【新本格日記remix1995】
1995年の狂乱西葛西日記から、ミステリ関係のものを集めました。今後、SF日記、電脳日記、カラオケ日記etc.が再編集される予定。
【4月7日】
知り合いのページにリンクを張る。写真はめんどくさくてまだ撮り直してない。きの
うは水玉螢之丞夫妻とともに、綾辻行人迎撃カラオケ@高円寺。JOYSOUND、X2000pro、
ゆーからと3軒ハシゴして朝帰り。松田聖子のAQUARIOUS(ほとんど「2001年宇宙の
旅」のテーマソング)が歌えるのは大阪有線のゆーからだけなんすけど、音はいまいち。
松任谷由実と松田聖子を歌わないかぎり、積極的な選択理由はないっすね。BeMAXの店が
早くできないかなあ。
【4月17日】
法月綸太郎氏が雑誌「すばる」の対談のため上京、夜中に呼ばれて新宿の風花へ。対談相手の奥泉光氏とは初対面。笠井潔氏はあいかわらずスキーに燃えている。小説すばるの遅塚久美子女史に呼ばれて、日本一スキーのうまいミステリ作家こと貫井徳郎氏も登場。午前3時に解散のあと、法月・遅塚・貫井・大森で5時までカラオケ@飯田橋カーニバル2。
【4月24日】
日本ホラー小説大賞授賞パーティ@東京會舘。場所が場所だけにまるでSF大賞みたい(笑) この時期の立食パーティはわりと珍しいので、来年も大賞受賞者が出てほしいことである。大賞受賞作『パラサイト・イヴ』は★★★★1/2の評価。ま、今年の日本SFではベスト3くらいにはランクされるでしょう。内容の詳細は小説すばるの書評参照。
パーティのほうはミステリ関係者・SF関係者入り乱れてなんだかわけがわからない。編集関係は角川をのぞいて(あたりまえだ)わりとすくなめ。新潮・文春勢がいなかったのは日本のホラーに関係ないってことか(笑)
散会後、二階堂黎人・貫井徳郎・山口雅也・竹河聖・篠田真由美・菅浩江・武田康廣・宇山秀雄という謎の顔ぶれでお茶。向こうのテーブルでは、荒俣宏が編集者を前に黙々と原稿を書いている(笑)
ガイナックスは東京インターネットと契約して専用線を引く模様。プロバイダ商売に進出も検討中したらしが、「ありゃあかんわ。もうかりまへん」とのこと。ガイナックスのIndigo2導入にはソフト込みで2000万くらいかかったと聞いて仰天。ガイナックスのホームページはまもなく開設予定で、ガイナックスネットもインターネットといずれ接続するとか。
11時に帰ってきてニュース23を見てたら、一水会の鈴木邦男の話にいちばん共感するので狼狽する(笑) しかし朝倉喬司ってあそこまで髪が薄かったっけ(・_・)
【5月10日(水)】
その疲れも癒えぬうちに講談社ノベルズの強力新刊(笑)、有栖川有栖『スエーデン館の謎』と京極夏彦『狂骨の夢』と摩耶雄嵩『痾』が届く。このうちいちばん珍しい(前作から間があいている)のはやっぱり摩耶くんだよねってことで(いちばん薄いって事情もありますが)、とりあえず『痾』からスタート。なんとびっくり、世紀の怪作『夏と冬の奏鳴曲』の直接の続篇なんですねえ。しかも烏有くんてば記憶喪失でいきなり明るい性格になってやがんの(笑) そんでもって放火魔(爆笑) しかも今回最大の重要人物の名前はわぴこ。なるほど、わぴこの元気予報が出たおかげで烏有くんは快活になった、と、ほうそうくる。ってスチャダラじゃないってばよ。などという原稿を書いても本の雑誌の読者に理解されるだろうかと一瞬考えるがまあいいのだ。
そういえば、摩耶くんにはじめて会ったときのカラオケで、彼が法月綸太郎とデュエットしたのが「わぴこの元気予報」だったことを懐しく思い出すのだった(笑)
写真をお見せできなくて残念です。
【5月11日(木)】
段ボール3箱と『痾』をかたづけ、京極夏彦にとりかかったところでばったり倒れて起きたら4時。デスクトップ作業環境改善のため、一念発起して机と椅子を買うことにしたので(いま使っているデンマーク製の木のライティング・デスクはですね、スターログ廃刊で編集部が解散するとき、いらなくなったやつをもらってきたという由緒正しい物件で、これはこれで家具としては気に入ってるんですが、なにしろ奥行きがなくて可処分面積がすくなすぎる。あ、ちなみにうちの同居人さいとうよしこは元スターログ編集部です)、秋葉原に寄ってLAOXザ・コン館へ。
モニタ落とし込み式のデスクを買うつもりだったんだけど、面積的にでかいのがないので、サンワサプライのパソコン対応事務デスクのおっきいやつに急遽変更。そんでもって椅子はですね、どこだっけ、どっか専門メーカーの6万くらいのやつがすごくすわりごこちがよくて、ええい、椅子は翻訳家の命だ(っていま使ってるのは2000円くらいの折り畳み椅子だが)と清水の舞台からとびおりるつもりで注文したら、なんでも受注生産で納品まで3週間かかるとか。泣く泣くあきらめて2万円くらいのふつうの椅子にしてしまったわたし。
じゃあ4万安く上がったという理屈に基づいて(笑)オーヴァトップをまわり、当初買う予定だったLC475内蔵用のSCSIのHD740メガ2万7千円を、1.3ギガ55000円にアップグレード。まあ去年のエキスポで買った540メガとおなじ値段だし、キャッシュ256kだし、割高だけどまあいいや。しかしIDEなら820メガが25000円くらいなのになあ。
末広町から銀座線に乗り三越前で半蔵門線に乗り換えて半蔵門のBNNへ。メディアフロント編集部でおなじみの高橋誠氏にごあいさつ、借りてたCD-ROMを返却し、我孫子さんにあげるWindows版Netscpapeその他を受けとる。編集部はわりときれい。NIFTY-Serveでは有名なYam.様こと山田氏のデスクもかたづいている。
ちなみにこの山田氏は性格も外見も行動原理も古沢さんに似ていると評判です。
BNNを出てからタクシーに乗って飯田橋ラムラ、20階だかにある中華料理屋、摩天楼飯店で、我孫子武丸ご一行さまに合流。すでに集合していたメンバーは、小説すばる編集部の遅塚久美子嬢、深夜+1店長でミステリ評論家の茶木則雄氏、それにマンガ家の喜国雅彦氏とさいとうよしこ。杏仁豆腐が評判という話だったんだけど、たしかに絶品でありました。
動けないほど食ったあと、茶木さんは店にもどり、喜国さんは仕事にもどり、残る4人で神楽坂のカーニバル。DAMを主張する我孫子さんを無視してGIGAに突入、おお、ほんとだ小沢がめちゃくちゃ増えてるじゃん、LIFEは全曲はいってるんじゃないの、へえ状態のまま「いちょう並木のセレナーデ」その他でがんがん飛ばす。
集英社のタクシーで我孫子さんといっしょに午前3時帰宅、ネットサーフィンのデモでWWW布教につとめ(笑)、ついでにちょっと工事してから午前8時就寝。
【5月25日(木)】
起きてメールボックスをのぞくと、あいかわらず文字化け報告の嵐(笑) しかし今日は、救いの神、きむらかずし氏からの原因指摘メールあり。Fetchの設定を変えたとき、いそがなんちゃかんちゃらのチェックしてはいけないチェックボックスをチェックしてしまっていたらしい>わし。そういえばそんな気もする(笑) 助言に従ってもとどおりにもどして該当ファイルすべてをputしなおすと魔法のように文字化けがなおる。よかったよかった。というわけで、ほっと一安心して、ご指摘メールのみなさまにまとめて返信する。やれやれだぜ。きむら様には足を向けて寝られません。
午後3時、またもアスキー@初台。NetWorks次回の「今月の掘出物」がデジカメ特集なので、編集部に集められているデジカメ群をひととおりさわる。なんか一ヶ月前くらいにNetWorks佐々木に、
「なんかいいネタないですかね?」といわれて、
「んーとね。いまはデジカメがほしい」
と答えたときには、
「え、デジタルカメラですか、ふーん」
と鼻で笑われた記憶があるのだが(笑) 高級機DC-1はデザインが間抜けで使いにくい。フルセットだと20万円コースだしなあ。どうせ動画なんか関係ないし、解像度なんか関係ないから、うちはやっぱりQV-10でいいや。桝山寛氏もついにQV-10を買ったらしい。
ビジモは去年のビジネスショウかなんかでさわったモノクロ版とおなじデザイン。見た目のインパクトはあるけどなあ。液晶の性能がいまいちで存してる感じ。などと書いてると原稿に突入してしまうので詳細は週末書く原稿参照だ。持参のQV-10は撮影用に拉致されて信濃町のスタジオに去ってしまう(;_;)
第四書籍をまわってCAPE-X編集部。帰り際、EYE-COM浅野AYU嬢に呼び止められ、Snow Crashをもらう(笑) アスキーが版権とったのは知ってたけど、AYUが担当だったとは。なんだかSFもがんがん出すそうである。わたしはSFマガジンの巻頭カラーページを見てしみじみと追いつめられた気持ちになっているのでしばらく翻訳の仕事は受注しません(笑) しかし日暮さんもSnow Crashとかやってるヒマがあるのだろうか、ふふ。はやくA Life Lab.が読みたいな、っと他人のことならいくらでもいえるぞ。
6時過ぎ、横溝正史賞授賞パーティ@東京會舘。赤川次郎の実物をはじめて見たような気がする。わし、角川系のパーティっていままでほとんど縁がなかったんだな、そういえば。加納朋子、山口雅也の推理作家協会賞コンビも出席、ほとんどそっちのおめでとう会って感じ。どっちもかまいたちスキーツアーのメンバー。まあわたしが人柱になって骨折したおかげでふたりの受賞があったようなものである(笑) 講談社の宇山部長は、
「協会賞をとろうと思ったらまずクヌルプに泊まってスキーしなきゃだめだよ」
とかいっている。わたしはせっかくの宴会なのにQV-10がなくてとっても悲しい気持ち。までもさすがに横正賞なのでSF関係者はほとんどいないのだった。
綾辻行人、我孫子武丸、山口雅也、二階堂黎人、遅塚(集英社)、宇山の各氏と角川の編集者ふたりとカラオケ@神楽坂カーニバル。角川の人は角川縛りで角川映画の主題歌ばかり歌う(笑) 「2億4千万の瞳」の替え歌はナイス(「赤字が億千万の文芸誌」ってやつね)。「明日もあるから今日は軽く2時間ね」のはずが4時間。まあ最初の2時間はLDの部屋しか空いてなかったから計算に入らないな。
我孫子さんといっしょに集英社持ちのタクシーで帰宅。小説すばるの短篇がまだ上がっていないという我孫子さんは、「仕事します」といいながら「鉄拳」の前から動かない。コンティニューしまくりとはいえエンディングを見て、5行くらい書いたところで寝たらしい。
what's hot at rimnetをのぞくと、24日分の集計では、ついに永遠のライバル(笑)古市競馬ページを抜いていきなりベスト5入りしている。アクセス数一挙倍増の原因をいろいろ考えていたんだけど、はたと気がつくとこれはCAPE-X発売日だったんですね。紙媒体でURLを宣伝しまくるという卑怯な手を使った成果(笑)
しかしひやかしの客が一瞬通り過ぎただけだったらしく、翌日の集計ではまたもとにもどっていたのだった(笑) この手でWWWユーザの多い雑誌とそうでない雑誌の調査ができるかもだな。メール率が異常に高いのは当然SFマガジンですが。
【5月26日(金)】
昼過ぎ起床。小説すばるの原稿のつづきを書くという我孫子さんを残してミストラルで昼飯あんど仕事。共同通信社の人からサイベリア関連取材申し込み電話。
「読み始めたところなんですが、面白いのでお話をうかがいたいと」
ってなんか誤解してないか(笑) 最後まで読むと取材する気が失せたりして。急いでるみたいなので、月曜日の2時にミストラルで会う約束をする。ということなので忘れないように>自分。
いったん家に帰ると我孫子さんはもう神田に出発したあと。神田駅北口徒歩3分の麻雀クラブ旭(二階堂さんのご母堂が経営)で、今日は正午から恒例の新本格ミステリ関係者麻雀大会が開催中なのである。プロテウス関係の電話をあちこちかけてから、バイク便で返却されてきたQV-10をもって外出。早川に寄ってから、6時ごろ旭に到着。
と、綾辻行人氏、竹本健治氏ほか数人がちょうどぞろぞろ出てきたところ。
「あれ、どうしたんですか?」
「あ、ちょうどよかった。遅塚さんが京極さんをひっぱってきたんで、お茶でも飲もうかと。どっかいいとこ知らない?」
をを、この人があの京極夏彦……と思わずあいさつも忘れてまじまじ観察する。なんだ、まるでふつうの人みたいじゃないか(笑) 実物に会う心の準備がなかったのでちょっとドキドキする(笑)
というわけで、歩いてきた道を引き返し、おなじみ神田駅前の喫茶店、小鍛冶にはいる。我孫子、綾辻、京極、竹本、遅塚、それに『コミケ殺人事件』の小森健太郎という豪華メンバー。QV-10をわざわざバイク便してもらった甲斐があったというもんだぜ、とさっそく撮影開始。これで新本格ミステリ関係者写真アルバムもできるな。
喫茶店では竹本さんがいきなり京極氏に、
「『ウロボロスの基礎論』(講談社小説メフィスト連載中)の最終回の飛び入り原稿を書きませんか。えーと、1枚でも100枚でもいいです」
といきなり原稿依頼(笑) 編集者軍団のたむろする雀荘を避けてきたのに……と京極さんは目を白黒。しかし、
「じゃあマンガでもいいですか?」
などと答えていたので、ひょっとしたら京極マンガが読めるかも。次号メフィストを刮目して待て。
遅塚さん、京極さんと別れて残り5人で食事@蕎麦屋。竹本さんは大盛りに盛りを追加。「だって好きなんだもん」とかいっている。旭にもどって半荘3回。今日は我孫子さんが印税スプリンクラー状態(←小説すばる今月号参照)。
「金だと思えば腹が立つが、スーファミ100本分の印税と思えば腹も立つまい」
などと勝手なことをいっているうちに(相手がミステリの人なので通じないギャグでした、しくしく)スプリンクラーが伝染して、ろくな印税もないのに綾辻さんにがんがん放銃。「京都の風土病」とまでいわれるが、綾辻さんは絶好調。「へたくそな人間に勝ってリハビリする」という目的はじゅうぶんに達成された模様。ぼくの到着前にはリーチ一発でツモり四暗刻を上がったとか。「でもご祝儀が500円なんだよ」とあくまでも文句が多い。まあしかし、レートがデカピンのときに負けまくって、ピンで勝ってもむなしいというのは正しいかも。
というわけで、綾辻さんがトータルで15000ガバスの勝ち。我孫子さんは10000ガバス、大森は5000ガバス負け。なんだ、ふたりで綾辻さんに親切にしてあげただけぢゃん。ま、これで館シリーズの新作がはやく読めるなら安いものだ(笑)
でも神田の麻雀で負けたことなかったのなあ。ちぇ。恒例のシンポさん手料理、本日のメニューはタンドリーチキンのナン包み。たいへんおいしゅうございました(^-^)
今回の参加者は15人を数えたため、得点は二階堂さんのArowanaにのっけたExcelで集計。こないだまで98note+ロータス123だったのに(笑) 編集者軍団に囲まれて「クェート状態の女」となった桐野さんも一万円……じゃなかった一万ガバス負け。角川のやまとやまだコンビはやはり強いらしい。
社員編集者たちが帰り、遅塚さんがもどってきたところで近所のDAM。「歌う!綾辻行人」写真集とかつくってテープつけてコミケで売るかな(笑) しかしやはり麻耶雄嵩の「わぴこの元気予報」とか「ウルトラマンA」とか「エースをねらえ」でしょ。ちなみに『痾』がなぜ「痾」なのかというと、話の構造が「エースをねらえ」だかららしい。メルカトル鮎がお蝶夫人(死んじゃうからコーチのほうか)で、烏有がひろみなのか。どこがウルトラマンAなのかは、ピブルの会のメンバーの名前を見れば一目瞭然。
【5月27日(土)】
起きたら6時だった(笑) 我孫子さんと「鉄拳」で軽く対戦してから、我孫子さんは京都、大森は仕事。きのう「マンピーのGスポット」さえ歌えないという惨状だったのを反省して、近所のレンタルビデオ屋に寄り、シングル13枚とアルバム5枚を借りてくる。
10時ごろ、さいとうよしこの映像学校時代の知り合いで現・映像プロデューサーのツルちゃんこと鶴岡氏来訪。元・東北新社なんだけど現在はフリー。椎名組の「白い馬」の製作にもタッチしてて、メイキングビデオの演出を担当したとか。
いまつくってるテレビの2時間ドラマにパソ通ネタがあるんだけど、シナリオライターもぜんぜんよくわかってなくて……とかって話で、なんかIDカードを盗んで「ハッカーする」(笑)ような場面が出てくるのだった。
さいとうが説明しているので、わたしはきのうの写真を現像……じゃなくてまっくに転送してgifファイルに落とす作業を黙々とやる。630のTVビデオシステムも稼働しはじめたので、カルピスのCFから内田有紀をキャプチャ。これは阪大の菊池先生に送ってあげるでしょ(笑)
13インチモニタだとフルスクリーンにしてもけっこうテレビ映りがいい。動画はさすがにちょっとつらいですが、まあ遊びで使うにはじゅうぶんですね。専用線使いほうだい学生向けにmovファイルを上げたりとか(笑) ってあらゆる思考がホームページにリンクされてしまうのはどうにかならないものか。
【6月19日(月)】
午前11時に寝て午後3時起床。白石朗とバカSF対談(笑)のため中野区南台の本の雑誌編集部へ。笹塚でおりなきゃいけないのをまちがえて幡ヶ谷でおりちゃって、十号通り商店街のつもりで六号通り商店街をどんどん歩く。30分歩いてもつかない……ってあたりまえだよ。どうもおかしいと思って編集部に電話し、やっと自分が重大なまちがいをおかしていたことを知る。とほほ。まあしかし運動になったぜ。時間には遅れたがかわりにでっかいものを得た――と歌ったのはスチャダラのアニですが、ほんと「ついてる男'95」って感じだよな。
30分遅れで編集部に到着すると、速記の人がいるだけ。白石せんせは生協の配達かなんか待ってて遅れたらしいっす。そのあいだに目黒考二と吉田伸子にQV-10を見せびらかす。Y田N子47歳説(笑)がでてるそうですが、彼女は17歳の美人女子高生です。ほらほらこの写真がそれを証明してるでしょ……ってここでべんちゃらゆっても意味ないよな。あ、でも本の雑誌でurlを知ってホームページを見に来てくれた人もいるから、やはりあらゆる媒体でurlは宣伝すべきですね、最近めっきりアクセス数が減ってることだし。
なんの準備もしてないうえで起き抜けなので対談はぼろぼろ。なんかミステリの話ばかりしてたような気がするが、SFの話は発行人の人に固有名詞が通じないからなあ。
5時半に編集部を出て、白石朗といっしょに推理作家協会賞パーティ@第一ホテル東京。今回は受賞者が五人もいるので――長篇賞が藤田宣永&折原一、連作短篇集が山口雅也、短篇が加納朋子、評論賞が各務三郎(敬称略)――会場もすし詰め状態。
ふっふっふ、これで一網打尽だぜとばかりQV-10で撮りまくり。あーでも志茂田景樹を撮り忘れたのは痛いか(笑) 加納朋子さんはいきなり振り袖姿で受賞者席にすわっている。今回は加納さんの招待枠に入れてもらったおかげで一万円の参加費を払わずにすんだので加納さんに足を向けては寝られないっす。あー加納さんはほんと小説はうまいし美人だししとやかだしいい人です。はやく次の本が出ないかなあ。
というわけで当然女性から優先して紹介するとですね、いきなり解説よろしくねと振ってくれたのが久美沙織さん。一応となりには波多野鷹氏もいました。そういえば今回の長篇賞はどっちも夫婦作家なんだよね。
わりとひさしぶりのご近所作家、宮部みゆきさんは一ヶ月かけてジャンピングフラッシュをクリアしたそうで、いまは「キングズ・フィールド」をやっているとか。3DOも「Dの食卓」ができたから買っといてよかった、だって。うーむここまでゲームにはまるとは。『蒲生邸事件』がはやく読みたいんだけどな。ゲーム雑誌の人は宮部さんがらみのゲームレビュー/インタビュー/対談/座談会企画を考えるとよいでしょう(笑) あとはだれがいたんだっけ。たくさんいすぎてよくわからないので、写真館のlight版のほうを見てね。めんどくさくて寝ちゃったのでまだアルバムには入れてないっす。
第一ホテルでのパーティのあとは、とりあえずすぐそばでやってる藤田さんのほうのお祝い会に顔を出す。こっちは新潮社主催で、佐藤誠一郎が幹事。ものすごい人で廊下にまであふれてたんだけど、誠一郎氏に席を譲ってもらって奥の方にとりあえず座席を確保。と思ったら向かいが坂東眞砂子さん。坂東さんはじつはわたしの高校の三年先輩なのだけど、今日が初対面。「○○先生のお嬢さんが同級でお母さんの話とか大森さんの話はちらちら聞いてました」とかいきなり超ローカルな話題になり、となりの井上夢人氏はけっこう驚いていた模様。
「高知の人ってみんな知り合いなの?」
ってまあひとりあいだにおけばだいたいそうかも(笑)
それにしても暗くて坂東さんの写真が載せられないのは残念。QV-10の液晶上ではちゃんと見えるのに、パソコンに移すとまっ黒になっちゃうの、しくしく。
井上さんもリムネット組で、ひところはホームページ開設に燃えてたのに、いまは忙しくてとてもそのヒマがないとか。まあふつうはそうだよな(笑)
しかし大原まり子さんからのメールでは、ホームページのコンテンツは完成、あとはサーバに置くばかりという状況みたいなので、大原ページはまもなく開設されるでしょう。
冒険小説系主体の藤田祝勝宴会は、芸達者な人が多くてスピーチがまるで止まらない。最初にあいさつした生島治郎がいきなり小泉喜美子ネタを振ったものだから、内藤陳の身を切るような破滅的ギャグが炸裂。大沢在昌も加わり、スピーチは受賞者そっちのけで小泉喜美子エピソードの披露合戦に突入。いやしかしおもしろかったす。冒険小説系の作家の人ってあんまり知らないから、ほとんどミーハーな気分(笑)
スピーチは一時間半を経過しても終わる気配がなく、ぼちぼち本命の山口・加納・折原合同祝勝会にいかなきゃねってことで、宮部・井上ご両人といっしょに合同会場の有楽町までてくてく歩く。こっちは三社合同開催だけあって場所が広くてゆったり。
白石朗が妻に見せびらかすから宮部みゆきといっしょの写真を撮れと強要するので写真を撮りました(笑) まあ本棚もいただいたことだしね、ということでこの写真を落として壁紙にでもなんでもしてください>白石様。
二次会から登場の笠井さんは、アメリカから突然送られてきた大量のファックスをはじめとする興味深い話題を提供してくださいましたがちょっとここには書けないな(笑)
ほかにもなんかおもしろい話があったような気もするがもうなにも思い出せない。11時半に店が閉まり、我孫子&綾辻両氏が宿泊中の山の上ホテルに流れ、現在、翻訳をおやすみにして小説を書いているという浅羽莢子さんのほか、山口雅也氏、早川書房の荻原文哉氏、小説すばるの遅塚久美子さんなどのメンバーで2時ぐらいまで雑談。そんでもってさらに一時間、お茶の水駅前のDAMで新曲を歌ってタクシー帰宅。
【6月21日(水)】
なんか寝てるとがんがん電話がかかってきてやだなあと思いながら寝つづけて起きたら5時40分で茫然。6時に飯田橋待ち合わせなのに〜と焦りつつ家を飛び出し、30分押しで深夜+1到着。えーと今日は新本格カラオケ大会ってことで(笑)綾辻行人、我孫子武丸、二階堂黎人、京極夏彦、喜国雅彦、国樹由香、プラス大森望あんどさいとうよしこが集合。引率は毎度おなじみ小説すばるの辣腕妙齢美人編集者・遅塚久美子嬢(独身)。
すまぬすまぬと遅刻を謝りつつ総勢9人で、前回好評を博した飯田橋ラムラ最上階の摩天楼飯店。あーここは杏仁豆腐が絶品なんすけど、ほかの料理もいちいちうまい。起きたばかりというのにたらふく食ってしまう。あーなんかひさしぶりにまともな食事な感じ。仕事とパーティだとたいていろくなもん食ってないんだよなあ。
このままばったりまた寝られたらしあわせ状態で神楽坂を歩き、すでになぜか2室予約されているカーニバルへ。えーとなんだ、けっきょく9時ぐらいに入って5時までいたから8時間か。ちょっと長め(笑)
本来わたしはパソコン持参で、みんなが歌ってるあいだに仕事をしているはずだったんだけど、あの京極夏彦がカラオケするとあってはいたしかたあるまい。
というわけで、みんなが固唾を飲んで見守るなか、京極夏彦の第一選曲はなんと鮎川いずみ。し、しぶい。しかも「必殺仕事人3」のテーマソング(笑) じつは京極氏はテレビおたくでビデオデッキが9台あるとか、とにかくたいへん濃いのである。「らんま1/2」のビデオも全話持ってるって話だし、ほーそーですか、じゃあこれは、てなもんで、「星空サイクリング」をデュエットしたのが最近の主な自慢だな(笑) あ、たまの「学校に間に合わない」もいっしょに歌って、これは遅塚さんに異様に受けておりました。
始発電車で西葛西にもどり、ファミレスで2時間仕事をして(←ここが先月までのわたしと違うところ)帰宅。その後なんとなく眠くならないので発作的に写真の整理をはじめる。80枚くらい入ってたQV-10の写真をMacに転送、かたっぱしからGIFに落とし、有無をいわさずホームページにput。よく考えたら総計4メガ(笑)くらいあって途中で容量オーバーかと思ったらぎりぎりセーフでした。やれやれ。しかしこれで7メガ使い切ってしまったなあ。とほほ。寝たのは午後二時だな(笑)
【7月19日(水)】
午後4時に起きてちょっと仕事してから7時新宿東口、滝沢別館で、上京中の我孫子武丸&法月綸太郎および小説すばるC塚嬢と合流。綱八でてんぷら食って、例のオール通信システム対応(って孫悟空とゆーからとNET7000はないけど)のボックスに突入。
あーしかし、BeMAXとPrologueは標準装備じゃないんすねこれが。標準システムだと、X2000、JOY、GIGA、DAMの4種類。これがリモコン一台、ハード一台でコントロールされるわけですね。曲順が勝手に変更されたりするのは集中管理っぽいけど、具体的にはどう処理してるんだろうか。各社の端末が一台ずつ集中管理されてて各部屋からイーサネットかなんかで呼んでるんですかね。
でもこの4社の組み合わせではあまりおもしろくない。ゆーからとPrologueとGIGAくらいのセットがいいな。
などといいつつ4時間歌ったあたりで綾辻氏登場。名人戦(って麻雀のほうね)で上京中、今日は打ち合わせ流れ。しかしこれじゃ北白川のボックスで歌ってるのとかわらんのでは(笑)
わたしは謹慎中の身なので、途中で抜けて靖国通りの珈琲貴族でお仕事2時間。と思ったらカラオケ組がぞろぞろ流れてきてけっきょくまたしても島田荘司関連の話題で夜が明けるのだった。
そういえば、新本格系は壮絶な替え歌がけっこうあって爆笑。島田荘司版「踊るダメ人間」とかさ。危なくて活字媒体には書けない(笑)
【9月14日(木)】
午前2時に寝たのになぜか午前6時に目が覚めてしまう。しょうがないのでビルディでMACLIFEのゲームレビュー原稿と、きのう積み残したドゥームズデイ・ブックのゲラの残り50ページ。家に帰ってゲーム画面キャプチャのために「オラクルの宝石」を立ち上げたらメニュー未定義とかなんとかゆわれてパズルがeasy modeになってしまうのはなぜ。
4時、早川書房編集部によってゲラの残りをわたし、それから中央線で新宿へ一本――と思ったら人身事故で不通。秋葉に出て総武線に乗り換える。10分遅れで新宿ルミネはABC前の喫茶店で中村宏美氏@アスキーと怪しい企画その2の打ち合わせ。
んでもって6時に滝沢。喜国雅彦夫妻、綾辻行人、京極夏彦、藤水名子……の各氏がすでに集まっている。これはなにかというとですね、遅塚久美子@集英社小説すばる編集部の仕切りによるカラオケ座談会(笑) んでメインゲストは大槻ケンヂ。場所は陶玄房の上のゼニスのパーティルーム。Prologueとユーカラはなんか相性が悪いとかで撤去されてしまったので、GIGA、JOY、DAM、X2000の4社対応ボックスね。
スタートは午後8時。「ども、星雲賞おめでとーございます」などと挨拶をしたのち(SFマガジン編集長の留守番電話ではじめて受賞を知り驚いたオーケンが水玉さんとこに電話したいきさつは、「これをSFMにかいたりすると「外部がない」とか言われるよなやっぱ、とこらえるオレであった。」という某所の水玉発言にもかかわらず、次回の「SFまで10000光年」に載るらしい(笑))
喜国夫妻と綾辻さんと遅塚さんとおれ(はまあちょっとだけど)はおーつきな人とは面識があるわけですが、さすがにだれもトップを切ろうとはしない。んじゃまーってことで、大槻ケンヂが立ち上がり、さっきまでライブ用に練習していたという「Only You」で開幕。それがいきなり内田友紀の「Only You」だったりしたら面白いけどそういうことはないっす。つーことで以下、当然のごとく筋少縛りに突入。しかも「おサル音頭」に「俺の罪」でサル縛りみたいな。わたしはとりあえず「天使たちのシーン」をいっしょに歌ってもらえたので満足。これもライブでやる予定とかで昼間さんざん練習してたんだそうで、生「天使」はド迫力。しかし喜国さんのリクエストで最後に歌った「蜘蛛の糸」はけっこうボロボロ(笑) やっぱりプロでも練習が大切だ。というのが今日の教訓ね。
くわしいレポートはいずれ11月の小説すばるに掲載されるでしょう。っておれが書くんだけどさ。大槻ケンヂの歌う「風の谷のナウシカ」とか、wavファイルかなんかにして置いとくと大人気かもだけどデータは綾辻さんのMDの中だ。
絶品といえば、京極夏彦氏の「絹の靴下」「銭形平次」もぢつにアポカリプティックでしたが、これは公表されてかまわないんだろうか、ううむ(笑)
オーケンは12時まわったあたりで退場、そのあとは緊張感のないカラオケ(笑) そういえば藤水名子さんは作新学院の出身なんだけど、さいとうよしこ(宇都宮女子高出身)とほぼ同年配である事実が判明。しかも宇女高の学園祭に遊びに行った藤さんは、さいとうよしこがその昔バナナでつくった「闘将ダイモス」のパロディ18ミリ自主映画とかを見ていたという「世間は狭い」状態で、部分的に異様な盛り上がり。つーことで国樹由香さんもまじえて女性陣のあいだではアニカラ大炸裂。
大森は「アニメ雑誌の編集は三日やったらやめられない」をひとりで担当したので疲れました。
ってことで、あした法事の予定があるので午前3時半、お先に失礼。4時過ぎに帰りついて荷づくりして午前5時半に家を出て6時17分のこだまで姫路。うちのばーちゃんの三十五日の法事なんですね。先月のお葬式のときにくらべるとぐっと涼しくなってるので楽勝。徹夜状態ながら、行きのこだまでは3時間くらい寝られたのでだいじょうぶさ。
【8月24日(木)】
小説すばるの書評の締切をすっかり忘れてたら遅塚さん悲鳴のような催促メール。
遅塚さんといえば、過日、小説すばる編集部のべつのかたが北川歩実さんと会ったとき、北川先生がいきなり、「そちらの編集部にオソヅカさんって方がいらっしゃるでしょ?」とたずねたんだそうで。その編集者氏が、「チヅカという者ならおりますがどうしてご存じなんですか?」とききかえすと、
「ああ。ボク、インターネットに入ってるもんで。大森さんのホームページでよくお名前が出てくるから」
あーまったくだれが読んでるかわからないからおそろしいですが、北川さん今後ともごひいきに(といいながら本の雑誌では『僕を殺した女』にすっかり文句をつけてしまったおれ。でも北上さんと板東さんが誉めてるからバランスがとれたってことで(^_^;))
それはさておき書評のお題である。先月は金井美恵子だったから今月「ムジカ・マキーナ」(←ぢつは「ミラーグラスのモーツァルト」長編版)ってのもなあ、やっぱり「ソリトンの悪魔」をどこかで調達するしか――と思ってたところにうちの書生の(笑)堺さんぽからTEL。さんぽ先生はきのう神保町でしっかり下巻を入手して読み終えたってことなので、さっそくスクーターで寄って下巻をピックアップしそのままエグザスで2時間プールサイドの椅子にすわって日にあたりつつ一気読み。やや尻すぼみな展開ですが、まあこれだけやってくれれば満足。
プール帰りにミストラルで夕食。食べ終わったころに嘉藤景子嬢が松6上で割り付けした『ドゥームズデイ・ブック』後半のFDを持ってやってきて、進行の打ち合わせ。だいたいハードカバー2段組600ページ定価4000円くらいのとんでもない本になりそうである。だれが買うんだだれが(笑) あ、そういえば諸富さま、サイベリアお買いあげありがとうございましたm(..)m ドゥームズデイ・ブックも買ってね。
解説をどうしましょてな話になって、「これはもう北上次郎御大しかいないっ。やっぱり冒険小説だしぃ」とか力説したんですが、はたしておやぢは引き受けてくれるだろうか。ううむ。『ソリトン』の解説みたいのがいいな(笑)
ビルディで小説すばるの原稿書いて帰宅。メール関連の設定をしないままほっぽらかしてあったさいとうのマシンをアニソンメーリングリストが読めるように設定してやる。しかしBNNインターネットはめちゃこみで夜中の3時まで全然つながらない。まるでひところのリムネットみたい。これでてれほーだいが普及したらいったいどうなるんですかね。BNNの人には善処を望みたいぞ。てれほーだいは登録可能番号が二個なので、本格的につながらない番号だとわかれば捨てたほうがいいしなあ。固定課金のとこが接続不能になるなら、従量制のところで電話代だけ固定にしてしまうほうが正解かも。
さいとうのマシンでBNNインターネットのメールボックスに初接続(笑)してみると、未読27通(笑) げっと思ったら23通はここ一日分のアニソンMLだった(笑) メールのついでに岸場に頼んどいたんだけどやることはやいよね。
ところでコミケには「アニカラ1275」とかって本が出てたそうですが、さいとうが見せてくれといってたのでよろしく>大森英司さま。
あ、そういえば水玉さんが、gzipファイルの中のどれか一個だけ(たしかギガだと思った)が解凍できなくて、ファイル壊れてるんじゃと疑っていたぞ>英司。
渡辺英樹@今年度ファンジン大賞研究部門受賞!が送ってくれてた「TらぬTあぬき」を読んでたら、名大SF研OBの大矢秀樹氏がホームページを持っていることを発見、さっそくリンクを張る。ずっと張るのを忘れてた無田さんとこにも張る。しかしCompuServe発SF情報コーナーはなんか更新がないぞ。
【8月23日(金)】
2時半に起きてミストラル。三時、読売新聞文化部の石田さんがやってきて、マタンゴSF(笑)関連の取材を一時間半ほど。『パラサイト・イヴ』はなんでも50万部突破、『らせん』も出足大好調ってことでいっしょに読んでみてるとなんだか似てるよね――っていうわりと単純なところから出発した取材みたいだけど、当然こういう切り口は増えてくるだろうな。
多重人格/異常心理サスペンスの流行と、遺伝子レベルの人間変容ものの流行とは、アイデンティ・クライシスをテーマにしているという意味で同根である……etc.と「おまえは香山リカか」(笑)的な説をとなえる。ハートの問題に科学で味つけしてくとマタンゴSFになるわけだな。という話はそのうち原稿にするかも。なんかIMAGOみたいなネタだぞしかし(笑)
石田さんは文化部だけあってホラー系SF系もよく読んでるので話がはやくて助かりました。読売一有名なSF者の波津博明氏とも当然知り合いで、波津情報も多少仕入れられたしよかったよかった。
最後のほうでなんだかパソコン誌の話になり、ネットピアやガザピーまで読んでると聞いて驚いてたら、鞄から石田さんがとりだしたのがDynabookSS450(笑) 同機種持ちに会ったのははじめてっす。しかしNIFTY-Serveとヨミネットが中心で、まだIP接続はしてないってことでした。
取材中、きのうメールで依頼のあったデジタルボーイ編集部からtel。ドツボ中に川崎和哉さん(しかし最近どの雑誌を見ても川崎さんの原稿がどどどどんと載ってて、はたして寝るヒマはあるのだろうかと他人事ながら気になる)から振られて泣く泣く断わった例のWebJockeyのページの次号分をやりませんかって話。今回まで4ページだったのが2ページになるんだそうで、ようし2ページならHyperdiaryネタだけで埋めてやる(笑)
と決意したところ、べつにそれでもかまわないってことだったので、日記なページを持っている人はよろしく。ページの画面写真を勝手に撮られるとまずい人は申告してね。ネットワーク資源の使い方がまちがっとると先輩に注意されたらしい(笑)大森英司とか。あ、でもあのくらいのページだったらさっさと大学に見切りをつけてどこへでも引っ越せるからべつにいいか。どうせならえっち画像をがんがん載せて、「早稲田大学から追放されたページ」をウリにするとか(笑)
さいとうが買ってきたダイムを見てたら、「パソ通で有名人と知り合う法」(笑)っていう記事があって、有名人メールアドレス一覧表が載ってるんだけど、細野晴臣と井上麻美のあいだに「桝山寛 著述業 MASUYAMA@ea」だって(笑) タイガーマウンテンのアドレスにメール出したって100万年待っても返事は来ないのでは。ってNetshopBoysの部屋は最近Tシャツの話題で盛り上がっているとのさいとうよしこ情報があるから、週に一回くらいはアクセスしてるかも。
あ、そーいえばsdw.comのTシャツはSF大会に着てってちゃんと宣伝しときましたからね>桝山さん。「あ、引越先ここだから」と胸を指させて便利(笑)
ファミ通では水玉本舗の「蛇をギュッとね」に爆笑。でも最近、帯ギュは読んでないんだよな。あーマンガ読まなきゃ。
7時前に西葛西を出て新宿区役所前のボックス。パイオニアLDCから出るスーファミソフトの打ち上げをのぞきにゆく会(笑) ボックスにはいるといきなり関智一さんが「勝利者たちの挽歌」を歌ってる。ひー。スタジオハードの木川氏も最初からとばしまくり。しかもモニタのとなりではあの田中公平先生がリモコン握って厳しくチェックしてるという状態でとにかくたいへんなのである(しかしここだけの話ですが、田中公平先生はアニソンメーリングリストのえらい人の岸場清悟に似ていると思った。わりとおちつきがないとことかさ(笑))。
もうひとりの声優、並木のり子ちゃんもJust Communicationとかブルーウォーターとか歌う歌う。水玉さんは両声優にコーラスつけてポケット一杯のしあわせ状態。ま、このへんのネタはそのへんの雑誌に描かれるにちがいない(笑)
あまりの熱気にCPUが熱暴走したらしく、ギガのマシンが途中でシステムダウン。ブートROMから再起動(笑)してもダメで、急遽集中管理の第一興商LDにバトンタッチ。曲数が少ないとさんざん文句が出たものの(あたりまえだ)、LDには絵が出るというメリットが。ふつうならまあ絵が出ても懐かしいだけだけど、今日も場合はなにしろプロの声優がいるわけで、生アフレコ芸が炸裂。「さらば愛しのルパン」にルパン、銭形のセリフのみらならずあらゆる効果音をつけてしまうドモン関。いやーすごかったす。こんなことなら録音機材を持ってくるんだったぜ。
……というような話はアニソンMLで自慢するのが正しいんだろうか(笑) しかしそれはおそれおおくも田中公平先生にアニカラ100を謹呈したカラオケゴーゴー団団長の人が書くだろう、うん。
【8月26日(土)】
今月いっぱいの締切のスニーカー新人賞の一次選考にようやく着手。なんかホワイトハートのエンターテインメントよりレベルが低い気がするのは、高校生の男の子原稿とかが多いせいだろうか。14歳の女子中学生のワープロ原稿とかあって思わず感慨にふけってしまう。だってあなた、1980年代生まれですよ。
長編賞とはいえ読むのは30本だから楽勝。しかしホラーノベル大賞の一次選考もおなじく月末締切でまだ箱を開けていない(笑)
ペントハウスの編集の人から電話があって、毎月書いてるポルノ書評が、インドアえっちネタなんでもありレビューに変更になるとのこと。毎月10冊もポルノを買い込む口実がなくなるのはちょっとさびしい(笑)が、えっちビデオやえっちCD-ROMを仕事で見られる幸福感のほうが大きいか(笑) 究極の目標はやはり、「仕事でイメクラ」「仕事でピンサロ」だな(笑)
というわけで、さっそくスクーターでバリバリバリと飛び出して買ってきたのが、ビデオ安売王オリジナルビデオ「飛び出せ! 全裸学園」(笑)
ビデオ安売王といえば、こないだ某社の某過激AVシリーズの新作を見てたら、とつぜんビデオ××王悪徳商法弾劾キャンペーン(笑)が作中に挿入されてて思わず爆笑。なんでも大手AVレーベルの新作の海賊版を右から左へダビングして本物とほとんど見分けのつかないパッケージで売ってるとか、そんな話でしたが、最近AV業界の動向にはめっきり疎いのでよくわからない。
にもかかわらずなぜ環七を走りまわって安売王のショップをさがしたのか――なにしろまだ一回も足を踏み入れたことがなくて、雑誌広告で葛西店があるという事実だけはチェックしてたんだけど、見当をつけてたあたりで発見できず、葛西在住のグリシャム翻訳家・白石朗先生に携帯電話で問い合わせてようやくさがしあてた(笑)――というとですね、この全裸青春学園ドラマ、「飛び出せ!全裸学園」は、「地球防衛少女イコちゃん」で有名な河崎実が監督、主演はここんとこ風俗情報誌で人気ナンバーワンを誇る、高田馬場With Youの可愛手翔ちゃんなんですね。
内容はナイタイマガジンだかNight Walkerだかで読んだとおり、脳みそが思いきりウニ化する代物。だいたい河崎実にエロが撮れるわけはないので、とにかく翔ちゃんが全裸になる、ただそれだけ(笑) ヘアヌードなのに18禁でさえない一般ビデオ980円だけのことはあるソフトコアぶりで、これなら今関あきよしが撮ったえっち系Vシネマ、「AV学園なんたら」のほうがよほどスケベだったな。
30分モノなので、話がいきなり途中で終わって予告編がついてるんだけど、これが爆笑。料亭で財界の大物に見初められた翔ちゃんが一部上場企業の社長をまかされ、「未来は今」状態になるエピソードとか、恋人は親友を殺害した嫌疑をかけられて逮捕され、死んだはずのその親友はぴんぴんした姿で登場、宿敵レズレズ仮面との最後の対決に向かって巨大化する翔……とまあただの自主映画なんだけど、この予告編を見るためだけにでも980円払う値打ちはあるでしょう。しかしもちろん本篇の続篇がつくられるわけはない(と思うが安売王だから油断はできない)。
本篇の前には新作情報がついてるんだけど、「人殺し拳銃性能ベスト10」(笑)とか、安売王のビデオは思いきりとばしてます。バブル崩壊後、この怪しさでこれだけぶいぶいゆわしてる会社は珍しいのでは。思わずファンになりそう(笑)
しかし可愛手翔は、写真だとけっこうかわいいんだけど(EYE-COMに登場したこともあるくらいだから、おたくウケするタイプだと思う)、かわいく見える角度が限定されるタイプなので、ビデオだとぜんぜんだめっす。しかし全裸で歌う主題歌の壮絶なへたくそぶりは一見の価値あり。
というようなことをペントハウスの原稿に書けばいいのだが、500wではいかんともしがたい(笑) あーやっぱり宝島の連載が切れたのは痛いかも。
Gamewalkerの締切も近いので、編集部からどさっと届いてたバーチャルボーイソフトをかたっぱしからプレイ。バーチャルボーイ買った話って日記に書いたっけか。もう忘れてしまいましたが、買ったのはおれじゃなくて、おれの256倍新しいもの好き(PHS持ちで、ポケベル内蔵電子手帳も発売直後にゲット)のさいとうよしこのほうね。
「いま買わないと恥かしてく買えなくなるから」という謎の理屈で彼女が買ってきたバーチャルボーイだけど、じつはけっこう好きかも(笑) あの邪魔っけな脚の部分をはずして、仰向けに寝転がってから、目の上に載せてプレイするのが正しいっす。
ピンボール、テニス、ボクシング、シューティング……というソフトのシンプルさもなかなか。テニスはけっこうハマるっす。シューティングはかなり3D感覚を生かしてるけどむずかしい。敵とアイテムの区別がつかないしなあ。
ふつうのゲーム(笑)では、PS用のシューティング「フィロソマ」のオープニングにちょっと感心。しかしゲームバランスはよくなくて、なんだっけ、5面のボスからいきなりむずかしい。縦シュー横シュー3Dシューが混じるのも趣味じゃないな。
SSの「シャイニング・ウィズダム」はアクションロープレなんだけどすげえ変。ひょっとしたら面白いかも。
評判のいいヨッシーアイランドにさわる余裕はなし。でも日記を書いてるのはなぜ。
【10月27日(金)】
午後5時、角川書店新社屋完成披露パーティ@飯田橋。東西線の飯田橋からとことこ歩いて深夜プラス1をのぞき、警察病院のほうに坂を上がっていくと、道沿いにずらっと角川社員が並んでゲストを案内している。新社屋前なんかほとんどどこかの組の襲名式かって感じ。11月にごそっと各編集部が引っ越してくる予定の新社屋の2、3、4階を使っての大宴会は出席者1200人とかっていうたいへんなもの。しかし著者関係の人数はえらくすくないような。幻燈舎系と角川春樹事務所系が抜けたせい?(笑) 富士見事業部系の著者はちらほらって感じ。SNEからは水野良が来てて、いまごろ地震の話を聞く。当然、安田社長も来ていて、ヴァーナー・ヴィンジの話をする(笑) 通信をはじめようと思ったら2400bpsで文字化けして困っているそうです。佐脇くんはなんとかしてあげるように。
SF関係は眉村さんを見かけたくらいかな。訳書が20冊を数える風間賢二氏は来月の翻訳の世界に写真入りでインタビューが載るらしい。あと翻訳者系は東江一紀氏と羽田詩津子さんに会う。東江さんの七ヶ月七千枚計画はけっきょく半分しか達成できなかったらしい。やはり東江一紀も人の子である。「白石さんを見習いたい」のことでした。おれはべつにあんなにまじめに仕事したくないからいいや。来年は遊ぶぞ。
ミステリ系は二階堂さん、綾辻さん、山口雅也さん、あと井上雅彦氏あたり。二階堂さんはあした島田荘司氏とご飯とたべるそうである。島田さんの新作は2400枚中1700枚までできて、上下巻で、年内に上巻だけ出るとか、吉敷物じゃなくて御手洗物だとか、未確認情報が乱れ飛ぶ。綾辻さんは、明日の推理作家協会麻雀大会のための上京。麻雀かカラオケでしか上京していないような気がするがきっと気のせいだろう。
安田さんとか武田さん@ガイナックスとかとしゃべっているうちにミステリ作家連とはぐれてしまい、気がつくとなぜか篠田節子さん、小沢章友さん、それに「天地無用」のノベライズを書いてる長谷川さんていう女性と四人になって、神楽坂方面に向かってぶらぶら。んじゃカラオケ一時間かなあとか思っていると、とつぜん呼び止められてふりかえると綾辻さん。なんかみんなとはぐれてひとりになっちゃったから深夜プラス1に寄って、もうホテルに帰ろうとタクシーを待ってたところに遭遇したらしい。おそるべし綾辻。カラオケをかぎつける嗅覚は天性のものであろう(本人は否定)。
んじゃやっぱりDAM行って「ノゾミ・カナエ・タマエ」歌うしかないっしょってことで(笑)神楽坂を上がってカーニバル1。しかし金曜ってことでDAMの部屋は満室。しょうがないのでGIGAを一時間半。いきなりグルグルのエンディングとオープニングではじまったんですが、あとは年齢相応の曲が中心。篠田節子さんの歌声が聞けたのでわたしは満足です。
篠田さんといえば本は読んでるし(『贋作師』以降ぜんぶ)噂も聞いてるんだけど今日が初対面。小沢さんに紹介されてあいさつしたらいきなり、
「あ、大森さんてミステリマガジンでマキャモンお訳しになってたでしょ。あれの印象が強くて」
といわれて茫然。このマキャモンの短篇ってのはブードゥーの呪術かなんかでちんちんが巨大化した男の話なんだよね(笑) やはり鈴木輝一郎氏と下ネタで盛り上がるという噂は真実であったのか。篠田節子おそるべし。
【10月29日(日)】
NetWorksの映画評とMediaFrontのデジタル読書術。このミスのベストは、従来どおり国内編のみの参加。ついでだからそのまま引用する。
●このミステリーがすごい/私の選んだ今年のベスト6
1『魍魎の匣』 京極夏彦
2『痾』 麻耶雄嵩
3『ソリトンの悪魔』 梅原克文
4『らせん』 鈴木光司
5『七回死んだ男』 西澤保彦
6『ウロボロスの基礎論』竹本健治
【コメント】
「狭義のミステリー」から選ぶのを放棄したら、どれもこれも「SFもしくはそれ
に準ずるもの」になっちゃったけど、今年は日本SF大逆襲の年だからしかたがな
い(『痾』は『夏と冬の奏鳴曲』の続篇だから半分SFみたいなもんである)。惜
しくも入れ損ねた『パラレルワールド・ラブストーリー』や『ローウェル城の密室』
もSFだし。帯やカバーから「SF」の二文字が追放されようと、SFは読者の心
の中にある。
ってことです。われながらなんだかよくわからないベストだが、新本格一筋ということにしておこう(笑)
【11月2日(木)】
午前10時に起きてNetWorks「今月のHot List」の原稿。今回は家庭用通信カラオケシステムの話なので楽勝。X-55は関連資料があるし、マスターネットとローランド・ネットワークサービスと日テレパソカラ(情報提供:日経流通新聞(笑))の文字資料はゆうべ編集部の佐々木くんからfaxされてきたので、それもってミストラル行って一時間で書いてNIFTY-Serveで送ってからあわてて京都行きの荷造り。
新幹線の中では藤田雅矢の今年度日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作『糞袋』のいゲラを読む。ディテールは面白いんだけど長編としては構成的にやや弱いっすね。優秀賞は妥当なところかも。
なんでこんなものを車中で読んでるかというと、明日の京都SFフェスティバル朝イチの企画が京大SF研初の作家・藤田雅矢と、ファンタジーノベル大賞の先輩・北野勇作の対談で、その司会をすることになってるわけですね。京都SFフェスティバル、略称京フェスはおれが大学四年のときに突発的にはじめたイベントなんだけど、なぜかいまだにつづいていて、えーと今年でもう14回めですか。今回はNIFTY-Serve推理小説フォーラムの統一オフ(名古屋で開催)とぶつかっちゃったもんで(ガタコンともぶつかってる)、綾辻氏とはすれちがい。今夜は河原町で三村美衣と落ち合ってから一乗寺の我孫子武丸邸に行って、それから御蔭通りの和食屋・山里で夕食って段取りで、そのあとはたぶんカラオケ。法月さんも合流する予定だけど小説トリッパーの原稿はまだ5枚らしい(笑)という話は内緒かも。
というわけで、夜に備えて、昨日まとめてどさっと借りてダビングしたシングルCDのテープを車中で聴く。TOKIOの「Ticket to Love」が笑えるです。イエローモンキーの「太陽が燃えている」もそうだけど、最近この手のGSっぽいのがはやりなんだろうか。コーネリアス待望のニューアルバムも持ってきたけどどうせこんなのいま聞いても無駄だ(笑) しかしもろコンセプトアルバムになっててカラオケには入りにくいような気がする。
京都着は午後5時30分。先乗りして烏丸京都ホテルにチェックインしている三村美衣と四条河原町阪急前で落ち合って、一乗寺の我孫子邸。大学時代にしょっちゅうマンガを買いにきていた中規模書店の恵文社が大改装していて仰天。小説トリッパーに載ってた写真見てなんか感じが違うとは思ってたけどなあ。
我孫子さんちで一服してから、奥さんの千織さんも含めて五人で山里。仕事中&風邪中の法月さんと仕事帰りの小浜徹也が合流して、総勢7人で懐石。といっても安い。学生のときはこの店のすぐ先に下宿してたんだけど、中で食べるというような発想はまったくなかったのだ。小浜徹也は「いつか金持ちになったらここで食ってやる」と心に誓ってたんだそうで、見かけによらず向上心のある男である。我孫子さんの話では下鴨茶寮のカジュアル版系列店なんだそうで、いざ入ってみるとまあお値段並みの和食屋。までも懐石自体はけっこうお値打ちかな。
仕事中の法月さんは、食事のあと真面目に帰宅、残る六人はかつて京大SF研の例会場だった喫茶店らんぶるがあった場所にできたカラオケボックスビルJでX2000&Prologue4時間。千織さんがめずらしく全開。我孫子さんは数カ月来探し求めてきたウルフルズとついに遭遇、スットバスともう一曲を熱唱――って話は我孫子日記に発表されていることであろう。わたしは念願の「白雪姫の毒リンゴ」がやっと歌えたので満足。
2時半くらいに切り上げて我孫子さんちにもどり、4時過ぎに寝る。
【11月3日(金)】
9時半に起きて、10時過ぎ、京都教育文化センター着。北野勇作氏がいちはやく来ている。菅浩江嬢もおはやいお着き。あと合宿で朝イチ企画なんてほとんど人がいないんじゃないかと思ったけど、意外に客の出足がはやく、11時には7割がた席が埋まり、無事開会。
藤田雅也+北野勇作対談はなぜか「ファンタジーノベル大賞受賞の秘密」というお得なタイトル(笑)がついている。肝心の受賞作「糞袋」が出てない状況ではどうかなあという心配は杞憂に終わり、持ち時間の一時間弱はまずまずの盛り上がりで終了。
ロビーでうだうだしてるうちにみんないなくなってしまったので、北野勇作、小野不由美、小浜徹也と四人で昼食@教育文化センター一階のレストラン。
午後イチの企画は橋本淳一郎氏の「人工意識は可能か」とかそういうタイトルの講演。ベイリーのロボット二部作のからみで、個人的守備範囲のはしっこのほうにあるテーマなので、めずらしく真面目に聞く。『皇帝の新しい心』を30ページくらい読んだだけで投げ出してある人間にとってはなかなか有意義。しかし話が佳境に入る前に終わってしまった観もあり、やや物足りない。司会でついた森太郎は芸風に磨きがかかっている(笑)
「復刊フェアを考える」とかなんとかっていう(プログラムブックが手もとにないのですみません)小浜徹也@東京創元社vs河野佐知@早川書房編集二課の対談(渡辺英樹司会)は話題が近すぎるので面白いかどうかはよくわからない。しかし出版事情に全然くわしくない人には復刻と復刊のちがいを最初に説明しておかないとぴんと来ないんじゃないですかね。解説目録とか注文書に入れて通常管理にまわる復刊と、増刷分売り切り限定管理復刊の違いとか。このへんはけっこうケースバイケースなのでおれもよくわかんない。合宿企画にまわしてがんがん質問受け付けたほうがよかった気もする。
ラストは水玉螢之丞vs小野不由美対談……のはずだったんだけど開始時刻になっても水玉さんが来ない。司会を押しつけられた堺三保の危機管理能力が問われる(笑)企画になってしまったわけですが、健闘はしたものの修行不足を露呈。もっともわが身を犠牲にして自虐ネタでウケをとりにゆく姿勢には見習うべきものがあろう。小野さんはおたくいじりに燃えるタイプではないのでがんがんつっこむしかないんだけどつっこみかたがむずかしい司会者泣かせキャラかも。水玉さんは40分押しで登場、「さすが星雲賞二回受賞のひとは重役出勤ですね」とかそういうツッコミは堺の場合にはないのだった。しかしただのSFおたく系の人には難解度の高いパネルだったかも(笑)
てなところでめずらしくずっと会場で企画を見た京フェス昼間企画はおしまい。とりあえず合宿所のさわや本店に荷物を置いて、近くの怪しいレストランで夕食。小野、菅、水玉その他とからふね屋でお茶して7時から合宿企画。
我孫子日記既報の通り、現役学生仕切りのクイズ大会は、北野氏の活躍で異様な盛り上がり。ジェスチャークイズはすごかったす。大広間の一時間企画としてはなかなかの充実ぶりで、京大SF研もやるじゃんって感じ。しかし小浜徹也に優勝させてはいかんよ(笑)
WORKBOOKが低迷している分、イベントはノウハウが蓄積されて、安心して参加できる京フェスになりつつあるような。あとは分科会企画にもうちょいテコ入れすれば万全かな。
クイズ終了後、水玉、我孫子、北野、さいとう、水鏡子、菊池夫妻など総勢13名が百万遍のボックスに流れる。合宿所に残った大森は若者主催のファンタジー部屋と志村部屋を覗き、疲れたから寝ようかと思ったけどさすがにまだ早すぎるよねってことでタクシーで百万遍行ってカラオケに合流。13人収容の大ボックスはアニカラ部屋と化している(笑) 水玉女王のご尊歌をはじめて拝聴した人々は喜んでいたらしい。よく考えれば水玉螢之丞初の京都公演か(笑) 菊池妻もけっこう飛ばしてましたね。
大森はひと足はやく出て、となりの中華料理屋の百万石で飯を食ってた寺さん、米村秀雄、宮前義彦、三村美衣と合流。我孫子さんと違って学生時代はそこそこ百万石を利用していたおれだが、しかしラーメンの味は昔とは一変しているような気がする。こんな天下一品系のラーメンじゃなかったぞ、たしか。もっとも昔はここでは定食ばっかり食べていたような気もする。
宿にもどって大広間でうだうだしてからさあ寝ようと思ったら確保していたはずの部屋の、よそから持ってきて敷いておいた布団の上に見知らぬやつが寝ているではないか。怒。しょうがないから京フェス確保部分以外の部屋を探索し、アコーディオンカーテンで仕切られた向こうのエリアから鍵のかかっていない部屋を見つけ出し、勝手に布団しいて寝る。
【11月4日(土)】
8時起床。大広間にもどると徹夜組の人々がどろどろしている。我孫子武丸は最強のどろどろぶりでウイスキーをがんがん飲んだあげくばったり倒れて大広間の真ん中で死んでいる。その上をがんがんまたいでゆく学生の人々。かまいたち長者の末路である。
そろそろ動くという段になっても起きる気配がなく、足をくすぐって起こすと寝ぼけた顔で起き上がりしばらくにこにこしているがまた寝てしまう(笑) 日記によるとこのあと家に帰って奥さんに怒られたそうですがそれも無理はない。しかし日記はちゃんと更新しているからえらいのである。
例によって十数人でぞろぞろからふね屋にはいり関西の人々とうだうだ。そのあとなぜか突発的に鍵善で葛切りを食うという話が盛り上がり、タクシー3台で祇園。さすがに午前中ってことで空いていて、十人で入ったら奥の座敷にそっくり案内されてラッキー。睡眠不足の体に黒蜜がしみわたりしみじみとうまい。
11時半ぐらいに集団から分かれてタクシーで京都駅。小浜夫婦が乗ってるはずのひかりの指定券をとったけど発見できず、どろどろ状態で帰る。
【11月6日(月)】
10時ごろ起床。寝過ぎたせいかぼうっとしている。まだ寝られそうな気がするがこのままではけだものになってしまうと思い直してミストラル。ホラー大賞2次の原稿はぜんぜん面白いのがないぞ。創作系の人は短篇部門が狙いめです。最終候補にはすぐ残れそうだ。ま、受賞してもあんまりいいことがない気がするけど。長編のほうもいまいち。
小説トリッパーの黒須さんに電話してみると、法月さんの原稿は無事入ったそうです。ぱちぱちぱち。しかしメタフィクション仕掛けになってて、木曜日に山里で飯食った話とかも出てくるらしい。ウロボロス効果だろうか(笑)
タイトーの加藤氏から携帯にtel。なにかと思えば、「X-55買いませんか?」だって(笑) なんでも爆発的に売れていない55は全社員に現物支給されることになったらしい。などということを書いていいのかどうか知らないが、寮生活の人とかそんなもん支給されてもどうするんじゃ状態らしくて買い手をさがしている模様。なのでX-55を安く買いたい人はメールしてください。我孫子さん、水玉さん、どうですか。
つづいてY田N子@本の雑誌からもTEL。悪役勝ち抜き戦座談会をやるんだそうで、SF方面から3人、オールジャンルから2人の悪役をエントリせよとのお達し。
小説中の描写で悪役度が決まるんだそうで、ぱっと思いつくのは〈敵は海賊〉のヨウメイくらい。エッドール人のボスって名前あったんだっけ。でなきゃデュケーンのほうか。
あとのメンバーは茶木さんと菊池仁さんと北上次郎ってことなので、あんまりマイナー系は避けたいんですが。〈古き者〉とか出すのは反則だろうか(笑)
というわけでSFに出てくる悪役募集中です。他ジャンルではきっとモリアーティ教授とか松永弾正とかヴラド・ツェペシュとかが出てくるんだろうから、それに勝てそうなやつをひとつよろしく。ノンジャンルでもなんか隠し玉があったらメールで教えてね。一応、小説の登場人物で、人間に限るそうです。採用者は日記で表彰します(笑)
しかし最初にY田N子から電話がかかってきて、
「今度アクヤクの特集するんですが……」
と聞いたときはてっきり○○とか××のことかと思ったおれだ。
リテレールのベストはすっかり締切を過ぎている気がするが催促がない(と思ったらあった(^_^;))。コンプティークのパソゲーベストってのもあったな、そういえば。キネ旬のベストはたぶん今年は来ないだろう……って来ても投票できるほど見てないけど。柳下毅一郎がぜひやりたいそうなので関係者の人はよろしく。って見てないか。
【11月7日(火)】
酔っぱらって朝帰りして奥さんに怒られた我孫子さんだが、Netscape立ち上げて三村美衣日記とかこのページの日記とかを読んでるときうしろからのぞかれて、酔っぱらった現場の描写を読まれてしまいますます怒られてしまったそうでご愁傷さま。
ところで我孫子日記には大森の秘密の過去(笑)が曝露されてるけど、あれは学校じゃなくて保育園の話っす。まあ小学校でも音痴で通ってたし、いまでも音感はよくないけどさ。音痴が歌を歌って悪いか。ってボックスだと被害は最小限に止められるわけです。
などという話ではじまったことからもわかるとおり、今週はわりとヒマ。のんびりテレビ見たり本読んだりマンガ読んだりしてるうちに一日が終わるのって新鮮。しかし『編集王』はまとめて読んだけどいまいちだぞ。
といいながら、昨日日記を書いたあとリテレールとコンプティークからてきめんに催促が来たのでベストを選ぶ。リテレールはノンセクションでベスト10をやれというので、出版/SF関連のWWWページベスト10だ参ったか(笑)てなもんである。そのままここにコピーしておこう。
●ノンセクション 95年の注目すべき出版/SF関連WWWページ10選
1 BookWire(http://www.bookwire.com/)
2 PATHFINDER(http://www.pathfinder.com/)
3 BDD Online (http://www.bdd.com/)
4 Book Stacks Unlimited, Inc(http://melville.books.com/scripts/main.exe?)
5 Project Gutenberg(http://jg.cso.uiuc.edu/pg_home.html)
6 週刊新刊全点案内(http://www.trc.co.jp/trc-japa/SHINKAN.HTM)
7 Speculative Fiction Clearing House(http://agent2.lycos.com:8001/sf-clearing-house/)
8 大原まり子のアクアプラネット(http://www.bekkoame.or.jp/~ohara/welcome.htm)
9 ハヤカワSFマガジンホームページ(http://www.st.rim.or.jp/~tab/)
10 てんぷら☆さんらいずページ(http://www.st.rim.or.jp/~tempura/)
本チャンの単行本/文庫本ベスト3のほうは、
●95年単行本ベスト3
1 ダン・シモンズ『ハイペリオンの没落』早川書房
2 京極夏彦『魍魎の匣』講談社
3 梅原克文『ソリトンの悪魔』朝日ソノラマ
●95年文庫本ベスト3
1 キム・ニューマン『ドラキュラ紀元』創元推理文庫
2 ルーディ・ラッカー『ラッカー奇想博覧会』ハヤカワ文庫SF
3 スティーヴン・バクスター『時間的無限大』ハヤカワ文庫SF
【コメント】
「95年は新本格SF誕生の年である」というのが今年の個人的スローガンで、海外代表が『ハイペリオン』二部作、(多少格落ちながら)国内代表が『ソリトンの悪魔』ってことになる。
ポイントは一見古めかしいまでにオーソドックスな設定と、ジャンルに対する強い自意識。つまりミステリの世界における新本格ムーブメントとパラレルな関係にあるのが新本格SF≠ニいうわけだが、現実にはむしろ、瀬名秀明『パラサイト・イヴ』と鈴木光司『らせん』の二大ベストセラーによってSFがモダンホラーのサブジャンルに吸収され、ノンジャンル・エンターテインメント≠フ名の下に各ジャンルがアイデンティティ喪失に向かう可能性が高い。
むろん娯楽小説に関するかぎり、「面白ければなんでもいい」という立場はつねに最強の説得力を持つのだが、ジャンル小説の強固な形式的制約が「あんまり面白くない小説」を救済してきた歴史的事実を忘却すると、エンターテインメント自体がゆるやかな死を迎えることになるかもしれない。
パソゲーベストのほうは国産ゲームを全然やってなくて困る。「このミス」方式で国内/海外が分かれてるんだけど、しょうがないから国内はイタチョコの「うそつきと私」一本。海外は、
1 神々の怒り・日本語版(ナムコ/ギャガ)
2 テーマパーク(EAV)
3 Alone in the Dark 2
4 SimCity 2000
5 デイドラス・日本語版
って思いきりぬるいよなー。こんなやつに選ばせていいのかー。一回ことわったんだけどさ。まあいいや。
【11月8日(水)】
昼過ぎに起きてスクーターで南砂町。田辺書店で竹本健治の文庫の古本を漁るが(これは『殺人ライブへようこそ』の解説資料用)全然ない。これはいよいよ本棚の各所に散らばる単行本を発掘するしかないか。しかし「自分が持っているはずの本」をさがすのが最後の手段(笑)という状況はなんとかしたいもんである。あ、SFのほうは一応ちゃんと整理してあるんですけどね。
かわりに綾辻行人文庫を仕入れていこうと思ったらこれも全然、古本に出物がない。本格系の読者は読んだ本を売り飛ばさないのだろうか。講談社ノベルズは一昨年まとめてさいとうの実家に送った段ボールの中なので、文庫で集め直すつもりなんだけどなあ。まあ新刊で買えばいいんだけど。『十角館』と『人形館』だけ拾って江東区南砂図書館で調べもの。
いったん帰宅してから秋葉原に出撃、我孫子さんに頼まれていたPHS‐パソコン接続用のセルラーケーブルを買う。消費税入れてやっぱり4120円でした>我孫子さん。
ノートのキーボード端子に接続する怪しいライトが980円だったのでついでに購入@Tゾーンミナミ。今日の主目的はMDウォークマンなので、さいとうと合流してから石丸電気。近所で41000円だったシャープの世界最軽量MDプレイヤーが36000円で出ていたのでとりあえず買っておく。が、録音機材がないのでただの箱である。しかし家電は相場とか全然わかんない。シャープの3連CDとMDを搭載するマイクロコンポがばかみたいに安いんだけどデザインが最低。さいとうはケンウッドのK’sに固執しているが、20万コースだからなあ。きっとシャープのCDラジMD(笑)を買うような気がする。
6時40分くらいに渋谷のパルコブックセンター。綾辻さんのサイン会中。ふつうのサイン会だとサインを待つ人の列があるだけだが、綾辻ファンはサインが終わっても帰らず、キラキラの瞳で綾辻氏を見つめながら写真を撮りまくる人々が群れをなしている。7時にサイン会がお開きになると、今度はプレゼントをわたす女の子たちが殺到。
中のひとりはとうとう感極まった声で、
「綾辻さまぁっ」
というわけでみんな、今日からは「綾辻さま」とおよびするように。
サイン会に来ていた乱歩賞作家の桐野夏生さんと社長秘書(笑)のかめやっこさん、それに新潮文庫で綾辻担当の私市(きさいち)くん、小説すばるの関口さんと連れだって、一階の喫茶店で綾辻さまをお待ちする。やがて綾辻さまと小説すばるの遅塚嬢が合流、しばらくプロレス話その他で盛り上がってから、綾辻、遅塚、桐野、私市、大森、さいとうで夕食@へいちんろう。綾辻さまの今回の上京の主目的は明日の竹書房主宰著名人麻雀最強戦。「優勝したらどうしよう」とかいろいろと悩みはつきないらしい。推理作家協会の麻雀大会では参加36人中36位という爆発的な成績を記録した桐野さんの体験談が最高におかしい。なにしろ36人中、女性は桐野さんただひとり、しかもトイレは男女共用が一個しかないという悲惨な状況(笑)
「しかたないからいっしょのトイレに入るんですけど、おじさんたちはみんな手を洗わないんですよ。チャック上げながらそのまま出てきてそれで卓を囲むんです。その手で牌をさわるんですよっ」
まあしかし桐野さんもトイレでは茶木さんと「連れション」(桐野さん談)しながらずっとしゃべってたそうだから、この環境に敗因を求めるわけにはいかないと思う。
食後は桐野さんが先に帰り、残り五人でJOYSOUND1時間半。m.c.A.T.の「ごきげんだぜっ」はむずかしい。岡村の新曲がいちはやく入ってたけどまだ歌えないっす(;_;)
【11月9日(木)】
NIFTY-ServeのFADVで関口批判の嵐が吹いてるとかそういう話をしばらく前に聞いて、どれどれと見にいったんだけどどこの会議室かわからなくてまあいいやと忘れていたんだけど、きのうかめやっこさん(元・自衛隊調査部)にMES 6だと教わったのでさっそく見にいく。えーと基本的にはシスオペの人がプロ評論家バッシングをやってるんだけど、それに激怒反論を寄せているのが堺三保(斎門雷人)で大爆笑。構図としては堺三保が関口苑生擁護の論陣を張っている(直接擁護してるわけじゃないけど)わけで、いやはやなんとも。あんまり面白いので1年ぶりくらいに表の会議室に書いてしまった(笑)
しかしやっとヒマになったと思ったら毎日十時間寝てるし、論争に首をつっこむし、小人閑居して不善をなすの典型みたいなもんだな>おれ。夜中は夜中で「エヴァンゲリオン」のビデオまた最初から見ちゃったす(笑)
【11月14日(火)】
土曜日に買ったのに初期不良で動かず日曜日に交換に出したシャープのMDスタジオ(買値4万68000円――ただし旧型)がやっと届いたので、globeのSweet Painとか小沢の「さよならなんて云えないよ」とかをMDに落とす。携帯用のMDウォークマンもシャープのMD-S20なんだけど、しかしリチウムイオンの長時間バッテリーを装着すると倍くらい重くなってしまうのだった(笑)
というわけで、『海がきこえる』ムック用の謎のエッセイ(笑)を送ってから、午後6時、引越直前の角川本郷ビルでホラー小説大賞2次選考会。メンバーは、縄田一男、池上冬樹、茶木則雄、三橋暁、坂東齢人、風間賢二、東雅夫に角川のS戸氏とM浦嬢。去年はけっこう白熱したんだけど、今年は締切が早まったせいか応募総数が少なく、意見が割れるような作品もほとんどゼロ。長篇賞の候補なんか2本だけでいいんじゃないかってくらいで(笑)選考会は一時間で終わってしまったのだった。三年連続一次選考通過の西秋生(古手SFファンのあいだでは有名人)は今回たぶん最終候補に残るでしょうが、しかし個人的には去年のやつのほうがよかったと思うな。
選考会終了後は例年通り本郷の喜寿司で宴会。笠井潔の『小説メフィスト』掲載の縄田一男&長谷部史親罵倒エッセイとか、ミステリマガジンのS口苑生のM橋暁あてこすり原稿とか、もはや旧聞だけどS保H久×U田Y夫バトルとか、最近の火種を中心に盛り上がる。ミステリ界はいろいろあって楽しそうだなと思う。
9時半、C塚嬢@小説すばるから電話。集英社三賞授賞パーティ(が選考会とぶつかったので今年は行けなかったのである)流れ組が帝国ホテル17階のレインボーラウンジに集結しているというので、ひと足はやく本郷を抜けてタクシーで帝国ホテル(ちなみに他のホラー大賞予選メンバーはこのあと麻雀に流れて、角川のS戸氏は7万ガバスの大怪我をしたらしい。勝者は当然、茶木則雄氏。茶木さんいわく、「いやいやぼくはどうせ蜜蜂だから。集めた蜜はみんな目黒さんとこに行っちゃうんですよ〜」 それにしても朝5時まで麻雀をしていたばかりか、最近は競輪競馬にもつっこみまくっているS戸氏はとてもサラリーマンとは思えない。編集者のカガミであろう)。
着いてみると、レインボーラウンジに残っていたのは井上夢人、薄井ゆうじ、山口雅也、我孫子武丸、二階堂黎人、加納朋子、貫井徳郎……の面々。最近、京都の北のほうに土地を買った我孫子さんは、ノーパンしゃぶしゃぶとランジェリーパブに関する権威となったらしく、微に入り細にわたる講義を披露。
「我孫子クンはK木さんに連れられてランパブ行って名刺を配りまくってそしたら手紙が来ちゃって『バッカじゃないの』といわれている」
との証言もあるが、これだけ芸域が広げられればモトはとったというべきであろう……ってべつに自腹は切ってないんだけどさ。しかしK社の編集部はランパブの経費も落ちるのか。次はコスプレイメクラだな。「飛び出せ! 全裸学園」の第二話まで買ってしまった以上、これはもう接待で高田馬場With Youに行くしか。あーでもそしたらちょっと連れてってほしいかも。巣鴨のプルプルハウスでもいいっす(笑)
しかし土地買ってノーパンしゃぶしゃぶとは急速におやぢ化への道を驀進しているような気もする。見習っていきたい。
接待関係の仕事をすませたC塚嬢が石田汗太記者@読売新聞を連れて11時ごろ登場。貫井くんとC塚さんと三人で、FADV6番会議室関連の話題で盛り上がる(笑)
レインボーラウンジが12時閉店なので、カラオケ組7人がタクシー二台に分乗して神田のビッグエコー。念願の「ノゾミ・カナエ・タマエ」がやっと歌えたけどけっこうむずかしいのだった。ガイドメロディがないも同然だし。
井上さんは元プロ(宿屋の飯盛ってバンドに在籍していた)だから当然というか、めちゃくちゃ音域が広くて歌がうまい。後半は洋楽縛り状態に突入、あらゆる歌にコーラスをつけて喝采を浴びる。島田荘司・山口雅也・井上夢人トリオでひと晩ビートルズを歌いつづけている現場を目撃したのをべつにすると、井上さんの歌をちゃんと聞いたのははじめてかも。
しかしDAMはglobeも小沢もエヴァもまだ入ってなくてがっくり。やっぱりギガに行くしか。
【11月15日(水)】
1時に起きようとして起きられず、泣きながら2時に起きて、内緒の仕事の初校チェック(といいながらファイルで直しているのだが)。途中でタイムアップになり、電車の中でも仕事をつづけ、アスキーに寄ってFDわたしてから本の雑誌20周年パーティ@パークハイアット。1万5000円の会費でたいへんな話題を巻き起こしているパーティだが、「これでも本の雑誌社がひとり3000円ずつ負担してるだから」と発行人の人は語っている――という話も有名になってるけど。
しかし会費が高すぎたせいか(笑)満員の会場内で目につくのは編集者ばかり。15000円が気軽に出せる書評系ライターは少ないと思うぞ。と思っていたらなぜか西原理恵子が来ていてびっくり。なんでも中場利一の大ファンなので会いにきたらしい。
「いやもうあの本はねー、自分のこと書いてるんかと思うたくらいでー」
ヤンキーはヤンキーを知るってやつですか。しかし西原さんが中場ファンってのはわかりやすすぎだな。そもそも土佐女子に行ったのがまちがいであろう(笑) そういえば、ちょうど『海がきこえる』ムック用に書いたエッセイの締めくくりで西原理恵子を勝手に登場させてべたべたの土佐弁をしゃべらせたところだったので、一応了解をとっておく(笑) ついでに我孫子さんのQV10借りてめちゃくちゃな写真をとりました。えーと我孫子さんお手数ですがファイル名をsaibara.gifにしてsdwの/abikoの下に置いておいてくださいね。置きましたか? はいどうも。
……などと書いたままftpをさぼっているうちに問題の写真はすでに我孫子ページに掲載されてちゃったんでした。ってことでみなさんもう見てるでしょうが、これです。
西原理恵子は綾辻さんの麻雀についても一家言あるようで、
「ゆうたら悪いけど、綾辻さん、麻雀がヘタやわ」
と力説。
「なんかミステリの人てイメージがあるみたいで、あたしがマンガに描いたがでもえらい怒っちょったねえ。けんど妙に中途半端でしょう。あれはもっと突き抜けんと麻雀に勝てんねえ」
「こないだも原稿がもう落ちるゆうときに電話がかってきてぐちぐちゆうきよ、『ほんならええこと教えてあげます。いまからがらっとイメージチェンジして、『京都よさこい温泉殺人事件』。探偵がOLで舞台が温泉で列車もので時刻表トリック。挿画はあたしが描く』ゆうたら、『うーん、そうかあ』それで二、三日して電話がかかってきて、『サイバラさん、しばらく考えたけどやっぱりあれは無理だね』ってそんなもんまじめに考えるか、ふつう」
「なんかでもあたしが麻雀の話をマンガで描いたやか。そしたらファンの人から手紙が来たみたいで、『そんな人とは思いませんでした』(笑) けんど麻雀はヘタやきしょうがないわねえ」
というような話をあんまり書いていると綾辻さまのご勘気を被るので(もう遅いって)、時の人、新保博久氏の話。内田康夫との一件はすでに噂の真相にも登場、各所に波紋を広げているが、新保さんは、
「いやーワタシにもやっと春がめぐってきましたネ。これまで十何年書いてきてずっと鳴かず飛ばずだったのに、とうとう脚光を浴びましたよ」
と、いたって元気である。しかしシンポさんといえば、会場でいきなりスタスタとこちらにやってきたかと思うと、
「オオモリさん、ボクは泣きましたよ。いやホントに」
「は? どうしたんですか?」
「『ドゥームズデイ・ブック』ですよ。ボクが本を読んで泣いたのは、『ふりだしに返る』依頼ですネ。いや、まさかこの本で泣くとは思いませんでしたネ」
まったく同感である(笑) まさかあのシンポさんがねえ。ゲラを読んだうえで解説を蹴飛ばしてくださった北上次郎おやぢに「シンポさんは泣いたそうですよ」と伝えると、「だったらシンポくんに頼めばよかったじゃないか」といわれたけど、シンポ教授が『ドゥームズデイ・ブック』を絶賛するとはお釈迦様でも気がつくめえ。ちなみにシンポさんは『頓知』次号の絶賛書評でこの本をとりあげてくださったそうで、原稿のコピーまでもらってしまった大森である(新潮文庫『タイム・トラベラー』の浅倉解説が引用してあったりしてなかなか渋い)。
シンポさんといえば、近著『名探偵登場』には幼少時の読書体験の話を書いたコラムがついていてなかなか面白い。オレも子どものころはミステリとSFを併読してたんだけどなあ。SFじゃなくてミステリに転んでいたらいまごろはもっと儲かってたかも(笑)
二次会は例によって珍林房。貸し切りなのにそれでも満員で身動きもならない感じ。朝日ソノラマの上岡さんとは初対面。『ソリトン』はソノラマの文芸書はじまって以来の売れ行きらしい。我孫子さんじゃないけど、『パラサイト・イヴ』が70万部なら『ソリトン』は100万部でもおかしくないよなあ。京都で思いついたネタだけど、今年はソリトン、ハイペリオン、エヴァンゲリオンの年なのである。
昔話で盛り上がっているあいだにふと気がつくとみんないなくなってて、しょうがないから新潮文庫の長谷川といっしょにルルへ。香山二三郎氏とミステリマガジンの竹内編集長と井家上隆幸氏がいる……が関口苑生大兄の姿はない。一時間くらいうだうだしてから新潮社のタクシーチケットで帰宅、内緒の本の初校チェックを終えて寝る。
【11月20日(月)】
ジョナサンで一週間分の日記をまとめてから、家に帰ってftp。我孫子日記がほぼリアルタイム更新されているので、おれの日記のネタはほとんど旧聞になっているのだった。西原写真はとっくに上がってるしなあ。QV10写真は大量に溜まってるのに加工してftpがめんどくさくて手つかず。from surfersも原稿欄も数カ月いじっていないし。ちょっとずつでもなんとかしよう。
金子さんとこの日記を見てたらNetscape2.0bの話が出てたので、ああそうだと思い出して期限つき試用版をダウンロード。しかし2メガ近くあるぞ。メールとかニューズグループ関係が便利になってもあんまり意味はないんだけど、ブックマーク整理が飛躍的に簡単になっているのがうれしい。というわけでサルのように整理してしまう。
一週間前が締切だったはずの徳間文庫の解説(竹本健治『殺人ライブへようこそ』)はその後まったく音沙汰がない。のをいいことに七割がた書いたところでほっぽってあるんだけどどうなったんだろう。電話の依頼のときは締切を三日のばしてくれというのにも難色を示されたのに(笑)
図書新聞のエンターテインメント書評がぼちぼちデッドなので、鈴木光司『生と死の幻想』と綾辻行人『眼球綺譚』の二本立てで書く。どっちも連作のホラー系短篇集なんだけどまったく対照的でおもしろい。鈴木光司の「紙おむつとレーサー・レプリカ」には感心しました。思想的には敵だけどさ(笑)
【11月21日(火)】
ビルディでモーニング食べてから、我孫子武丸『腐蝕の街』とヴァーナー・ヴィンジ『遠き神々の炎』を持ってエグザス。プール→サウナ→デッキチェアを4セットこなすあいだに『腐蝕の街』を読了。小説推理版で一回通して読んでるんだけど、近未来SFとしてのディテールに関する違和感はほぼ払拭されている。歴史的背景についての地の文での説明は一切とっぱらっちゃうのが当世風(というかポストサイバーパンク風)近未来小説だと思うんだけど、我孫子さんはどうもオーソドックスな近未来ものがやりたかったみたい。
しかし著者の「浅見光彦のように清潔」な日常生活を反映してか(笑)猥雑な舞台がいまいち板につかない気がする。プロット的には速水三兄妹シリーズもかくやって感じのドタバタで、ほとんどギャグ(やたらドンパチに巻き込まれる主人公とか、爆笑のベッドシーンとか)なんだけど、「私」の一人称ハードボイルドっぽい語りといまいちそぐわないっていうか。
うーん、某登場人物の絵に描いたようなマッドサイエンティストぶりとかを考えると、これはそのへんのミスマッチを楽しむべき小説かも。リアルな警察ハードボイルドとして読むには主人公が暴走しすぎな感じだし、いっそ警察民営化とかそういう設定をつくっておいたほうがよかったのでは。
ヴィンジのほうは史上初のインターネット型スペオペ(笑) まだ上巻の半分だけど、なんかデイヴィッド・ブリンみたいで、あのヴィンジがこんなSF書くかねえって感じ。山岸真が解説で書いてるとおり、背景設定はベイリーばりのバカSFノリで笑える。インターネットのアナロジーでここまで押し通す蛮勇は買いたいけど、しかし汎銀河のニューズグループまであるってのはなあ。イヌ型群体知性のエイリアンが最高。
家に帰って、一日遅れでSFマガジンの95年SFマイベスト5を送る。
●海外作品
1 ハイペリオンの没落(ダン・シモンズ)
2 ラッカー奇想博覧会(ルーディ・ラッカー)
3 ドラキュラ紀元(キム・ニューマン)
4 黎明の王 白昼の女王(イアン・マクドナルド)
5 ヴァーチャル・ライト(ウィリアム・ギブスン)
●国内作品
1 ソリトンの悪魔(梅原克文)
2 ムジカ・マキーナ(高野史緒)
3 青狼王のくちづけ(久美沙織)
4 鉄塔 武蔵野線(銀林みのる)
5 戦場の女神たち(高瀬彼方)
【コメント】
一説によれば、『未踏の時代』復刊にSFM1〜3号の復刻、小松左京選集や『「科學小説」神髄』刊行の相次いだ95年は、「日本SFパノラマ視現象」((C)新保博久)の年だそうだが(「午後の恐竜」ね、つまり)、個人的には「新本格SF」の年だったと思っている。その代表が御{ルビ:オン}の字3連発のソリトン、ハイペリオン、エヴァンゲリオンで、これに新「ガメラ」を加えれば、新本格SFの共通項は一目瞭然。古典的エンターテインメントSFの意匠+ジャンルに対する強烈な自意識がポイント。小説的には小松左京的なものの復活が鍵を握る。SFモドキが跳梁跋扈するいまこそ、新本格SFの爆発に強く期待したい。
以下蛇足。国内では乱歩復活型の京極夏彦『魍魎の匣』が本来ダントツ一位なんだけど(リストに入ってないのはあんまりだと思う)、それだと「このミス」のベスト6と一緒になっちゃうので思い切ってミステリ系(『らせん』『七回死んだ男』)をはずしました。海外で『時間的無限大』『赤い惑星への航海』が落ちちゃったのはハイペリオン効果かも。
中間集計ではやはりハイペリオン組がダントツで、『時間的無限大』が健闘している模様。出たばかりの『ドゥームズデイ・ブック』を入れてくださってる方もけっこういるそうで、ありがたいことである。国内は『魂の駆動体』『「科學小説」神髄』『ソリトンの悪魔』が三つどもえとか。まあ順当なとこでしょうね。わたしはSF大賞組は意識的にはずしました(神林長平の受賞作は『言壺』のほうだけど)。『駆動体』は嫌いじゃないけど、思考実験がナマで出てて、小説としての肉付けに乏しいのが難。二、三年前ならこの方向を押してたかもしれないけど、やっぱりこっち方向で突っ走ると日本SFは滅びるという気が最近してるので、新本格SF主義者(笑)としては、ここしばらく、小松左京レベルへの戦略的撤退に賭けてみようかと。「深化と矮小化」に向かってきた日本SFの進化の方向性をいったん否定して、北上次郎にもわかるSF(笑)から再出発すべきではないか。……なんて書いてるとまるで二十年前の水鏡子みたいでとってもいやかも。
でも現実に、モダンホラーとして売れている『パラサイト・イヴ』が70万部突破の事態はきちんと受けとめたほうがいいし、逆にあれを喜んで読んでる人にプロモートすべき本格SFをきちんと用意すれば、日本SFの夏が来ると思うんだけどな。……なんて書いてるとすっかり北上おやじ的思想に洗脳されてしまったみたいだが、最近ミステリ畑の人から同情されるのにはうんざりなので(笑)一点突破全面展開をめざしたい。
以上、わたしが『ソリトン』を絶賛する理由、でした。
「藤丸」はどんどんキャラが死んでいくのでもう最初からやり直すしかない気がしている。FCGAMEMのPS会議室のログをライブラリからまとめて落として読んでると、どうも途中ハングはソフト側の問題らしい。操作性の悪さもがんがん指摘されているのだが、まあそれなりの評価みたい。しかし「ビヨビヨ」を誉めてる人がけっこういるのは納得できん。みんなファミコンのRPGやってないのかっ。
【11月22日(水)】
きのうは久しぶりに泳いで疲れたのか7時ぐらいに寝てしまい、夜中にちょっと起きてヴィンジを読んでまた寝て、7時ぐらいに起きる怠惰な生活。
起き出してビルディに行って日経を開くと、なんと40面のうち13面までがパソコン関係の全面広告(笑) 窓95祭りは全国的に盛り上がっている模様で、これはもう夜中に秋葉原に行くしか(笑) ゆうべの高橋誠@BNNからの電話によると、店によってはカウントダウンもやるらしい。んでもって1時2時には閉店してしまう模様。11時45分くらいに秋葉原集合かな。午前1時にはTゾーンミナミ前にいるはずなので、物好きで秋葉にいるヒマな人は集合だっ(笑) 各店閉店後、神田に流れて朝までカラオケの予定。と思ったら三村美衣は夫の人が誕生日なので行けないそうである(笑)
と書いた日記をftpしようとしたらなんか犬が走りつづけててsdw.comに入れない。のでとりあえずリムのほうだけ更新してから、悪役座談会用に『宇宙のスカイラーク』と『闇に待つ顔』を読みはじめる。いやあスカイラーク面白いっす。とくにスカイラークできるまでの展開がグーな感じ。
のんびりした話を読んでるうちに眠くなってきたので2時間ほどうたた寝して、11時過ぎ、ピックアップにやってきた白石パパ朗のクルマで秋葉原。ものすげーひとである。こんなにたくさん物好きな人間がいるのかって感じで、ザ・コン館横の道にまちがってつっこんでしまった添野・小江ペアの乗るクルマなんか20メートル進むのに30分くらいかかってたぞ。白石クルマは奇跡的にすんなりザ・コンの駐車場に入れて、店の前の黒山の人だかりを茫然と見ていると、をを、そこにいるのは小林そーみん氏では。と思ったらその向こうにはいしかわじゅん・藤臣柊子夫妻。あらあらどうも、Macintosh9500買いに来たんですか?とか話してると、京大SF研OBで日経新聞記者の小玉くんとも遭遇。さらに佐々木千之@NetWorksもいる。ADDNETのコウタン氏を横目に見つつ、BNNのカメラマンの人としゃべってるとやがて高橋誠氏が現われ、をを、木村和久がいるじゃんと思っているとチバレイ&加藤賢宗が前を通ってゆくというたいへんな騒ぎ。
携帯のおかげで、ツアー参加を表明していた遅塚久美子@小説すばるとも無事合流、ゲームライターの平野裕子女史も加わり、ぞろぞろと秋葉を放浪。んでもって石丸本店の3階では青木光恵嬢&オガタ氏にもばったり会ってすかさず光恵ちゃん写真をゲット。これは西原写真と並べるしか(笑)
てな状況で予定通り二時まで秋葉で遊んで神田のカリブで2時間半歌っていま帰ってきてこれから寝るのであとはよろしく。ってなにが。(この話は明日につづく)
【11月24日(金)】
重い腰を上げてQV-10画像のGIF化作業に着手。といってもあまりに量がありすぎて、今日はとりあえずpict化まで。使えば使うほど、同梱ソフトの使い勝手にいらだってくるんだけど、カシオはバージョンアップしてないんですかね。アルバム化したところから複数を一括で選択してGIFまたはJPEGで保存がなぜできないか。
ってその程度の作業をさせるアップルスクリプトを書くかQuickKeysでやらせるか程度のことができないおれが悪いのか。と毎回書いているような気がする。
ミステリ系のえらい翻訳家の木村二郎氏からとつぜんメール。「新保さんの写真をはやく載せて下さい」というリクエストなのでさっそくお答えすることにする。しかし最近は意外なお客さんが多いのだった。
そういえば、ひさしぶりにFADV(NIFTY-Serve冒険小説フォーラム)をのぞいたら、例の評論家論争のあとしーんとしていた6番会議室で、大石英司氏が大森ホームページ観戦記を書いている(笑) FADVでなぜ。自分の名前が登場しなくてがっかり的感想にお答えしてここでコメントする。といっても関口苑生*大石英司論争についてはよくわからないのでコメントしようがないのだった。関口大兄の書いた手紙ってゆうのは読みたいけど。というわけで大石様、今後ともごひいきに。
「幻の光」の試写に行くつもりだったのに気がついたら3時直前になってて断念。しょうがないから翻訳を少々。んで夕方家にもどってから、専門誌の情報を元に、「藤丸地獄変」を最初からやりなおし。はっと気がつくと12時間たっている(笑) のであわてて寝ました。やれやれ。
その前にircに行ったらニュースステーションのアメリカおたくレポートが話題の的。我孫子日記にもそんな話が書いてありましたが、岡田さんが映ってる端っこのほうに出てたちっちゃくて髪の長い女の子がうちの義妹の斉藤友子です(笑) しかしProject AConよりはOTACONのほうがまだ理性的なネーミングだと思う(笑)
【12月2日(土)】
こんこんと眠りつづけて昼ごろ起きると、ノドの痛みはほとんど消えている。さすが順天堂病院。ってほっといても治ってた気もするけど。
すでに締切を過ぎてしまった『殺人鬼』の解説に着手。綾辻作品再読プロジェクトは7冊読んだところで止まっているのだが、よく考えるとあんまり関係ない(笑) んーでも『人形館』は『殺人鬼』の姉妹篇といえなくもないかもしれない。暴露系の原稿にしようかと思ったが綾辻さんが嫌がりそうなので正攻法。
しかししばらくだらだらな日々をつづけているうちにすっかり筆が遅くなっている。ワンシッティングではとても書き上がらないのであきらめて家に帰り、心を入れ替えて「バーチャコップ」に再挑戦。2度め(通算7度めくらいか)のトライでようやくエンディングを見る。9ライフ×9クレジット使いきり、みたいな(^_^;) しかし精進すればワンコインクリアできるようになるんだろうか。ううむ。練習モードでは最初の面が全然クリアできないしなあ(笑)
【12月13日(水)】
6時、天王州アイルのラ・カーザなんとかってお店で恒例のミステリー忘年会。まあ正確にいうと海外ミステリ翻訳関係者忘年会ですね。翻訳者が半分くらいで、残りが編集者と書評家。名前だけは知っている人が大量に歩いているが、あたしゃ翻訳ミステリはほとんど読んでないので知らない人とは話ができないのだった。
木村二郎(仁良)氏とはWWWページの話で妙に盛り上がる。どうでもいいけど、木村さんはしゃべり方とか表情がたこいきよしに異常に似ていると思う。って両方知ってる人はほとんどいないか(^_^;) 夏来健次○○○○事件とか、関口×三橋○○○○事件とかいろいろあったみたいだけど詳細はひみつ。あ、そういえばWIREDの人も来てましたね。
おなじ会場の二次会につきあってから、11時ごろ、鎌田三平・白石朗・古沢嘉通・堺三保と5人でタクシー二台に分乗し、早稲田奉仕園セミナーハウスで開催中の翻訳勉強会忘年会に流れる。
途中、遅塚さん@小説すばるからは、長谷川@新潮文庫&恩田陸嬢とカラオケ中なのですぐ来たまい、タクシー代出すからさ的お誘いがかかるが、合宿忘年会を脱け出すわけにもいかず涙をのんでパス。そういえば恩田さんにはずいぶん会ってないのだった。
勉強会は伊藤(典夫)さんがマガジンの締切にひっかかって来られず、さらにわたしが細美透湖を寝かしつけているあいだに(笑)約半数が飯を食いに消えてしまったので、話題はもっぱら内田昌之(『無限アセンブラ』重版決定!)の女性関係に集中。なんだかデパガ専門らしい(笑)
【12月14日(木)】
大部屋でいびきがうるさい人が約一名いたため寝るのをあきらめて始発の東西線で帰宅。夕方起きると、水鏡子師匠が居間でふんぞりかえって自分の家から持ってきたドラクエをやっている。しょうがないので外で仕事。
【12月15日(金)】
3時、ペントハウス編集部の福山嬢来訪。例のパソコン特集(笑)でワールドワイドちんけ系ホームページを紹介するコーナーの担当をまかされたんだけど、まだ一度もホームページの実物(っていうか、印刷物じゃなくて画面上に映ってるもの)を見たことがないってことで、編集部にはついに!先週末にPerforma 5210が導入されたもののまだインターネット接続には成功しないらしくて、じゃあ実物(笑)を見ながら打ち合わせしましょうという話になったわけですね。バーチャルプチプチを見せたらなんか喜ばれていましたが、どういう構成になるのかは謎。
7時、神保町のイタリアンレストランでビル・ゲイツ本の打ち上げ。日暮雅道氏、アスキー第一書籍編集部長の佐藤さん、おなじみ中村さん、プランク木村さんなど、総勢7人くらいでえんえん4時間くらい。
11時に抜けてタクシーで半蔵門のぶんか社にまわり、「どうしてもインターネットにつながらないんですぅ(;_;)」という涙の訴えにこたえてセッティング。編集部の人は主に、ファイルひとつFDにコピーしただけで「わぁMacってすごーい」と感動するクラスなので、とりあえず途中までのセッティングは出入りのライターの真柄さんっていう女性がやってたんだけど、ConfigPPPのOPENボタンがアクティヴにならないとかそういう話。うちから持ってきた設定ファイルとドライバ類をそのままぜんぶコピーして再起動かけてこれでどうだと思ったら世の中そううまくはいかない。システムフォルダの中を掘ってみると、InterconnectPPPがバンドルされてて、機能拡張もそっちのPPPだったんですね。インターコネクト関係をはずして再起動かけると無事につながり、しばらく油を売ってからタクシーで帰宅。
【12月16日(土)】
昨日着いたばかりのチャールズ・プラット(およびそのガールフレンドでニューヨーク在住の日本人エディトリアルデザイナーのえりこさん)と新宿駅南口で10時45分に合流して、山岡謙氏の弟さんがやってるというフレンチレストランでRAY会忘年会。RAY会ってのは柴野拓美(小隅黎)氏を囲む翻訳者の月例会で、ふだんはめったに出ないんだけど、忘年会だけはマメに出ているわたし。
そういう人はほかにも多いらしくて、20人を越える大盛況。柴野拓美、高林慧子、小木曽絢子、小野田和子、梶元靖子、坂井星之、赤尾秀子、嶋田洋一、内田昌之、山岸真、金子真、酒井昭伸、白石朗、牧眞司、伊藤典夫……とか。プラットは伊藤さんと昔話に興じたりしてけっこう楽しそうにしていてよかったよかった。まあほとんどの人が英語しゃべれるしプラットのことを知ってるしな。しかし、「ここにいる人はみんな英語オッケーだから話しかけてだいじょうぶだよ」と教えてあげたら、いきなり水鏡子に話しかけてしまったのには爆笑。その場で凍りつく水鏡子。
それを見ながら伊藤さんいわく、「あー、やっぱりプラットはつくづく運が悪いんだよ」
しかしその後プラットのとなりにすわるハメになってしまった水鏡子師匠は、5分間の沈黙のあと、ついに意を決して一言。
「にゅーわーるず、あしすたんと、えでぃたー」
つまりその当時からあんたのことは知っとるよといいたいらしくて、その意味内容はきちんと伝わり、「この人はちゃんと英語がしゃべれるじゃないか」とプラットはゆっていました。
しかし会場に到着するなり、プラットが、
「それでこの集まりはどういう系統の派閥だ?」とたずねてきたのには大笑い。アメリカとちがってそんなに派閥はないんです。
「小川隆は来てないのか? べつの派閥なのか?」とか(笑) プラットが冷たくされている日本人のひとの話とかも聞いたけどここには書けません。
2時で一次会はお開きになり、十数人が新宿三丁目近くまで流れて喫茶店に入る。プラットが帰ったあとの今日のスターは小木曽さんのお嬢さんのゆきさん。銀座某所に勤務する24歳の美女。写真はこれです――といいたいところだが、なぜか内田昌之が強硬に反対するので、とりあえずこの問題に決着がつくまで保留ね。
その後さらに十人ばかりでゼニス……と思ったら7時まで満室という事態。けっきょく15分待ちのベルボアに入ったときには4時半。くっそー、おれは5時からペントハウスでWin/Mac対決座談会なのに〜。
まあしかしどうせ鹿野司かだれかが遅れてくるに違いない(笑)と踏んで5時まで歌い、20分押しでぶんか社着。予想通り鹿野司はまだ来ていなかった。あーそれならもう一曲歌えたのになあ。(なお、水鏡子の報告によると、カラオケ組はその後一時間延長し、食事のできる店を求めて30分さまよい、11時近くまでうろうろしていたらしい。中には手をつないで帰った若人たちもいたそうだが、そのうちのひとりが俺と同い年だと思うとちょっと悔しいかも(笑))
対決座談会の決着は……まあ客観的に見れば圧倒的にMac派が不利なんだけど、なにしろWindows派の人々はWindowsを愛してないので差が出るってゆうか。わたしはビル・ゲイツに魂を売った人間なので、ちゃんと95を誉めましたけどね、ファイル管理システム以外は。その顛末についてはペントハウス2月号だか3月号だかのパソコン特集に載ることでしょう。
座談会終了後、ダイヤモンドホテルでタダ飯。10時半に解散になったところで、創元ミステリ系忘年会流れ組と合流した遅塚嬢@小説すばるから携帯にtel。いま飯田橋でこれからビッグ1だよんというタイムリーな情報にしたがってタクシーで飯田橋。カラオケに残ってたメンバーは綾辻行人、法月綸太郎、貫井徳郎……という顔ぶれであとから香港帰りの桐野夏生さんが合流。午前2時まで歌って帰ると、白石朗が水鏡子と遊んでいたので、X−55でもう2時間ばかりちいさい声で歌う(笑)
【12月17日(日)】
我孫子武丸氏から夜中に電話。何事かと思ったら、パソコンがぶっこわれてIP接続できなくなってしまったという話。時期が時期なので年内は日記更新が不可能、京都インターネット宛のメールも読めないとのこと。このさいもう一台のプレサリオにWin95をインストールするしか、とゆってるんだけど。
水鏡子師匠はわたしが寝てる隙に競馬に負けてすごすごと加古川に帰っていきました。
ちなみにこの日はぱらんてぃあ忘年会。なにが行なわれていたかについては、某所に発表された山岸真氏のレポートを無断引用する。
翻訳学校で宮脇さんに教わっている、黒田さんという三十歳くらいの女性のかたがきていた。京都生まれの立命館卒。綜合社でリーディングやっていて、きょうは別の仕事であっていた小林さんにさそわれた由。SFはやりたいがファンというほどででなく、スリップストリーム(ということばは知らないみたい)がほんとは好きとか。ほか参加者は、尾之上、中原(夫のみ)、山田(パソコン買って通信はじめた)、川口(朝ドラを録画するほどの管野美穂フリークと判明。わからんやつ)。
(ところで、自由国民社SF総解説のむかしの欄外で、「熱烈なSFファンがミステリの翻訳家になった、なぜSFをやらないかときかれて『だって初恋のひととは結婚しないものでしょう』」というのがあって、これは宮脇さんのことだとどこかできいた気がするのですが、ちがったでしょうか?)
例会の話題:ぶいぶい表紙は『神の目』に似てる(上が青で下が緑、タイトルに神とつく)ほかぶいぶいのこと。起動すると本になるナノマシンができれば保存スペースがすくなくていいのに(自己増殖して本のかたちになって、ページごとにプログラムどおりに活字をならべていくという……それって「ウェブスター」か)。今年の米英の新作は新人は多くてにぎやかだけど、質的にいまひとつ。マガジンベスト、マクドナルドを尾之上がシモンズ二部作のつぎに、おれが三位に推す。神保町のバーゲンで千円だったので、ベアのLEGACYを買ってしまった小林さん。クルートSF:ILLUSTRATED ENCYCLOPEDIA見せびらかし(先週につづいてあきないおれ)。SFMのヒューゴー/ネビュラ特集の解説者と訳者ふたりで、まあまあまあまあまあ。太陽系SFうちあわせ、月SFってなにがあったっけ(はい、『無限アセ』チェック済みです)。パソコン話。
大森のほうは久々の休養日でキネ旬用映画消化のつづき。「バットマン・フォーエバー」はバツ。「SFW」はまあまあ。あと一本はなんだっけ、忘れちゃった。どのみちたいした映画ではないでしょう。ドラクエは中断中。
【12月18日(月)】
4時・秋葉原駅でチャールズ・プラット&えりこさんと合流、コミック虎の穴に連れていく。日本製アダルトコミックをぜひ買いたいってことだったのでそれなりにリサーチしてるのかと思ったら、固有名詞をひとつも知らない(笑) 虎の穴まで奮発(?)する必要は全然なかったって感じ。ついでに買おうと思ったコミケカタログはまだ入荷してないし。
朝から歩き回って疲れたというふたりをザ・コンの地下のWOODに落とし、ちょっくらTゾーンミナミまで行ってダイナブックSS450用のメモリ8メガとバッテリー購入。合わせて6万近い出費(;_;) なんか泥棒に追い銭という気がしないでもない。
6時早川書房。編集部の人々&高橋良平氏と合流してから会場の〈東園〉に向かう。阿部、塩澤、嘉藤、河野、上池の早川勢と、山岸真、白石朗、高橋、大森が迎撃メンバー。レイチェル・ポラックは性転換で男になってしまったとか、ラングドン・ジョーンズは作家を廃業して時計職人になったとか、バリントン・ベイリーは食えなくて炭坑で働いていたことがある(笑)とか、貴重な話をたくさん聞いた気がする。まあプラットも、いまじゃアメリカではだれも覚えてないような昔のSF友だちの名前をことごとく知っている日本人たちと話ができてうれしかったにちがいない(笑)
10時半くらいで解散になり、そのあとコミックビームの忘年会の二次会に合流しようという予定だったのに、先に行ってるはずのさいとうよしこがはるばる一次会場のセンチュリーハイアットまでたどりついたときにはすでに移動のあとで、どこでやってるんだか場所がわからない。水玉さんの携帯も通じないってことなので、とっとと帰ってビデオを見る。
日記の目次にもどる
ホームページにもどる
リトル東京ページにもどる