかなかったんだよな。画面写真を整理してキャプションをつけてメール。原稿はあしたにまわそう。
 

【6月12日(月)】

 ひたすら翻訳していると書くことがない(笑) ATOKを自動変換モードに変更したのを機会に辞書の大改造に着手。不要単語を削りはじめるとすぐ一時間ぐらいたってしまう(笑) しかし「始めれ」なんて文法的にまちがった単語が一段動詞で大量に登録されているのはいかがなものか。ら抜き言葉を追認するのはともかく、こんなのをIMが無制限に変換してはいかんと思う。
 辞書はシステム単語ごとテキストに書き出してからsedとか使って一括削除するのが早道なんだろうけど、なにしろATOKの辞書は2.8メガもあるので書き出しにめちゃくちゃ時間がかかるのである。
 松茸の辞書とマージしたときは、読みで「じか‐」〜「じこ‐」あたりの単語がなぜか飛んでしまったし(笑)
 しかしこんなことやってるとだんだん辞書おたくの人の気持ちがわかってくるな。ところでMac版のAtok9はいつでるんでしょうか。


【6月13日(火)】

 改築をさぼっているうちに、SFMページもてんぷらページも着々とデータを増やしつつある。なんとかしないとなあ……などと思ってはいけないと自分を戒めつつ今日も仕事だ。
 しかし日記に書くのを忘れたけど三村美衣ページの立ち上がりはけっこうたいへんだったのである。

「ねえ、いくらindex.htmlをputしても全然ホームページが表示されないの(;_;) ファイルもちゃんとぜんぶ置いたんだよ」
「どれどれ。あれ、ディレクトリだけしかないじゃん」
「うん。ファイル見られて笑われるとやだからぜんぶ消したの」
「おかしいなあ。ちゃんとテキストでindex.html置いたんでしょ。ファイル名がちがってたりしない?」
「まちがいないもん」
「public_htmlの外に置いたりしてない?」
「それはねえ、きのう気がついて置き直した。二日ぐらいずーっとやってるんだけど全然だめなの」
「あのさあ、ちゃんと.txtは消してるよね?」
「え? あれけさなきゃいけないの?」
「ついたままだとindex.html.txtってファイルになっちゃうでしょ」
「だってfetchがつけろっていうからつけるもんだと思って……」

 というわけで、三村先生はindex.html.txtというファイルをひたすら何度も何度もputしつづけていたのでした、ちゃんちゃん。
 ってまあ人のことは笑えないな。三村美衣のことは笑えるが(笑)

 夕方は雨の中を築地の朝日新聞本社で開かれた小説トリッパーの創刊記念パーティへ。朝日新聞出版局の書籍編集部には元新潮社の女性が二人もいるのだった。アスキーのパーティに行くとよく元宝島社の人に会うようなもんか(笑)
 川又千秋氏とはひさしぶりなのでさっそくQV-10を見せびらかす。とさっそく奪われて船戸与一氏の写真を撮影されてしまった(笑) ちなみこの写真を見た同居人は、
「この鉄腕アトムみたいな人だれ?」
 といいました。新人賞の審査員の高橋源一郎氏ともひさしぶり。あいかわらず競馬活動がつづき、今日もイギリスから帰ってきて成田から直行なんだそうである。小説トリッパーに書いてたオウム本ルポはおもしろかったけど結論がふつうなのでちょっと残念。
 元SFアドベンチャーの名物編集者・関智氏はふたたび徳間本社にもどって単行本担当になったそうです。最近ソフトボールに凝ってるとかで、腫れた脚を無理やり見せられてしまったぜ(笑)
 QV-10は小田島隆氏にもウケて、いまにも買いにいきそうな勢いでした。

【6月14日(水)】

 いつ行ってもnot foundだった野阿梓ページがじつは昼間だけ稼働するサーバに置かれていたという事実を知り、さっそく見にいく。をを、さすがに美しい。
 野阿さんはエッセイとか大量にあるはずだし、たしかそっちはワープロで書いてたはずだから、そういうのを置いとくとマニアな人に喜ばれるんじゃないですかね。
 しかしこのアドレスは公開していいのだろうか。よくわからないのでとりあえず野阿ファンにうらやましがらせるだけにしておこう(笑)
 古沢嘉通情報によると、菊池誠ページは「来たメールをかたっぱしから公開するという暴挙(笑)に出た」そうなのであわてて見にいく……と、入力フォームを用意して、落書き帳つくってるだけなのね。なんだか知り合いばかりが書いていて某BBS某所のパティオとかわらんではないか(笑)
 自前のサーバだとこういうことができていいよなあと思いつつ書き込み。このへんがダイヤルアップユーザのぶちあたる壁ですね。まあメール使えばいいんだけどさ。
 
 講談社の小出さんよりtel。講談社ホワイトハート新人賞エンターテインメント部門の一次選考依頼。いやあ小説誌の新人賞なんかよりはよっぽど読んでて面白いんですけどね、最後まで読まないといけない応募作の率が異常に高いのが頭痛のタネで、去年4つやった新人賞の下読みでたぶんいちばんたいへんだったのがこれ。
 逆にいちばん楽なのがファンタジーノベル大賞で、受賞作があのレベルですからね、最終候補に残す意味があるランクの小説なんてそうそうあるわけがないという。
 まあなにしろこの状況なので、ホワイトハート下読みは涙を呑んで(うそ)辞退。その分は三村美衣先生がたくさん読んでくれるだろう(と思ったら百本送りつけられたらしい(笑))。
 三村美衣先生といえば、このほどめでたくライオンズマンションの住民理事会の会長に選ばれたそうです。ぱちぱちぱち。しかしクジ運の悪いやつ(笑)
 どこからも催促電話がないのでひたすら翻訳をつづける。Doomシフト突入6日で100ページ。ほかに仕事がなくて全然遊ばなければ一ヶ月で終わるってことか。しかしこんなシフトが一ヶ月もつづけられるわけがないのであった。あしたは休業だしあさっては本の大整理&CapeX創刊記念パーティだし、週末はほっぽらかしてある原稿にかからないといけないし、月曜は推理作家協会賞パーティなので、そのままずるずるとくじけてしまいそうな気がするのであった。


【6月15日(木)】

 5時秋葉原、ソフマップサプライ館地下の東洋で三村美衣と待ち合わせ。QV-10は買えたけどMac用接続キットがどこにもないの(;_;)という話だったけど、予想通りこのビルの上のソフマップには在庫あり(メディアパレットの下ね)。
 ということで、てんぷらページにもまもなくがんがん写真が貼られはじめることでしょう。
 次の目的は、三村美衣の575に入れるSCSIハードディスク。Tゾーンミナミでは現品処分のICM製外付540メガが29800円。しかしスペック不明の残りものなのでとりあえずチェックだけしてオーバートップ。Quantum Lightningの720メガ24300円が入荷しててラッキー。11msのキャッシュ128kでこの値段はやっぱり安い。1500円プラスするとQuantumの840メガが買えるんだけど、スペック不明ってことで720に決定。ケースと合わせて33000円はお買い得でしょう。
(この現場をタイガーマウンテンにいる同居人の知り合いに目撃されていたことが判明。「きょうオーバートップにいませんでしたか?」などというメールが来ていたらしい。まったく油断も隙もないことである。)
 
 ここまでは他人の買い物で、わたしの買い物はまたしても椅子。Tゾーンミナミで目をつけていた高い椅子を買ったんだけど、けっきょく3万円。中原尚哉の椅子が20万と聞いてのけぞる。一点豪華主義もそこまでいけばりっぱだ。
 同居人依頼のタツノコアニソンCD-ROM(笑)をラオックスMac館で買って、三村美衣と西葛西にもどる。帰ってみると、NIFTY-Serve某所に書いた「雑誌書籍運搬助っ人求む」メッセージを見た国会図書館の藤元氏が手伝いに来ていた。ありがたいことである。
 駅のそばに最近できたイタ飯屋で晩飯食って、プリメーラでやってきた白石朗にのっけてもらって5人でDAM2時間。ひたすら新曲を消化する。マンピーはいいけど戦場のボーイズライフはむずかしい。しかしDAMは新曲が遅くて、「二人のハーモニー」さえはいってないってのは営業努力が足りないのでは。キャンディガールもないっす。
 家に帰って雑誌の山の整理。三村・藤元両氏の協力を得て、無慮千冊くらいの雑誌(笑)を玄関の外に積み上げる。あーやっぱり捨てなきゃなあ。
 10年分くらいのキネマ旬報も書庫に運んでしまうことにしたので、書斎のほうはかなりすっきり。あとは本の整理だな(笑)

 藤元氏はWWWしたいというのでさゆり一号をあけわたし、Gamewalkerから届いた「アーク・ザ・ラッド」のサンプルを三村美衣にプレイさせる(笑) といってもオープニングは強制イベントの嵐なのでほとんどやることがない。ふつうのRPGだと思ってたんだけど、これってゲーム性としてはむしろ「スーパーロボット大戦」とか「オウガバトル」タイプなのね。バトルをクリアして進んでいくパターンで、キャラを育てるとか話を聞いて情報を集めるとかのRPGっぽい要素もあるけど、メインはシミュレーション型のバトル。序盤は敵が異様に弱いのでなにも考えなくてもさくさく進むけど、やっぱり途中で育て方を間違えたとやりなおしたりすることになるんだろうか。
 お話はもうお約束のかたまりみたいなファンタシーRPGで、次世代機っぽさは戦闘中にやたらキャラがしゃべることくらいか。その意味では対戦パズルだまタイプ(笑)

 などとゲームをしていると、藤元氏から突然、

「ゼラズニイって死んだんですか?」の声。

「え?」
「なんか14日に死んだってFuture Fantasyのアナウンスメントに書いてありますけど」
 をを、Future Fantasyはいつも訃報がはやいな。ってそういう問題じゃないか。ゼラズニイってまだそんな年じゃなかったのにね。わたしも一冊やることになってたんだけどなあ。三村美衣はさっそく山岸真と中村融に電話している。カール・エドワード・ワグナーにつづいてゼラズニイを亡くした中村融氏は、
「くそー、なんかおれがやってる作家はみんな翻訳を出す前に死ぬんだな」
 SF界一口の悪い三村美衣は答えていわく、
「人間みんないつかは死ぬんだからさあ、なかなか翻訳が出ないとどんどん死んでく一方なんじゃないの」  至言である(笑) こうなるとテリー・ビッスンの安否が気遣われるところですが、まあVoyage to Red Planetは作者存命中に出るにちがいない。


【6月16日(金)】

 起きたらいかにも危ない雲行き。雨が降り出す前に雑誌を運ぼうと、予約してあった軽トラを近所のレンタカー屋で借り、もどってきたらすでにがんがん降り始めている。
 しょうがないので先に白石朗氏宅に行き場のないスチール本棚4本をもらいにいく。トラックに積んで書庫に運び、家にもどると雨はやんでてラッキー。斎門雷人、三村美衣氏の協力を得て残る2時間で雑誌の山を書庫に移動。
 代官山のWonder Workz。(吉永和哉の事務所。ちなみに最後にピリオドじゃなくて半角の「。」がつくのが正式名称らしい(笑))に遊びにいくという三村美衣を駅まで送り、家に帰ってみると、ハードディスクケースの電源コードが残されてる(笑)
 どうせ今日はCape-Xのパーティで代官山に行く予定なので、5時半に駅で待ち合わせてわたすことにする。手間のかかる女だ、まったく(笑)
 というわけで飯だけ食って仕事の電話をあたふたとすませ本の雑誌のゲラをもどしてから代官山。20インチモニタの鎮座する吉永んとこは、まるでデザイナーの事務所みたいだ。ってデザイナーの事務所なのか。どうも本人のイメージと合わないんだよな。まあしかしきれいにかたづいているのは、となりの和室を使っているスタイリストふたり組のおかげにちがいない。
 7時、徒歩2分の距離にある代官山Ball RoomでCape-X創刊記念パーティ。編集長F岡氏はじめ、編集担当者の写真がばしばし撮れてラッキー(笑) そのうちアスキー写真館ができるな、しめしめ。ちなみに書評欄担当の半谷麻里さんの写真もようやくget。翻訳家・日暮雅道氏はあいかわらず超多忙状態。ジャストシステムの例のヴァーチャル物SFアンソロジーでも見事にトリをとったとか。
 あ、ちなみに野阿梓氏経由で山田和子氏から前回の日記の表現について抗議が寄せられています。山田和子氏の原稿が、日暮氏、大森と並んで遅いとの印象を与えるかのごとき一節がありましたが、調査の結果、この三人の中では山田氏の入稿がいちばんはやかった事実が判明いたしましたので、ここに謹んで訂正させていただきます。ご迷惑をおかけした山田和子氏並びに読者のみなさまにはこの場でお詫び申し上げます。

教訓:遅い中にも順序あり(笑)



【6月17日(土)】
 帰ってきてばったり寝て午前3時ぐらいにいったん起きると、三村美衣から電話。ベアドライブをうちでケースにいれてフォーマットして持って帰ったんだけど、575内蔵ドライブとの交換に苦労している模様。はっはっは、人間苦労して学習するのだ。
 SCSIのアドレスがぶつかっていろいろ動かなくなっているらしい。ベアドライブをそのまま内蔵にぶちこめば、とりあえずアドレスは0になると思うんだけどなあ。マックライフに電話して聞いてみると、本来内蔵してたやつはアドレスが0のままなので、やっぱりジャンパーピンをちゃんとさしてやらないと動かないらしい。なるほどね。
 念のため、うちの475の内蔵160メガ(1.3ギガととりかえたあとほとんど捨ててたやつ)をひっぱりだし、ケースに入れてみる。たしかにそのままでは動かない。ケースをあけたまま電源とケーブルをつないで、6本あるジャンパーピンに順番に接続してみるがどうもアドレスが変わっている気配がない。ええいめんどくさいとぜんぶのピンにつないだら、なぜかアドレスが2番になってちゃんとマウントされました。謎だ(笑)
 もっとも575に内蔵されてたHDはどうもピンの形状がちがうらしくて三村美衣はあいかわらず苦労している。しかしとりあえず入れ替えた720メガから無事起動するようになったそうで、まあ使えればいいんじゃないの(笑)
 またばったり寝てから夕方起床。それから午前9時まであちこち移動しつつ翻訳。20ページを消化し、小説推理連載完結の我孫子武丸『腐蝕の街』(近未来ハードボイルド)を5回分まとめ読みして寝る。

【6月19日(月)】

 午前11時に寝て午後3時起床。白石朗とバカSF対談(笑)のため中野区南台の本の雑誌編集部へ。笹塚でおりなきゃいけないのをまちがえて幡ヶ谷でおりちゃって、十号通り商店街のつもりで六号通り商店街をどんどん歩く。30分歩いてもつかない……ってあたりまえだよ。どうもおかしいと思って編集部に電話し、やっと自分が重大なまちがいをおかしていたことを知る。とほほ。まあしかし運動になったぜ。時間には遅れたがかわりにでっかいものを得た――と歌ったのはスチャダラのアニですが、ほんと「ついてる男'95」って感じだよな。
 30分遅れで編集部に到着すると、速記の人がいるだけ。白石せんせは生協の配達かなんか待ってて遅れたらしいっす。そのあいだに目黒考二吉田伸子にQV-10を見せびらかす。Y田N子47歳説(笑)がでてるそうですが、彼女は17歳の美人女子高生です。ほらほらこの写真がそれを証明してるでしょ……ってここでべんちゃらゆっても意味ないよな。あ、でも本の雑誌でurlを知ってホームページを見に来てくれた人もいるから、やはりあらゆる媒体でurlは宣伝すべきですね、最近めっきりアクセス数が減ってることだし。
 なんの準備もしてないうえで起き抜けなので対談はぼろぼろ。なんかミステリの話ばかりしてたような気がするが、SFの話は発行人の人に固有名詞が通じないからなあ。
 5時半に編集部を出て、白石朗といっしょに推理作家協会賞パーティ@第一ホテル東京。今回は受賞者が五人もいるので――長篇賞が藤田宣永折原一、連作短篇集が山口雅也、短篇が加納朋子、評論賞が各務三郎(敬称略)――会場もすし詰め状態。
 ふっふっふ、これで一網打尽だぜとばかりQV-10で撮りまくり。あーでも志茂田景樹を撮り忘れたのは痛いか(笑) 加納朋子さんはいきなり振り袖姿で受賞者席にすわっている。今回は加納さんの招待枠に入れてもらったおかげで一万円の参加費を払わずにすんだので加納さんに足を向けては寝られないっす。あー加納さんはほんと小説はうまいし美人だししとやかだしいい人です。はやく次の本が出ないかなあ。
 というわけで当然女性から優先して紹介するとですね、いきなり解説よろしくねと振ってくれたのが久美沙織さん。一応となりには波多野鷹氏もいました。そういえば今回の長篇賞はどっちも夫婦作家なんだよね。
 わりとひさしぶりのご近所作家、宮部みゆきさんは一ヶ月かけてジャンピングフラッシュをクリアしたそうで、いまは「キングズ・フィールド」をやっているとか。3DOも「Dの食卓」ができたから買っといてよかった、だって。うーむここまでゲームにはまるとは。『蒲生邸事件』がはやく読みたいんだけどな。ゲーム雑誌の人は宮部さんがらみのゲームレビュー/インタビュー/対談/座談会企画を考えるとよいでしょう(笑) あとはだれがいたんだっけ。たくさんいすぎてよくわからないので、写真館のlight版のほうを見てね。めんどくさくて寝ちゃったのでまだアルバムには入れてないっす。

 第一ホテルでのパーティのあとは、とりあえずすぐそばでやってる藤田さんのほうのお祝い会に顔を出す。こっちは新潮社主催で、佐藤誠一郎が幹事。ものすごい人で廊下にまであふれてたんだけど、誠一郎氏に席を譲ってもらって奥の方にとりあえず座席を確保。と思ったら向かいが坂東眞砂子さん。坂東さんはじつはわたしの高校の三年先輩なのだけど、今日が初対面。「○○先生のお嬢さんが同級でお母さんの話とか大森さんの話はちらちら聞いてました」とかいきなり超ローカルな話題になり、となりの井上夢人氏はけっこう驚いていた模様。
「高知の人ってみんな知り合いなの?」
 ってまあひとりあいだにおけばだいたいそうかも(笑)
 それにしても暗くて坂東さんの写真が載せられないのは残念。QV-10の液晶上ではちゃんと見えるのに、パソコンに移すとまっ黒になっちゃうの、しくしく。
 井上さんもリムネット組で、ひところはホームページ開設に燃えてたのに、いまは忙しくてとてもそのヒマがないとか。まあふつうはそうだよな(笑)
 しかし大原まり子さんからのメールでは、ホームページのコンテンツは完成、あとはサーバに置くばかりという状況みたいなので、大原ページはまもなく開設されるでしょう。
 冒険小説系主体の藤田祝勝宴会は、芸達者な人が多くてスピーチがまるで止まらない。最初にあいさつした生島治郎がいきなり小泉喜美子ネタを振ったものだから、内藤陳の身を切るような破滅的ギャグが炸裂。大沢在昌も加わり、スピーチは受賞者そっちのけで小泉喜美子エピソードの披露合戦に突入。いやしかしおもしろかったす。冒険小説系の作家の人ってあんまり知らないから、ほとんどミーハーな気分(笑)
 スピーチは一時間半を経過しても終わる気配がなく、ぼちぼち本命の山口・加納・折原合同祝勝会にいかなきゃねってことで、宮部・井上ご両人といっしょに合同会場の有楽町までてくてく歩く。こっちは三社合同開催だけあって場所が広くてゆったり。
 白石朗が妻に見せびらかすから宮部みゆきといっしょの写真を撮れと強要するので写真を撮りました(笑) まあ本棚もいただいたことだしね、ということでこの写真を落として壁紙にでもなんでもしてください>白石様。
 二次会から登場の笠井さんは、アメリカから突然送られてきた大量のファックスをはじめとする興味深い話題を提供してくださいましたがちょっとここには書けないな(笑)

 ほかにもなんかおもしろい話があったような気もするがもうなにも思い出せない。11時半に店が閉まり、我孫子&綾辻両氏が宿泊中の山の上ホテルに流れ、現在、翻訳をおやすみにして小説を書いているという浅羽莢子さんのほか、山口雅也氏、早川書房の荻原文哉氏、小説すばるの遅塚久美子さんなどのメンバーで2時ぐらいまで雑談。そんでもってさらに一時間、お茶の水駅前のDAMで新曲を歌ってタクシー帰宅。


【6月22日(木)】

 こんこんと寝ていたら坂井光宏じゃなかった堺三保から電話。
「あのー例の座談会きょうなんですけど」
 ありゃりゃ。えーとなんだっけ、尾之上浩司がやってるX File本の座談会ってのがあったんですね。あたしゃX Fileなんて全然見てないけどそれでもいいから30代とおたく文化の話をしてくれとかなんとか。んでもって朝ふらふらで帰ってきたらファックスが来てて、ふーんあしたになったのね、それにしても急な話だなあと思ってたんだけどよく考えたら今日じゃん(笑)
 7時はじまりの予定で現在時刻は7時20分(笑) ははははと笑いながら家を出て、さらにまたわけわかんない地図にだまされて八重洲をさまよい、8時10分ごろ、集合場所のイタ飯屋に到着。なんか話が盛り上がっているのでぼーっと聞いてる。メンバーは柳下毅一郎、三村美衣、堺、大森、尾之上ね。とてもQV-10のことなんか思い出す余裕はなかったけど、三村美衣が自分のQV-10で撮ってたから、あの三日坊主日記が万一更新されることがあればこのときの模様も日の目を見るでしょう。どうでもいいけど。
 なんかえんえんおたく論が戦わされていたような気もするがもはやよく覚えていない。だいたい起き抜けは頭が働かないんだよね。


【6月23日(金)】

 今日は中野でさいとうよしことカラオケゴーゴー団例会だそうである(笑) わたしはどうせ裏の実行部隊だし死ね死ね団団員だから関係ないや(笑) といいながらもふらふらと一時間半遅れで中野のボックス。GIGA、X2000、JOY、Prologueってお店で、当然会場はプロローグ。「はいからさんが通る」のエンディングが全然歌えず、しまった大森英司か溝畑でも呼んでおけばとよかったと臍を噛むが時すでに遅し。
 水玉さんと堺は新しいアニソンをがんがん歌っている。この人たちって……。と重いながらSong Navigatorをいじっているうちに重大な事実を思い出す。そうだ、プロローグはサザンが全曲入ってるんじゃん。
 というわけでアニソンの世界に浸る人々のことは無視して「南たいへいよ音頭」「アブラカダブラ」「愛は花のように」と独走する。あーちょっとしあわせ(笑)
 アニメばかり歌っている水玉さんがかわいそうになったので助けてあげようと思って「戦場のボーイズライフ」を入れてハモってもらう(笑) 水玉先生はハモりの女王様なので足を向けては寝られません。と最近aixからここを読んでいるらしいのであらためてゴマをすっておこう。しかし最近の水玉さんは、某所で、「関智一にカラオケで勝利者たちの挽歌を歌ってもらった」自慢を書いたら、いしかわじゅん先生から「なんだか全然わからん。それは徳間の関智とはちがうのか」という鋭いつっこみ(爆笑)が入ってたり、なかなかむずかしい世界に生きているのである。
 ちなみにFGAINAXで「唄うときは呼んでね」と謎の自己紹介を書いて、「あなたはだれ?」と不審がられているのはさいとうよしこで、さいとうよしこといえばカラオケゴーゴー団と共著(笑)の『アニカラ100』は全国書店で好評発売中なのでひとつよろしくと夫の人からも口添えしておこう、うん。ちなみに書影はこれね(って他人のページを使うやつ>わし――ってよく考えたら撮影したのはたぶんおれだ)。
 あ、そういえばSFマガジンでは(C)つきの原画提供ありがとうございました>水玉様。さっそく貼りかえておきますです(笑) しかしSFマガジンではおれ以外の人間はみんなインターネットの話書いてるような気がする(爆笑) 来月号でほーむぺーじつくりました報告をする三村美衣はきっととってもまぬけにちがいない。などと、同居人の本の宣伝をしてくれている人の悪口をいってはいけないよ>をれ。
 えーとそんでもって12時過ぎに予約が切れたので店を出る。さいとう&堺はまだ未練ありありの顔で駅の近くまで来ても、とりあえずごはん食べて……とか姑息な作戦に出るが、くりかえして書いているとおり、もう先月までの意志薄弱な大森ではない。
「じゃ、飯食って帰れば」と冷たく言い放ち、単身、中央線各駅停車の最終にとびのるわたしのカバンにはDynabookSS450とバッテリー(笑) どうせ東京駅からタクシーで帰ってもファミレスに仕事しにいくだけだしなあと判断し、飯田橋で下車。朝5時までやってる白百合に突入し、4時間で10ページ翻訳。となりの席では講談社の若い編集が中年の校閲者ふたりとえんえんえらそうに文字使い談議をしてるし、前の席では酔っぱらいが足で通路をバリケードして熟睡。この人は帰り際に思いっきりゲロしてましたね。それもあれだ、西原理恵子のマンガみたいなゲロで間欠的にどばどば吐きつづける(笑) 思わず見とれちゃったね。
 朝五時の東西線飯田橋駅で始発を待っていると、さいとうよしこと堺登場。予想どおり、あのあと飯食ってから高円寺でGIGA2時間だって(笑) やはりわたしの行動は正解だったにちがいない。めずらしいゲロも見られたし。
 帰るとさいとうがflanky onlineにつながらないというので、IP接続トラブルシューター(笑)のわたしが奥の手(って恥ずかしくていえないような手だけど)を使って無事フランキー接続に成功。フランキーからNetscape呼んでWWWする仕様になっているのでちょっと驚く。しかしなあ、いちいちCD-ROMまわすんじゃレスポンスが遅すぎるぜ>ふらんきー。


【6月30日(金)】

 昼っぱらから三村美衣のhelp電話にどうしたことかと思うとNetscapeの使用期限が切れてブラウズできないの、しくしく。1.1Nは使用期限ないはずなのに……と思ったらまだ1.1b3を使ってたそうで、大原さんに送ったのとおなじ国内のFTPサイトリストを電話しながらメールする。

 新潮社の松村氏からtel、波の書評原稿依頼。むかし給料をもらっていた義理があるので新潮社の原稿は優先的に引き受けるようにしてるんだけど、相手が真保裕一の新作長篇ではなあ。真保さんの本は好きなんですけど書評業者としては守備範囲外だし。ダムを舞台にしたダイハード風のアクションサスペンスだそうで、本が出てから読むことにして書評はパス。あ、そういえばファンタジーノベル大賞の進行状況をきくの忘れたぜ。
 しかしなんだか最近毎日のように仕事を断わっているので、小心なわたしとしてはやや不安。まあキネマ旬報のウォーターワールド原稿はいいとしても、川崎和哉氏からメールをいただいたデジタルボーイのWEB Jockey4ページという高額仕事(原稿料を聞いて仰天したけど額はひみつ)はいま考えても惜しかった気がする。

「イベントの話を書くのが芸風」(C)大森英司って話もありますが(笑)、今日はイベントもないのでエグザスに行って泳ぐ。というか本を読む。次の本の雑誌は『没落』と『宣言II』と『ブレイクの飛翔』と『ドラキュラ紀元』でちゃんちゃんだと思ってたのに講談社ノベルズの新刊がどさっと届き、久美沙織に歌野晶午に鳴海章のSFだもんなあずるいよなあ。山田正紀も新シリーズがはじまったし。ということでデッキチェアで歌野さんの久々の新刊を読み始めたけど3時間しか寝てなかったせいでそのまま1時間プールサイドで寝てしまう(笑)
 こりゃいかんと家に帰ってそのままバタン。あーNetWorksとMedia Frontの原稿書いてないのに……と夢でうなされつつ(←うそ)95年も半分終わってしまったのでした。あと一ヶ月で300ページか。ううむ。
【7月1日(土)】

 午前5時起床。ってゆうべ8時前に寝ちゃったからな(笑)
 夕方から予定が入っているので、パソコン誌編集者が出社する前に原稿をかたづけようとロイヤルホストに出勤。NetWorksの例のエレクトロニックカフェの原稿と、Media Frontの雑誌CD-ROMレビューをかたづける。ピチカートファイブのマキってどんな字書くのかメールしてね(笑)>白石様。あ、うちのタレント人名辞典引けばいいのか。
 しかしカウンターでNetWorksの原稿書いてたら、向こうにすわってた人がいきなりやってきて、うしろから画面をのぞきこみ、
「これはどういう種類の作品ですか? 随筆ですか?」
 などと質問しはじめたのにはまいった(笑) 
「いやあ、ぼくも小説を書いてペンネームはなんとかかんとかカオルっていうんですけど……」
 ロイホのフロアマネジャーの人が必死になって
「こちらのお客さまにご迷惑ですから」というのに、
「うるさいな、黙ってろおまえは」
 といいながらわたしに対してはやたらにこやかで口調が丁寧なのが不気味。でもパソコンおたくの酔っぱらいとかじゃなくてよかったな(笑)